国宝松本城氷彫フェスティバルは長野県の冬のイベントとして人気があります。寒い地域ならではの特徴を生かして、職人が寒さの中夜通しつくる氷彫は、キラキラと輝いてとても綺麗です。近年では野外で展示されるところが少ないので、氷彫の感動的な写真を撮れる数少ない場所となっています。
長野県国宝松本城氷彫フェスティバルとは?
出典:全国氷彫コンクール結果発表!国宝松本城氷彫フェスティバル最終日 | 新まつもと物語
長野県松本市にある国宝松本城では毎年冬になると氷彫フェスティバルが開催され、2020年は34回目となります。松本市は最低気温がマイナス10度にもなるためその寒さを生かしたイベントです。長野県だけでなく全国から氷の職人が集まり、夜を徹して彫り上げた作品はどれも圧巻の一言です。
開催場所:長野県松本市 松本城公園
開催期間:2020年2月1日~2月2日
開催時間:10時~16時、但し2日目は15時30分までとなります。氷彫コンテストの作品制作は2月1日17時から翌朝5時までです。
料金:無料
アクセス方法:車の場合は長野自動車道松本ICから国道158経由で15分です。
電車の場合は中央本線あずさ号、松本駅で下車しバスで5分、または徒歩15分ほどでも行けます。
長野県国宝松本城氷彫フェスティバルのおすすめポイント
温暖化にともない、野外での氷彫フェスティバルは減少しているため松本城でのイベントは大変貴重です。氷彫の数も多く松本城以外の場所で展示していることもありました。コンテストも2017年で一旦最後ということになりましたが、内容を新しくして2020年も続けることに決まっています。気温の変化などを理由になくなってしまう可能性もあるので、開催されている間に早めに見学しておくことをおすすめします。
寒い中つくられた氷彫は松本城をバックに展示されます。氷の作品は気温が上がると透明度が下がってきてしまいます。場合によってはひび割れてしまったり溶けてしまうので、朝早いうちにいくと最も美しい状態を見ることができます。昨年は青空の下で展示されることとなり、青い背景の元でキラキラ輝いていました。どの作品も細部にわたって細かい表情が圧巻ですが、昨年の金賞はペガサスの親子というタイトルの作品でした。
出典:全国氷彫コンクール結果発表!国宝松本城氷彫フェスティバル最終日 | 新まつもと物語
1日目はコンクールの作品はないのですが、冬ならではの氷の滑り台があり実際に滑ることができます。それ以外にもダンスパフォーマンスや芸人さんのライブ劇場などのイベントがあります。また昨年からは若手の選手達による氷彫がプレイベントとして展示されています。コンクール作品と同様に前夜の18時から制作が行われ、未来の職人達の作品は初日の14時頃まで展示される予定です。
2018年からは松本おごっつぉ食堂とよばれる飲食ブースもあり、たくさんのブースが出店されました。松本の食材を生かしたグルメの焼き栗や蕎麦などでお腹を満たせます。
長野県国宝松本城氷彫フェスティバルを訪れるときの注意事項
フェスティバル開催中は松本城周辺の市街地道路は大変混み合います。松本城の北側には市営駐車場があり1時間200円で、それ以降は30毎に100円となります。満車の場合はタイムスや松本市役所にも駐車場があります。松本城近辺は満車の可能性が高いので、少し離れたところから松本市を散策しながら歩くのも良いです。
松本駅からは、タウンスニーカーという市街地周遊バスもでています。土日は20分ほどの間隔で運行していて、料金は200円です。何度でも自由に乗り降りできる1日券は500円で、大変便利です。
まとめ
国宝松本城は大変アクセスの良い場所にあります。溶ける前の氷彫を見て写真に収めてからスキー、スノボに行くことも十分可能です。さまざま理由によってイベント自体が無くなってしまう可能性もあるので、長野県に行ったときにはちょっと立ち寄って見てはいかがでしょうか。