ゲレンデに降り積もった真っ白な雪を見ると、ついついテンションが上がってしまいますよね。
特に普段はあまり雪が積もらない地域に住んでいると、雪だるまを作った経験なんてないという方も多いのでは?
この記事では雪だるまやかまくらの作り方と、上手に作るためのコツをご紹介します。
雪遊びの鉄板!~雪だるま作ろう編~
雪だるまを上手に作るコツ
かわいい雪だるまを作るには、3つのコツを押さえておきましょう。
1.湿った雪を使う
2.表面をきれいに仕上げる
3.上下の比率は「3:4」
スキーやスノボではパウダースノーのスキー場が好まれますが、雪だるま作りでは少し水分を含んだ雪であることが大切です。
サラサラの雪では雪どうしがまとまりづらく、雪玉を作るのが難しくなってしまいます。
まずは、おにぎりを握るような感覚で、ぎゅっぎゅっとしっかりと雪を固めて、直径10cmくらいの雪玉を作ります。
雪玉を転がして、どんどん大きくしていきます。この時に同じ方向に転がすといびつな形になってしまうので、均等に大きくなるようまんべんなく転がします。
ある程度大きくなったら、きれいな球になるように手で雪を固めて表面を整えます。
上玉と下玉のバランスが悪いと、なんだか不格好になってしまうことも。
理想的な比率は「3:4」です。下玉を作り終わったら、一回り小さいサイズの上玉を作って重ねましょう。
上玉を重ねる時には、下玉の上の部分を少しだけ平らにしておくと安定します。
重ねた後は、重なっている部分に雪を集めて固めておくと、気づいたら上玉が落ちていた!なんてことを防げます。
ここまでできたら、あとは顔などのパーツをくっつけてデコレーションをします。
拾ってきた小枝や小石、葉っぱなどでかわいく顔を作りましょう。
スキー場らしく、ゴーグルやニット帽をつけてあげるのもかわいいですね。
海外ではスノーマン!雪だるまとの違いは雪玉の数
日本では雪だるまですが、海外ではスノーマンと呼ばれています。
雪だるまは雪玉2つで作りますが、スノーマンは雪玉が3つ以上。3つ目の雪玉は脚なんだそうです。
雪玉を3つも作るなんて大変!でもスノーマンらしさを出したいという場合のコツは顔の作り方。
鼻をオレンジ色に、口を点で作るだけでも海外のスノーマンの雰囲気を出すことができます。
顔が作れないときはスマホアプリで加工?!
ゲレンデでは雪はたっぷりあっても、顔などのパーツに使う材料を揃えるのが難しいこともありますよね。
そんな時でもご安心ください。写真を撮って、カメラアプリで顔を作るという裏技的な方法もあります!
雪だるまの印象を決めるお顔だって、簡単に調整できちゃうので意外とおすすめの方法です。
意外と力仕事かも?~かまくら作ろう編~
ドーム型の雪を掘るかまくらの作り方
人が入れる大きさのかまくらを作るなら、直径1m~1.5m程度の円を描き、その中にどんどん雪を集めて固めます。
こちらも雪だるまと同様、サラサラの雪は固まりづらいため、水分を含んだ雪を使うことが頑丈なかまくらを作るコツです。
高さ約1m~2m程度のドーム型にすることができたら、しっかり固まるまで一晩程度そのまま放置します。
壁の厚さを均等に掘り進めるために、20cmから30cm程度の枝などを雪に対して直角になるように刺します。
入り口部分から雪を掘って行き、枝が見えたら他の場所を掘るようにします。
雪のドームを完全にくり抜き終ったら、外と中の壁をスコップの背などで叩いて固めれば完成です。
ブロックを積むかまくらの作り方
大量の雪を積み上げて、更に中をくり抜くように掘るのは大変な作業です。
箱などに雪を詰めて足で踏み固めてブロック状の雪を作り、それをレンガのように積み上げていくという方法もあります。
ドーム型と同様、人が入れる大きさを作るなら直径1m~1.5m程度の円状になるようブロックを並べます。
ブロックを積み上げる時にはどうしても隙間ができてしまうので、雪を隙間に詰めながらかまくらを作っていきます。
高さ1m程度の円柱状になるように積み上げたら、屋根の部分を作るためブロックを斜めにしながら積んでいきます。
あまり角度をつけると崩れやすくなってしまうため、先に小さな出入り口用の穴を作っておき、中からブロックを支えて天井を埋めるのがコツです。
短時間で作るならミニかまくら
かまくらといえば、やっぱり中に人が入れる大きさが理想的ですよね。
だけど、スキー場で本格的なかまくらを作るには、大量の雪と想像以上の労力が必要なためちょっと難しいかもしれません。
ゲレンデでお手軽にかまくらを作るなら、ミニかまくらがおすすめ。
バケツいっぱいに雪を詰めて固めたものをひっくり返してドーム型にし、入口部分を作って手やスコップなどで掘るだけでできあがります。
小さな雪だるまを作って、中に入れてあげるのも可愛いですよ。
スキー場で雪遊びをするときの注意点3つ
人の邪魔になる所で遊ばない
スキー場は本来スキーやスノボを楽しむべき場所。人の邪魔になるところでは雪遊びはやめましょう。
特にゲレンデやコース上に雪だるまやかまくらを作ると、スキーやスノボを滑っている人と接触してしまう危険もあります。
作っている時はもちろん、作った後もしばらく残るため、邪魔にならないところで楽しむなどマナーを守りましょう。
スペースが決められているときは従う
雪遊びができるスペースはキッズパークのみなど、予め決められているスキー場もあります。
スキー場ごとに違いがある場合がありますので、必ず注意事項を確認して決められているルールに従いましょう。
小さな子どもの邪魔をしない
キッズパークはファミリー向けのエリアのため、小さなお子さんたちもたくさん遊んでいます。
このようなお子さんたちの邪魔にならないよう周囲を確認して雪だるまやかまくら作りを楽しみましょう。
まとめ
雪遊びの定番、雪だるまとかまくらを上手に作るコツと、スキー場で雪遊びを楽しむ時の注意点を紹介しました。
スキーやスノボにちょっと疲れちゃった…という方は、ぜひ休憩時間に雪遊びを楽しんでみませんか?
くれぐれも、つい夢中になってしまってスキーやスノボを滑る時間がなくなってしまった!ということのないようにご注意くださいね。