シャトレーゼスキーリゾート八ヶ岳◆野辺山高原に開かれたオシャレなゲレンデ。スキーセンターにはスイーツも充実

特派員現地レポート

JR小海線の野辺山駅は、日本一標高の高い駅として有名。シャトレーゼスキーリゾート八ヶ岳はその野辺山駅のすぐ近くにあります。こぢんまりとした規模ながら、標高1,400mのベースを中心に開かれているコースは5本あって多彩。初心者から上級者まで技術レベルを問わずに楽しめるスキー場です。

またスキー場の名称にもなっているように、運営しているのはケーキやお菓子を全国展開する「シャトレーゼ」。スキーセンターには数々のスイーツが用意され、休憩タイムのお楽しみも盛りだくさんです。

現地滞在時間は7時間以上。1日たっぷり楽しめるプラン

オリオンツアーのシャトレーゼスキーリゾート八ヶ岳プランは、JR町田駅ターミナル口から出発。ここから目的地まではわずか150km程度で、午前7時発のバスは9時半頃には現地に到着してしまいます。朝発日帰りプランでもスキー場の滞在時間は7時間10分と長く、1日たっぷり滑りを楽しめます。

バスが到着するスキーセンターはゲレンデの目の前。1階のエントランスを入ると正面に更衣室、すぐ左手がレンタルコーナーで、ゲレンデへの出口は2階。エレベーターを利用すれば2階に上がるのも楽々。身支度を済ませたら、アッという間にゲレンデに立つことができる、効率的な配置です。

シャトレーゼゲレンデマップ
野辺山高原の起伏に富んだ地形に5本のコースが開かれている。積雪も人工降雪機で常に安定
第1駐車場から見たスキーセンター全景。この建物の中にあらゆる機能が整っている
スキーセンターのエントランス。「シャトレーゼスキーリゾート八ヶ岳」のお楽しみはここから始まる
エントランスを入り、正面がすぐ広々とした更衣室。ドライヤーも用意され、帰るときの身だしなみはバッチリ整えられる。もちろんロッカー完備
レンタルコーナーには上から小物まで何でも揃う

ゲレンデへ出口は2階。歩きにくいスキーブーツを履いていてもエレベーターがあるので楽チン!
ゲレンデ側から見たスキーセンター。外に出たら即滑走可能なレイアウト

スキーセンターの目の前から一番長いメインのリフトが延びる

スキーセンターを出ると、すぐ正面はこのスキー場のメインリフトともいえる高速クワッドのバレーリフト(723m)乗り場。

リフトの降り場からは、「バレー1」「バレー2」「バレー3」の3本のコースにそれぞれ滑り込むことができます。最初はなだらかな斜面がえんえんと続くリフト右手のバレー1にGo! 安全のためにもまずは軽い足慣らしから。

バレー2はリフトのすぐ左手。ここはコースの途中、バレー1よりは幾分か斜度があり、中級向きといった感じ。バレー2の奥に並行するバレー3は再び緩やかな斜面構成で、スクールの初級者レッスンなどに好適な印象。途中「わんぱくゲレンデ」もつくられていて、小さな子ども連れのファミリーも安心なコースです。

センターを出ると、正面に高速クワッドのバレーリフトの乗り場。スキーやスノボを着けたら即滑走可能
バレーリフトからは3本のコースがチョイスできる。いずれもイージーなコース
バレー1は緩やかな斜面が長々と続く。初級者も安心なコース
バレー2は後半の斜度が少しキツくなる。でも全般的に快適に滑れるコース
バレー3ではジュニアのレッスンが行われていた。子ども連れファミリーにも安心といった印象

「ホーン」は斜面変化が面白い。中級レベルはもちろん上級者も楽しめるコース

バレーリフトの右側に架かっているのは「ホーンリフト」と呼ばれる347mのペアリフト。このリフトを降りて滑り込む「ホーン」は、コースの長さは短いけれど、適度に斜度変化する愉快なコース。少しスピードに乗れる技術レベルの人ならかなり楽しめるのでは。コース幅も割合広めで、ロングターンのクルージングが快適です。

「ホーンリフト」乗り場もスキーセンターの目の前
「ホーン」はスキーセンター正面右手に開かれたコース。適度な斜度、適度な斜面変化が楽しい

アルペンはチャレンジしがいのある急斜面

比較的緩やかなコースの多い「シャトレーゼスキーリゾート八ヶ岳」ですが、「アルペン」と呼ばれるコースはガラリと雰囲気が一変。アルペンリフト(683mのペアリフト)の降り場は標高1,620mの地点。そこからは最大斜度32度の急斜面が、まるで衝立のようにストーンと落ち込んでいきます。

しかも、人工降雪機によってガッチリ雪を貼り付けた斜面は硬化し、一部は氷のよう。かなり難易度の高い斜面です。初級者は間違ってもアルペンリフトに乗ってはいけません。

でも、エキスパートスキーヤーorスノーボーダーにとっては絶対に面白い。足に覚えのある人はぜひともチャレンジ!

アルペンリフトは上級者御用達
リフト終点は標高1,620m。アルペンコースは標高差約200mをイッキに下る最難関コース
アルペンはキビシー斜面だからこそ逆に面白い

ビギナーやファミリーにやさしい施設

スキーセンター前のゲレンデベースには、ビギナーやファミリーのための施設が充実。特にキッズパークは完全に隔離されているので、小さな子どものいるファミリーも安心。動く歩道が用意されているので、ここで遊ばせていれば、子どもはアッという間に滑れるようになってしまうのでは?

スノーボード初心者のためのエリアも設けられているので、安全に基礎技術のマスターが可能です。

キッズパークのビニールハウスはいかにもシャトレーゼらしいデザイン
キッズパークには長さ40mの動く歩道が設備されている
キッズパークの隣にはスノーボード初心者のためのレッスンエリア。ぶつけられる心配がなく、安心して上達できそう。大人滑走禁止はキッズパークの立て札

 

スキーセンター内は飲食施設が3カ所。お菓子のシャトレーゼならではでケーキが豊富

スキーセンターの1階エントランスを入ってすぐ右手は「麺コーナー」、2階はゲレンデ直結の「カフェテリア」、3階はゲレンデや反対側の八ヶ岳が一望できる「展望レストラン」と、気分と好みに応じていろいろ楽しめます。

また、絶対に外せないのは、お菓子の直売コーナーやジュースコーナー、焼きたてパンの販売。シャトレーゼならではの数々のケーキが種類豊富。麺コーナーにはケーキセットを持ち込めるので、デザート休憩などはいかが。

2階のカフェテリアは明るく広々としたスペース
メニューは定番的な洋食と丼物が中心。バリエーションが豊富
ランチに「温玉ハヤシ」をオーダー。トロリとマイルド、かつ濃厚な味わい。スープも付いている
3階の「展望レストラン」からゲレンデの反対側を望む。窓には八ヶ岳の解説も
お菓子の販売コーナーにはケーキが豊富に陳列。どれにしようか迷います!
ジュースコーナーでのフレッシュジュースも外せない。デザート休憩タイムが楽しみ

小さなお子様からシニアま楽しめて日帰りスキー場に最適

「シャトレーゼスキーリゾート八ヶ岳」は親子専用休憩所をはじめ、授乳やおねんねができるベビールームも備えられるなど、ファミリーのための設備が充実。また、スキー場全体がちょっとお洒落な雰囲気に彩られていて、カップルでのお出かけにもグッド。

都心から近いので気軽に出かけることができ、小さな子どもから年配者まで誰もが安心して楽しめるスキー場です。

スキーセンター周辺の広場は広々としたスペース

 

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