これからスキーデビューを考えている人の中には、どのようなアイテムを準備すればいいか困っている方もいるでしょう。
そこで、初心者の方向けに持参すべきアイテムをご紹介します!
スキー場でレンタル可能なアイテム
スキー板
スキー場でレンタル可能です。長さはいくつかありますが、自分の身長をベースにして選ぶのがコツです。基本的に短い方が回転などのコントロールがしやすくなります。身長によって個人差はありますが、男性は160~170cmくらいが目安です。女性は男性よりも10cmほど短めのものを基準にして選びましょう。
ストック
ストックも初心者の場合はレンタルで十分です。グリップを握った際に、腕が地上に対して水平になるくらいものが適しています。あまり長いものを使うと、転倒などのアクシデントが発生した時にケガをするリスクが高まります。
スキーブーツ
自分で持っていくと荷物がかさばってしまうので、現地で借りるのがおすすめです。サイズを選ぶ際は、通常よりも一回り小さめのものを探しましょう。多少きつくて違和感があっても、しばらくするとフィットします。逆に余裕があると中で足が動いてしまい、後で痛みが残る恐れがあります。
スキーウェア
ゲレンデデビューの方はウェアもレンタルで十分です。昔は格好良くないイメージのあったレンタルウェアですが、現在はスキー場によって多種多様なブランドのラインナップがあり、新しいモデルやおしゃれなウェアを提供しているところもあります。
小物類(ゴーグル・グローブ・帽子)
レンタル可能ですが、肌に直接触れるものなので、ご自身で用意した方が安心かもしれません。また、スキー場によってはレンタルできない可能性があります。
持参すべきアイテム
インナー類
インナー類は保温性に優れたものを持っていくようにしましょう。専用のインナー、もしくは普段身に着けているような体になじんだものでも大丈夫です。
下着
着替えとして持っていくと良いでしょう。初心者は転ぶことが多いです。ウェットな雪で頻繁に尻もちをついていると、ウェアの中まで染み込んでくることがあります。また、滑りに慣れていないため、運動量も多く汗をかきがちです。初心者ほど用意しておくにこしたことはありません。
タイツ
防寒対策として身につけたほうが良いでしょう。スキーウェアだけでは寒風が入ってきやすく、下半身が冷えてしまいます。長時間滑っていると汗をかきますから、吸汗性に優れたものが適しています。
靴下(厚手のハイソックス)
足先から全身へ徐々に寒気が広がる可能性があるので、厚手のものを選ぶようにしましょう。
身分証明書類
現地レンタルの利用を考えている場合は、運転免許証などの身分証明書が必要となります。
また、体調不良やケガなどで万が一病院へ搬送された場合、健康保険証がないと治療費を自己負担しなければなりません。コピーでも対応可能なので、持っていくようにしましょう。
小物類は事前に準備しておくべし
グローブ
グローブはレンタルすることも可能ですが、持参しておくと便利です。選ぶ際は、手が冷えないよういにしっかり保温できるものを見つけましょう。
インナーグローブ
寒がりの方は、グローブの下に装着するインナーグローブも用意するとよいでしょう。着用すると指先が冷たくならずに済みます。
ゴーグル
本格的にスキーにチャレンジする方は、購入することをおすすめします。レンタルで何度も利用するよりコストパフォーマンスが良いからです。
帽子
ニット帽やキャップなどを準備しておくと良いでしょう。転倒時などに頭部へのダメージを軽減する効果があり、実用性にも優れています。
リフト券ホルダー
ウェアにリフト券専用のポケットが付いていれば不要ですが、ない場合は用意しておきましょう。リフト乗り場で出し入れする手間が省けますし、うっかり落としてしまう危険性もなくなるからです。また、紙の券などが、水分を含んでヨレヨレになるのを防止できます。
初心者が持っていると便利なアイテム
インナープロテクター
初心者には転倒がつきものです。滑走時は少なくとも時速20~30km程度スピードが出ているので、転び方によっては大けがになる恐れがあります。プロテクターは体にかかるダメージを軽減できるので、慣れないうちは身に着けておくと良いでしょう。
ヒッププロテクター
転ぶ際にはお尻から着地するパターンが多くなりがちですが、ヒッププロテクターを装着していれば痛みを軽減できます。また保温機能に優れたものもあり、冷え対策という意味でも有効です。
いざというときに役立つアイテム
ネックウォーマー
冷え対策におすすめです。スキーウェアは首までカバーされているものが多いので、必要ないと思うかもしれません。しかし、吹雪などでコンディションが悪いと、首元の隙間から雪が入ってくることがあります。そんなときにネックをウォーマーを着用していると、より万全の寒さ対策ができます。
日焼け止め
雪焼け対策のために持っていきましょう。ゲレンデでは太陽の光の80%程度が反射すると言われています。汗で流れかねないので、塗り直すためにスキーウェアの中に入れておくと手軽に使用することができます。
使い捨てカイロ
寒さ対策として有効です。お腹の周辺に貼れるタイプのカイロを持っていくと便利です。
着替え
長く滑っていると汗をかきます。そのままだと快適に過ごせなくなるため、着替えを持っていくと安心です。また転倒して濡れる場合もあるので、その対策としても欠かせません。
持ち物や着替えを入れるバッグ
スキー場に行く際には様々な持ち物を持っていくため、まとめて詰め込めるようなバッグを用意しましょう。長距離移動の場合、キャスター付なら重たくてもスムーズに持ち運べるので便利です。
ビニール袋
着用済み、もしくは濡れてしまった衣服類などを入れる用に持参すると良いでしょう。
薬
けがや病気対策など、いざというときのために準備しておくと安心です。普段服用しているものがあれば、必ず持参しましょう。
防水スプレー
スキーウェアそのものが防水加工されていない場合、スプレーを吹きかけるだけで水をはじきます。
栄養補給食品
小腹がすいたときに持っているとその場で食べられます。万が一遭難してしばらく助けが来ない場合でも、空腹をしのぐことができます。
湿布
初心者の場合、力の入れ方のコツがまだつかめないので後日筋肉痛になる恐れがあります。湿布があれば、応急処置をすることが可能です。
まとめ
スキー場でレンタルできるスキー板やストックなどは、自分で持っていくと大変ですから、初心者はレンタルでも十分です。
ただし小物類についてはレンタルされていないところも多いので、あらかじめ準備しておくと安心です。
いざというときのために薬や保険証なども持っていくようにしましょう。