スキー場での撮影にぴったりな性能をもつカメラ3選+番外編1

コラム

スキー場でさまざまな風景などを撮影するのも、ゲレンデの楽しみのひとつです。スマホで撮影するのも方法の一つではありますが、カメラやGoProなどを持ち込んで撮影してみると楽しみ方も変わってきます。楽しく撮影するためにも、いろいろとある注意点を確認しておきましょう。

スキー場で撮影するために求められる機能は?


スキー場で使うカメラに求められる機能はいろいろとあります。ゲレンデという不安定な状態の中で撮影するため、どんなに高い性能を持っていても、手ブレ補正が効かなければうまく撮影できません。補正が撮影の邪魔になる場合もありますが、レジャーなどで使用するカメラとして考えれば必須の機能です。
コンパクトなのも重要でしょう。ゲレンデを滑る以上、大きさは大事な要素です。あまりに大きなカメラになると、滑るのに邪魔になってしまい、撮影に集中しなければならないので、コンパクトで軽量なものが良いでしょう。
ズーム機能もどんな性能か確認します。別のレンズをつけてしまえば、高機能にはなりますが、その分大きく荷物が増えます。光学ズームなら、余計な装備もいらず、機能としても有効なためスキー場のカメラとしてはピッタリです。
防寒や防水性を持っているのは、必須条件になるでしょう。カメラを使用する場所は、普段生活している環境ではなく雪があり、湿度も上がる可能性があるので、防寒防水機能のものを選ぶ必要があります。

精密機器のカメラを壊さないためにも


ゲレンデは雪山であり、平地とは環境が全く異なります。低温や湿気はカメラに影響が及ぶため、十分に注意が必要です。
実際にどの程度の気温を想定しているのかが重要です。バッテリーはかなり影響を受けます。現在のカメラには、コンパクトでも高い性能をもつリチウムイオン電池が使われるのが一般的です。この電池は気温が下がると、極端に性能が下がります。長時間撮影したいのであれば、予備のバッテリーは必須です。予備バッテリーはできるだけ暖かいところに保存しておくのがポイントですが、湿度が上がらない場所に保管しておきましょう。
結露対策は必須です。雪の中で撮影する以上、ボディ内部に湿気が及び、結露する可能性が出てきます。精密機器なのであり、結露してしまえば故障のもとです。使わないときはビニール袋に入れて密閉し、急激に温度変化を与えないようにします。袋の中には吸湿剤としてシリカゲルを入れておくといいでしょう。一度でも結露が見られたら、乾燥剤と一緒に風通しのいい場所で保管します。電源もオフにして、ショートしないようにしなければいけません。内部の電子基板が腐食してしまえば、二度と使えなくなる可能性もあるため、十分に注意して扱うのが基本です。

ゲレンデで写真を撮るにはコツがある


雪山で撮影するポイントは、露出補正にあります。ゲレンデで雪焼けするというのは、白い雪が光を反射するためです。露出測定という部分で誤差が生まれやすいため、性能が良ければよいほど、黒く移ったりもします。露出不足の状態が起きるためこの現象が起こるのですが、そこでプラス補正をかけましょう。このときに、絞りとシャッタースピードが選択肢となります。両方補正するのではなく、どちらかを補正します。ゲレンデ以外にも、周囲が明るく被写体が暗く映るというときには使えるテクニックです。
雪という白い背景があるため、シャッタースピードは極端に早くして撮影するのも方法です。流し撮りをしても、背景の変化が少なく、どうしても効果が上がらないため、シャッタースピードを優先してとるというのもゲレンデでの方法になります。

GoProを使って迫力のある動画を

アクションカメラとして有名になったのがGoProです。さまざまなモデルが作られるようになりましたが、迫力のあるシーンが撮れるため、一気に普及してきました。ボディは手のひらに乗るような小型のサイズで、ハイスピードカメラとしての性能も持っています。防水設計もされていて、スキーの映像撮影としても活用されるようになりました。
GoProが普及してきた背景に、小型軽量だったことで三脚に固定するといっただけではなく、衣服や頭部にも固定できるということが挙げられます。車やバイクに搭載するといった使い方もできますが、それだけ速度が早くても対応できるのがメリットです。

滑っていても邪魔にならないコンパクトな「SONY Cyber-shot DSC-W830」

カメラとしてコンパクトで、価格もリーズナブルに抑えられるのが、SONY Cyber-shot DSC-W830です。光学手ぶれ補正の機能を持っており、光学8倍ズームも持っています。オート撮影機能もありますが、なによりも有効画素数が2010万画素とかなり大きな写真も撮れるのが特徴です。
価格はリーズナブルで、スキー場に持っていくにはちょうどいいでしょう。三脚の取り付けもできますが、防水機能は持っていないため、密閉できる袋に入れて持ち運ぶほうが良いです。

あらゆる環境にタフに対応!Olympus T(Tough)シリーズ

その名前の通り、タフな使い方ができるのがOlympus T(Tough)シリーズです。あらゆる環境で性能を発揮するというコンセプトで作られたカメラで、スキー場でもしっかりと使えます。
防水性能も搭載しており、-10度の低温でも使えるように設計されています。レンズの性能も高く、4倍光学ズームです。ゴーストやフレアの発生も抑えてくれるため、スキー場での撮影にぴったりのカメラです。

360度を簡単に撮影可能「RICOH THETA SC」

360度撮影ができるカメラとして、気軽に楽しめるのがRICOH THETA SCです。高画質な性能を持っており、自然な360度撮影ができるのが特徴で、電源を入れたらわずか1.5秒で撮影ができるのも、大事な瞬間を逃さないためにも必須の性能でしょう。迫力のあるゲレンデの撮影ができます。
専用のアプリもついているため、撮った画像を便利に活用できるカメラです。

まとめ


ゲレンデでの撮影は、さまざまな楽しみ方がありますが、精密機器としてのカメラの扱いには注意点があります。
大切なカメラを壊さないようにしながら、性能を生かすような撮影方法も知ると、スマホでは取れないような美しい写真も楽しめるようになるでしょう。

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