スキー板を持ち運ぶのに必須なのがスキーケースです。持ち運ぶための使い勝手を良くするためはもちろん、スキー板を汚れから守るためにも使用します。複数台持ち運ぶ場合には、そのぶん容量の大きいものが必要になります。
この記事では、お勧めのスキーケースの選び方をいくつか挙げていますので、是非参考にしてみて下さい。
スキーケースってどういう物?
スキーケースはこのような物です。
スキー板を収納する袋ですが、この中にストックも入れておくこともできます。人によっては、メンテナンス用具やダスター(水分を拭き取るタオルなど)を入れる人もいます。
運搬・保護
あらゆるシチュエーションで、この2つが当てはまります。車でスキー場へ行く場合、キャリアに板を乗せることがあります。剥き出しだと板へのダメージがあるので、袋に入れた方が良いです。特に積雪地域だと、融雪剤が巻かれていますから、板に付着するとかなり痛みやすくなります。
また輸送してもらう場合でも、ケースが無いとビニール袋に入れられるだけなので、傷が付く可能性も増えるでしょう。現在は、フルパッドといった衝撃吸収材で守られているスキーバッグも多く登場しています。そして自分で持ち歩くにしても必要不可欠です。
移動中のケガの防止
運搬に必要不可欠な理由にも含まれていると言って良いでしょう。スキー板はエッジが鋭く、ストックの先端も尖っています。ケースだけではなく、2枚の板をケース内で固定しておくためのテープや、ストックの先端を保護するキャップもあり、それらを包括するスキーケースの重要度は高いです。
全てのアイテムをまとめて収納できるケース
バッグにスキー板はもちろん、ウェアなどの荷物を全部詰め込むことができるのが、オールインワンタイプになります。
最大のメリットは、やっぱり1つで全て収納できることでしょう。また配送料金も抑えられやすいというのもメリットの一つです。通常は板と他の荷物で料金が発生します。サイズは大きくても、1個口で済むので安く済ませられます。完全に手持ちするのではなく、キャスターが付いているので、引っ張って持ち歩ける場所なら重さも平気です。
デメリットもあります。スキー場のホテルに到着した後は、スキー板をロッカーで預かってもらうことが多いです。板が入っていないと形が崩れるため、若干の持ち運び難さがあります。アクセス時にバス降り場から宿泊施設まで少し距離がある場合、キャスターが付いていても引くのが大変なケースも多いです。キャスターと荷物の高低差は殆どないため、バッグを雪上で引き摺る事になります。
バランス良く収納したり、いつでもサッと荷物を分割できるリュックを仕込んでおけば、さらに快適なバッグとなるでしょう。
様々なスキー場へ出かけるなら、1台収納タイプが便利
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殆どの方は1台分が収納できるケースで十分でしょう。
特に最寄りの交通機関から宿泊施設まで距離があるスキー場や、車で出かける場合にはキャリア搭載時の保護としても役に立ちます。
現在だと、スキー板はかなり短くなっているので、1台用のケースに入れて担げば、素早く走って移動も可能です。
荷物の個数が増える事による機動力の点については、さほど負担にならないでしょう。
デメリットとしては、やはり運送料の増加です。
他の荷物を収納するバッグも購入が必要です。スキーに持っていける物となるとそれなりに費用もかかるので、コストが増えます。
複数のスキー板を運ぶなら2台分収納できると便利
出典:【19-20 NEWモデル】OGASAKA〔オガサカ 2台用 スキーケース〕<2020>TWO DX【送料無料】 | スキー用品通販ショップ – 大阪タナベスポーツ
家族や友人、パートナーといった複数台分の収納には、2台用のケースもあります。
実は2台どころか、5台入るスキーケースも存在します。競技で数種類のスキー板を用意する人などが利用するバッグとも言えますが、複数台の収納が可能であり、価格は1台用とさほど変わりません。キャスターが付いていることが多く、持ち運びも考えられて作られています。ケースが誰かと一緒でもOKという人や家族でスキーを楽しむなら、お勧めのバッグです。
メリットは、何と言っても1つにまとめることによるコスト安でしょう。
またスキー板はロッカーに入れることが多いので、まとめて持って行けます。帰宅時の片付けも1箇所集約で捗るでしょう。
スキーケースの種類と運ぶ方法で選び方が変わる
スキーケースの種類が把握できても、自分がどれを選ぶべきか迷う人もいるでしょう。
まずは配送するか自分で持ち運ぶかが、最初の選択肢と言えるでしょう。
配送するかしないかで決める
配送するなら、荷物数は少ないほうが有利です。雪道を持ち歩く事も想定しなくて済むので、オールインワンが良いでしょう。手荷物は別にして持ち歩けるように、収納を区分するのが重要ポイントです。
配送しない場合
自分で持ち歩くなら、スキー専用の1台収納ケースも選択肢に入れましょう。持ち歩きやすいので、雪道での機動力は専用ケースの方が圧倒的に有利です。
一方バスツアーの場合、大きな荷物はバスのトランクに預けることとなります。到着時には乗車している人数分のスキーケースを運び出すことになるため、荷物がバラバラになってしまうようなことがないよう、オールインワンなど1セットにまとめられるものがおすすめです。
飛行機の場合には、手荷物の持ち込み可能サイズを確認しておくことが大切です。スキーに行く前に荷物のサイズや重量をきちんと把握しておくと、乗り込みの際に慌てずに行動できるでしょう。
また車での移動も考慮するなら、保護できる1台収納がオススメです。複数台の収納が必要な場合は複数台用でも問題ありませんが、荷台の収納スペースによってはオールインワンは向いていないこともあるので注意しましょう。
自分にあったスキーケースを選ぼう
スキーケースの種類に関係なく、使い勝手という点で注目しておきたいポイントを抑えておきましょう。
キャスターの性能
これはスムーズなキャスターがオススメです。インラインスケートなどにも用いられるタイヤを使用している物が転がりも良く、引っ張って転がす時の音が気になる方にもピッタリです。
収納
小物入れはあった方が良いです。ただし無くても、ポーチでまとめて入れておけば済むので、重要度としては高くはありません。
クッション性
クッション性については、先端や末端部分の防護が施されていると安心感が違います。
まとめ
今回はスキーケースについてオススメのポイントなどをピックアップしました。
手荷物と分けるのはもちろんですが、使い勝手が良くなるようケース内でも更なる小分けと、いつでも取り出せる状態に分別したリュックを入れておくなど、色々試してしてみましょう。
また雪道は大きい荷物を引っ張るのに不向きです。今回の内容を参考にして、移動手段や配送も含め、自分の行動に合ったバッグを探してみて下さい。