ノルン水上スキー場◆群馬で都心から最短。変化に富んだ斜面も魅力!

特派員現地レポート

ノルン水上スキー場は、関越自動車道水上ICから3km弱。群馬県では首都圏から最も近いスキー場です。リフトが4基、コース数は5本と、スキー場全体の規模は比較的コンパクトながら、巧みなコースレイアウトにより約2kmのロング滑走も可能。それぞれのコースは変化に富んだ斜面構成で、滑りごたえも満点。日帰りでもたっぷり滑ることができ、技術レベルを問わず楽しめます。

新宿発「水上A行」というバス。ノルン水上スキー場ばかりでなく、同じ水上エリアの奧利根スノーパークに行く人も乗せていく
スキー場のセンターハウスは近代的なビル。エントランスもオフィスビルのよう
エントランスから1Fまではエスカレーターを利用。大荷物を持っての移動が楽々!
エスカレーターを上がり、1F通路を少し歩いた右側が更衣室
さらに通路の先、1Fの奧がレンタルコーナー。左側の階段で2Fに上がるとゲレンデへの出口があり、滑る準備はエントランスから順番に整っていく
いつもはスキーだけど、今回はスノボをレンタル

正面の第2ペアリフトからまずはゆっくり足慣らし

ゲレンデはセンターハウスを中心として、放射状にリフトが上がっていくという配置。どのコースを滑っても最終的にセンターハウスに行き着くので、グループで来て一人ひとりが思い思いに滑っていても集合が簡単。バラバラになるようなことはありません。
リフトは全部で4基。まずは正面の第2ペアリフト(341m)が足慣らしにはピッタリという感じ。このリフトではEコースまたはDコース下部の比較的緩やかな斜面を滑ることになるので、ビギナーも安心です。調子が出てきたら、滑れる人は左手の第3クワッドリフト(906m)を利用して、Eコースの少し長めの滑走を楽しんでみてはいかが? このコースは全長約1km。圧雪されたフラットバーンですが、上部は最大斜度が23度とややキツめ。ここでは少々スピードに乗ったカービングのロングターンが快適です。

センターハウス前から左方向にゲレンデベースを見る。正面が第2ペアリフトで、その左側がEコース
センターハウス前から右方向にゲレンデベースを見たところ。正面のゲレンデはDコースの下部。右手のリフトがこのスキー場のトップまで上がっていく第1クワッドリフト
どこを滑っていても、最後はスキーセンターに行き着くコースレイアウト
センターハウスから見て一番左側の第3クワッドリフトでEコースのトップにアクセス。コースの上部は少々斜度がキツめ。Eコースは適度な斜度変化があって中・上級者には楽しい

右手の第1クワッドリフトを利用すると、さまざまなコースバリエーションが楽しめる

中~上級者は第1クワッドリフトを利用し、不整地斜面やロング滑走にチャレンジしましょう。このリフトは全長1,455mと長く、391mの高低差をイッキに稼ぎます。斜面下に向かってリフト沿い左手のAコースは最大斜度30度のコブコブ斜面。同じくリフトに沿った右手のBコースは最大斜度26度で、前半は若干不整地ぎみですが、後半はフラットな気持ちのいいバーンに。
そしてグルッと迂回するCコースは最大斜度21度の中級向きバーン。途中からDコースに合流して滑り続ければ、トータル2kmものロング滑走が可能です。そのDコース途中には、「ROOKIE PARK」や「ENJOY PARK」といったパーク施設も用意されています。
全体的にはコンパクトサイズのスキー場ながら、変化に富んだコースが幾本も開かれていてとてもエキサイティング。ノルン水上スキー場は「ちょっと侮れない面白さに満ちている」といった印象です。

第1クワッドリフトはベースから高低差約400mを高速で上がっていく。このリフト降り場を起点に、さまざまなコースバリエーションが楽しめる
第1クワッドリフト右側は最大斜度30度、平均22度というコブだらけのAコース。ここは上級者御用達のかなりハードなバーン
第1クワッドの左側を少しリフトに沿って下るのがBコース。出だしは若干の不整地、その後すぐにフラットなバーンに
ぐるっと迂回するCコース。Dコースに向かって滑り込んでいけば、ベースまで約2kmの連続滑走ができる
Dコースは途中でAコースとも合流
Dコースの途中にはレールやキッカーなどが用意されている
Dコース下部。モーグルバーンや巨大なキッカーなどもつくられていて遊び要素満載

山頂からの景色もグッド。日本百名山の数々が望める

ノルン水上スキー場の最上部、第1クワッドリフトの降り場の標高は1,220m。スキー場下部に向かって遮るものがなく、晴れた日には正面に武尊山、左手に尾瀬の至仏山、右手奥に日光白根山や赤城山といった日本百名山の数々が望めます。また、反対側にははるか遠くに浅間山の容姿も見渡せます。

思いのほか景色のいいスキー場なんです、ここ。滑る前にちょっぴりそんなこともしべておくと、スキーにプラスして眺望をもっと楽しむこともできそうです。

奧利根郡や遠く日光方面の山々が望める

センターには数々の施設が集中。到着から帰るまでの全てがここで整っちゃう

コースの途中に休憩できる施設はないので、食事やティータイムは主に近代的な建物のセンターハウスで。ここにはレストランをはじめ、カフェ、更衣室、レンタルルーム、ショップ、スキースクール受付、休憩室や託児所など、スキー場のあらゆる機能が集中しています。

センターハウス2Fのレストラン「トロル」では、人気料理番組『メンズキッチン』とのタイアップメニューが登場。3Fには江の島の「PLAY THE EARTH」が出店し、名物のジャークチキンなどが食べられます。

またセンターハウスの並び、第1クワッドリフトの裏手にも「ゼロカフェ食堂」がオープン。各種ラーメンやハンバーガーなどのメニューを提供しています。一箇所で全てが揃っちゃうってとっても便利ですね。

食事も休憩もセンターハウスで
センターハウスのメインレストランは「トロル」。料理番組とのコラボメニューもあり
ランチはロコモコをオーダー。男女を問わず人気のメニューとのこと。温泉玉子付き
PLAY THE EARTHが出店。カウンターでお酒も楽しめる
滑り疲れたらセンターハウス2Fのスウィーツガーデンで甘いもの休憩。ソフトクリームでしばしマッタリ!
スウィーツガーデンの隣は小物ショップ。ゴーグルやグローブほか、さまざまなアイテムが並んでいる
センターハウス1Fにもショップ「TELEMARK」があり、こちらはお土産品などを販売
第1クワッドリフト裏手のゼロカフェ食堂ではラーメンもチョイスできる

首都圏からの最も近いスキー場のひとつ。日帰りでもたっぷり滑れる

オリオンツアーの「ノルン水上スキー場」プランは、朝発日帰りのバスを使ったスキーツアー。(1泊プランもあります)首都圏から近いので、朝発でも早い時間に現地に到着し、遅くまでたっぷり滑れます。しかも、スキー場はコンパクトながらも変化に富んだ斜面構成。お手軽アクセスなのにフルにスキーやスノボ滑走が満喫できるということで、ビギナーはもちろん、あちこちのゲレンデを経験しているエキスパートにもぜひおすすめです。

オリオンツアー「ノルン水上スキー場」プラン
https://www.orion-ski.jp/area/tambara_area/norun_minakami/

ノルン水上スキー場 公式HP
http://www.norn.co.jp/

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