長野県飯山市では毎年冬になるとかまくらの里が開かれます。雪深い地域ならではの光景で、かまくらを見たことがない人には興味深いイベントです。たくさんのかまくらが立ち並び、そっとあかりがもれる様子は写真を撮るには絶好のスポットです。開催期間は約1ヶ月ですがスキー・スノボで思い切り滑った後にちょっと立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
かまくらの里とは?
長野県飯山市は新潟県との境にある街で日本でも屈指の豪雪地域です。その雪を利用して毎年、かまくらの里とかまくら祭りが開催されています。地元住民のかまくら応援隊によってさまざまな大きさのかまくらが作られ、日本の文化を楽しみながら幻想的な世界を体験できるので毎年とても人気があります。
出典:かまくらの里|特集|信州いいやま観光局
開催場所
長野県飯山市寿
開催期間
かまくらの里:2020年1月24日から3月1日、但し雪の状態によっては早期終了のこともあります。
かまくら祭り:2020年2月8日と9日
アクセス方法
車:上信越自動車道豊田飯山ICより20分、ナビを利用する場合はレストランことぶき村で検索すると分かりやすいです。
電車:北陸新幹線飯山駅よりバスで10分
料金
かまくら内の利用は一人1,100円、のろし鍋は一人前プラス1000円
かまくら祭りで利用できるスノーモービルなどの体験試乗は500円ですが、祭りへの参加やかまくらの里の見学は無料です。
かまくらの里、かまくら祭りのみどころ
約1ヶ月間行われるかまくらの里は週末の夜にはライトアップされ、とても美しい光景が見られます。かまくらは10人ほど入れる大きなものから2、3人が入れる小さなものまで様々です。入り口が小さく防風効果もあり、周りを気にすることなく楽しめます。予約すれば中で信濃平名物、のろし鍋を食べることできます。上杉謙信ののろしが由来とされ、きのこや飯山ブランド豚のみゆきポークがたっぷり入った味噌味の鍋です。食材の持ち込みもOKなので、地元の売店で売られている鍋用のうどんや飲み物を購入して食べることもできます。
出典:かまくらの里|特集|信州いいやま観光局
2月に行われるかまくら祭りは2日間にわたってさまざまなイベントが行われます。宝探しデームでは雪の中に隠されたリンゴを探して、そのリンゴに書いてある番号のプレゼントがもらえます。餅つき大会は臼と杵といった昔ながらの道具を使うので、とても風情があります。アツアツのつきたてのお餅をたくさんの人が楽しみます。最後には花火大会も行われます。雪深いかまくらの夜空にスターマインやナイアガラが打ち上がる姿は幻想的です。天候によってイベントが中止になることもありますが、今年も盛りだくさんのイベントが行われる予定です。
かまくらの里、かまくら祭りに行く時の注意事項
かまくらの中は暖かいですが、外に一歩出るととても寒いので防寒具は必要です。特に足元は雪に埋もれてしまう可能性も高いため、長靴やスノーブーツなどなるべく長さのある履き物を用意した方が良いです。雪が降っていることもあるので、帽子や手袋、厚手の靴下も用意しましょう。濡れてしまったことを考えて着替えなどもあると便利です。
忘れてしまった場合は、北陸新幹線飯山駅1階にあるアクティビティセンターでレンタルすることもできます。長靴や防寒ブーツ、帽子など一通りのものはレンタルできます。但し、レンタルする場合には身分証明書が必要となります。
まとめ
長野県飯山市には戸狩温泉やスキー場も近くにいくつかあります。スキー・スノボだけではもったいないと思う人には絶好のスポットです。
写真を撮るだけなら特に予約など必要ありませんが、かまくらの中に入ってみたいと思っている場合は、かまくらの里は毎年大変人気があるので、早めの予約をお勧めします。