気温もぐっと下がり、いよいよ冬本番となってきました。スキーやスノボ等のウィンタースポーツが楽しめる季節です。
今年こそチャレンジしてみたいと思いつつも、なかなか踏み出す勇気がない、という方もいるのではないでしょうか。そんな方も恐怖心の原因を抑え、しっかりと対策をすれば心配ありません。この記事では、スノボ初心者が恐怖心を抱きやすいポイントを4つに分けて、解決法と一緒に紹介します。
ぶつかるのが怖い
スノボに限らず、スピード感のあるスポーツに置いて初心者が不安なことの1つは、ぶつかることへの恐怖心です。コントロールができないうちは、コースを外れてしまったり、木や建物にぶつかってしまうのではないかという考えが頭をよぎります。最も不安なのは人にぶつかり、自分はもちろん相手にケガをさせてしまうのではないか、ということではないでしょうか。
それらの恐怖心を克服する為にも、まず最初の段階で、滑る練習以上に止まる練習をするのが大切です。スノボはボードの周りのエッジの角度によってスピードを調整します。そのエッジをどのように斜面に食い込ませるかを体感で覚えていきます。なだらかな斜面でボードが泊まる角度を繰り返して、止まれる、という安心感をもつことで次のステップに挑戦しやすくなります。
怪我が怖い
まだ、うまく滑れない段階で、つい考えてしまうのは怪我への恐怖です。スピード感やスリルは慣れてしまえば刺激的で楽しい感覚ですが、初心者にとっては骨折等の怪我を連想させるものです。実際に怪我をしてしまえば、スノボ事体に恐怖感を抱いてしまうこともあり得ます。
怪我の対策としては、まず上手な転び方を練習することが大切です。頭などを強く打ったり、関節をねじってしまうような大怪我を予防するためにも、受け身を取る感覚を身に着けます。これはスピードが出すぎてしまった場合にも有効です。早めに上手に転ぶことで、一から体勢を建て直してすべることができます。アイスバーンの様に地面が固くなっていると、転んだ時に痛いので、可能な限り雪質の柔らかい場所で練習するのもオススメです。
また、 ヒッププロテクターなどのプロテクターも販売されているので、怪我予防のためにも使用してみると安心して練習ができます。
リフトが怖い
スキーやスノボを楽しむに当たり、避けて通れないのがリフトです。まだコントロールがうまくできない初心者にとっては、未知の感覚と、周囲の人たちの目等のプレッシャーが襲ってくると感じる人も少なくありません。
このリフトが怖いという気持ちを克服するには、結論は慣れるまで繰り返し乗ることです。最初のうちは慣れている人にサポートしてもらいながら一緒に乗ってもらうと安心できます。乗るときや降りる際に掛け声や手を引っ張ってもらえると、転ぶこともなくスムーズに乗ることができます。また、万が一1人で乗らなければいけない場合でも係の方がスピードを遅くしてくれることもあります
多くの方は、最初のリフトへの恐怖心を体感しているので、失敗してしまっても温かく見守ってくれると信じて一歩踏み出してみることが大切です。
急斜面が怖い
転び方や止まり方といった基本的な動きを練習したら、いよいよコースに出て練習を行います。この時、急斜面が怖いという不安感に襲われることがあります。下から見ているよりもコースの上から見る斜面は勾配が急に感じ、初心者であればその感覚は尚更です。
まず、焦らずに緩やかな傾斜からチャレンジしていくことで、恐怖心を克服することをお勧めします。幅が広めのコースであれば、より滑りやすく、横滑りを利用しながらゆっくり降りてくることが可能です。滑る際に、目線を遠くに意識して置くこともポイントです。初心者はつい足元を見てしまいますが、これは姿勢が崩れてしまう原因となり、自分が思っている以上にスピードが出ているように感じる原因となります。遠くを見ることで、気持ちにも余裕を持つことができるようになります。基本的な動きを思い出し、冷静に対処することができるでしょう。
まとめ
スノボ初心者が抱きやすい恐怖心と対処法を紹介しました。原因と対策が分かっていれば、焦ることなくチャレンジすることができます。何よりもまず一歩踏み出すことで、自分の楽しさの幅を広げることができます。
無理せず周囲の協力を得ながらステップアップしていく経験は、自身の楽しさはもちろん周囲との信頼関係を深めることにも繋がり、良い経験となるのではないでしょうか。