これから行くスキー場を選ぶ時、何を一番に思い浮かべますか?
どのスキー場もサービスを満遍なく提供していて迷う…。そんな時は、ポイントを絞って特化したところを選ぶと、迷いがなくなります。
ここではスキー・スノボに出かける際、よくある希望や願望から抜粋した、「イチオシポイントで選ぶスキー場」を7箇所お届けします。
スキー・スノボ道具をどうするか悩んでいる方は、レンタルの充実度で選ぼう
初心者で道具を揃える心配や、近々購入を考えているのでいろいろ試してみたい、といったことが真っ先に思い浮かんだら…。
ぜひレンタルスキーの充実度でスキー場を探してみましょう。
レンタルスキーに頼ると得られるメリットは、荷物が減ること、道具の知識が無い場合でも用意してもらえる、といった点です。
また現在は市販されているスキー・スノボグッズを数多く取扱っているレンタルショップも登場しているので、購入前のお試しも可能な時代です。
白馬八方尾根スキー場(長野県)
白馬八方尾根スキー場は、公式サイトに掲載されているだけで10店のレンタルショップが存在します。
スキーグッズを販売しているメーカー直営のレンタルショップもありますし、品揃えが豊富なショップも見受けられます。
白馬八方尾根スキー場は日本国内でも屈指のスケールを誇り、海外にも名が知られているので、多くの旅行者が訪れます。
特に海外からスキーに訪れる場合、道具の運搬の苦労は計り知れないものです。
そういった点からも、レンタルサービスが非常に充実しています。
自分の希望するスペックを伝えてお任せしてしまえば、使いやすくカッコイイ道具を選んでくれることでしょう。
キレイなスキー場が良いなと考えている方は、設備の新しさに注目
味わいのある古い建築物も良いのですが、やっぱりキレイな方が気持ち良いと思ったら、設備の新しさに注目してみましょう。
例えば、リフトだけでなくゴンドラがあるだけで輸送力は随分変わります。メンテナンスも定期的に行われているところだと安心して利用できます。
クワッドリフトで考えると、フード付きかそうでないか、高速クワッドリフトかどうか等がチェックするポイントになるでしょう。
これらに比例するのが、やはりベースの施設でしょう。公式サイトで自分の求めるイメージかどうか確認すると、より決めやすくなります。
最近施設がリニューアルされているスキー場の一つがこちらです。
石打丸山スキー場(新潟県)
石打丸山スキー場は18-19シーズンに新しいリフト「サンライズエクスプレス」を導入しています。非常に珍しいリフトで、ゴンドラとクワッドが同一架線上に存在しています。
またスキー場の顔となるベースのリゾートセンターも生まれ変わっていて、空港のエントランスのようなキレイさです。
このような刷新が行われていくと、古いものは「味」として良く見えるようにもなります。今後も設備の更新が期待される石打丸山スキー場はイチオシで、新設備が多くキレイなスキー場です。
初心者だけどいっぱい滑れる斜面が欲しい、と思ったらコースガイドを要チェック
初心者のうちは緩斜面を滑って練習したり、楽しんだりします。どこのスキー場でも緩斜面は存在しますが、ここで押さえておきたいことは、加えて長いコースがあるかどうか、です。
スキーの練習は、滑る直前に何を心掛けるか決めてから滑り出すと、より効果的で身に付きやすくなります。しかし、考えて実践できるのは2つ程度です。
また、距離が短い斜面での練習と、長い距離を滑って慣れていくことは、両方大切な要素です。
つまり、一般的な緩斜面に加えて、長い距離を滑ってスキー自体に慣れていけるコースが有るかどうかが、重要なポイントなのです。
舞子スノーリゾート(新潟県)
初心者の練習でイチオシのところが、舞子スノーリゾートです。
エリアが大きく3つに分かれていて、上級者があまり滑ってこないエリアを主戦場として、初中級者も楽しめます。
緩斜面の数も8コースと豊富で、飽きが来ませんしチャレンジ精神も生まれやすいでしょう。
そして何よりイチオシの理由が、6,000mに迫るロングライドがあることです。アクセスも良好で、ゴンドラ1本でさーっとトップへ連れて行ってくれます。
数多い初心者コースをあちこち回りつつ、何回かに1度ゴンドラでトップへ上がってロングライドを愉しめば、スキー・スノボの感覚が自然と身に付いてきますよ。
初めてのスキー・スノボ旅行という方は、+αの施設をチェック
スキー場へ行くこと自体が初めてです!という方や、初心者だけど、滑るだけじゃない楽しみがあると良いな、とお考えなら、+αの設備をチェックしてみましょう。
特色を出すためにいろいろとサービスが展開されており、キッズパークやスキー・スノボ以外のアトラクションなど、なるべく選択肢が限定されないように考えている所もあります。
パークやモーグルといった、スキー・スノボの遊びの中でのバリエーションを増やす施設もあります。
そんな中でも、特にテンションが上がりそうな、特別な体験ができそうなスキー場をご紹介します。
竜王スキーパーク(長野県)
竜王スキーパークはかなり縦長のレイアウトですが、初中級者のホームグラウンドは麓のエリアです。とは言っても幅が広く、かなり滑りごたえがあるコースなので、練習も十分に行えますし、楽しめるでしょう。
またスキー場初体験!といった方にイチオシなのが、動く歩道とそこからつながっている第3ペアパラレルリフトです。
動く歩道はエスカレーターのようなもので、リフトの乗り降りに不安な方の心強い移動手段となってくれます。
慣れてきたら、すぐ目の前の第3ペアパラレルリフトを使って移動し、練習したり楽しんだりと幅が広がります。
そしてさらなる特別な体験が、世界最大級の166人乗りロープウェーです。
徒歩でも乗車できますので、スキーを早めに切り上げて乗るのも良いかもしれません。山頂エリアへ上がると、景色も雪質も一変しますので、ぜひ一度は体験してみてください。
山頂エリアでも初心者コースがありますし、レストランもあるので楽しみ方はいろいろ。降りる時もロープウェーでラクラクです。
ゲレンデの食事が楽しみたい方は、リゾートで本格的な食事を味わえるスキー場を選ぼう
滑るのはもちろん楽しみだけど、おいしいものを食べたいと考えた時、ゲレンデの規模の大きいとペンションなど休憩所が増える傾向にあるので、コース内であちこち行ってみるというのも手です。
また、スキー場のベースが温泉街なら、食べ歩きのアフターも楽しめるでしょう。
そして、初心者にもイチオシなのは、リゾートスキー場の存在です。
様々な業態の企業が運営していますが、リゾート志向のスキー場であれば、隣接するレストランで本格的な料理が楽しめたりと、高い確率で目的を満たせるでしょう。
リゾートスキーとおいしい食事が堪能できるスキー場をご紹介します。
苗場スキー場(新潟県)
スキー場の規模としては国内でも有数で、知名度も抜群です。多くの人が足を運ぶスキー場なので、リフトの輸送能力も高く、快適です。
運営は大手ホテル会社なので、完全にリゾートスタイルのスキー場ですね。
ゆったりとしたコース幅でのんびりと流しつつ、ちょっと疲れたら目に入ったおいしそうなものを食べてみる、といったスキー・スノボも良いものです。
なんと苗場スキー場はホテル内に22ヶ所、ゲレンデに7か所の飲食店やフードコートがあって、食べるものに事欠きません。
ホテルが運営しているだけあって、本格的なディナーを楽しむこともできます。
とにかくゲレンデに近い宿が良い方は、ホテルが併設されているスキー場へ
スキー場のツアーで一番多いのは、リフト乗り場で道具を外した後、ペンションまで歩いて戻るケースです。
中には平らではなく、ちょっと坂道が大変な場所もあります。
それでも食事がおいしかったり、ちょっと宿泊料が安かったりとメリットは多くありますが、たまには直でゲレンデに出られる宿泊施設が良いなと思うこともあるでしょう。
そんな方にイチオシのスキー場をご案内します。
上越国際スキー場(新潟県)
ホテルから出るとすぐゲレンデです。しかもそこから滑り降りる場所もあります。
斑尾高原スキー場(新潟県)
こちらもゲレンデは目の前です。ホテルの前で準備体操をして板を履き、すぐにリフトへ乗車できます。
上越国際スキー場、斑尾高原スキー場ともゲレンデのサイズは大きく、宿泊施設のキャパシティーもかなりの規模です。
夕方、滑りをいったん終えて部屋に戻った後、ナイター開始時間になって、さあ行こうと思っても面倒くさくなってしまったり、休憩でも部屋が遠いと戻るのが一苦労だったりします。その後ダラダラ部屋で過ごしてしまうこともよくあるでしょう。
そういったことも、これだけゲレンデが近いと、フットワークが軽くなります。
ゲレンデに近いスキー場のホテルは他にもありますので、現地での快適さを求める方は、このような立地のホテルなどを探すと良いでしょう。
スキー場に辿り着くまでが辛い時は、駅を降りたらすぐゲレンデがあるところに行こう
スキー場までアクセスする時、多くは最寄り駅で降りた後、シャトルバスに揺られて数十分から数時間ほど要します。
寝たり景色を楽しんだり、友人と話をしたり、ゲームをしたり。
何かと時間をつぶす要素はあるものですが、それでも近い方が時間にゆとりもできて良いでしょう。
実は駅チカならぬ駅そのものがスキー場の施設という所があります。
GALA湯沢スキー場(新潟県)
駅がスキー場施設と言っても過言ではないスキー場が、GALA湯沢です。
新幹線の線路が見えており、ほぼスキー場の施設と合体していますが、大手交通会社が運営しているので、このような条件下での施設運営が可能となっています。
アクセスは圧倒的に有利です。
ゲレンデの規模もなかなか大きく、17コースあります。さすがに駅前からガンガン滑れるのではなく、ゴンドラで上のスキー場ベースまで上がってからが本番です。
でもちゃんと駅前までのコースもあるので、駅を降りたらゲレンデに嘘偽りはありません。
まとめ
皆さんはどのイチオシ条件を選びますか?
自分で探す時は、真っ先に何を思い浮かべるか把握した上で選んでみると、より自分に最適なスキー場を探し当てることができます。
また、スキー・スノボ未経験の友人や家族を連れて行こうと思った時は、今回紹介した例から選んでプランを組むと、喜ばれるかもしれません。
迷っている初心者の友人を巻き込みたい!と思ったら、+αで説得できるような条件を探してみましょう。