初めてのスノボ&スキー。「うまく滑れるようになれるかな?」と、多くの人は最初不安に思うことでしょう。一緒に行く友だちがみんな経験者だったりする場合、「もしかして自分は置いてけぼり?」なんてちょっと心配にもなりますよね。そんなアナタの強い味方が現地で開催しているスノボ&スキーのスクールです。短時間のレッスンを受けるだけで、受講後からみんなと一緒に楽しく滑れるようになること間違いなし!ここでは、スノボ&スキースクールに入るメリットを紹介しましょう。
理由1 経験豊富なインストラクターが自分にあった方法を教えてくれる
初スキー、初スノボだけれど、経験豊富な家族や友人に教えてもらうからスクールには入らなくても大丈夫と考えている方もいるでしょう。ですが、特に最初の工程である“雪を滑る”部分は各々の感覚に頼る部分が多く、教えてくれる方の感覚と自分の感覚があわないと意外に滑り出すまで時間がかかったという声も少なくありません。
その点、スクールは多種多様の感覚を持つ多くの人を教えてきたインストラクターが、確実に滑れるようになるまで面倒を見てくれる点が大きなメリットと言えます。なんてったって、インストラクター(先生)は「教えるプロ」。どういうレッスンをしたら初心者が滑れるようになるのか熟知しているんですから。
実のところ、初心者を教えるということには、経験者(すでに滑れるようになっている人)を教えるよりも難しい面が多々あります。そのため、多くのスクールでは、初心者レッスンに経験豊富なインストラクターを充てているんですよ。
「厳しいインストラクターだとイヤだなあ……」と不安に思う人がいるかもしれませんが、その心配も無用です。インストラクターのみなさんが異口同音にいうのは「楽しさを教えることが大事」ということ。受講生が危険なことをしそうになったときは、厳しい口調で注意することもあるでしょうが、楽しく、優しく教えることを大切にしているのです。
例え、滑れる友だちが「教えてあげるよ」と言ってくれたとしても、気遣いだけをありがたくいただいて、スクールに入るのが得策です。だって、その友だちは自由に滑りたいはずでしょ? その時間を割いて教えてもらうのは心苦しいものですよね。少し気の短いところのある友だちだと、アナタがなかなか滑れるようにならないと、だんだんイライラしてくるなんてことも。
それより、短時間のスクールを受講して、自分で自分の面倒がみられるようになってから友だちと合流したほうが、ずっと楽しめますよね!
【コラム】レッスン時間はどれくらい?
レッスン時間は、スクールによっていくつかのパターンがあります。ひとつは、90分、180分といった短い時間設定。もうひとつは、午前・午後(それぞれ2時間程度)に分ける時間設定です。「レッスン時間が短いとなかなか滑れるようにならないのでは?」と思われるかもしれませんが、短い時間設定を採用しているスクールの多くは「受講生3人まで」といったような少人数制をとっているので、効率よく教わることができますよ。
理由2 細やかな気配りがあり、気持ちよくスキー、スノボを学べる
初心者レッスンで、インストラクターが最初にチェックするのは、受講生の服装です。パンツの内側の裾がブーツの上にかぶさっているか、ジャケットの袖はしまっているか、ゴーグルは正しく装着されているかなどを、一つひとつ確認していきます。これらはスキー場で快適に過ごすために必要な知識。とくに転ぶことの多い初心者は、きちんとウエアを着ていないと、袖口などから雪が入り込んだりして、冷たい思いをすることになってしまうのです。
レッスン中に、「寒くないですか?」「暑くないですか?」と気遣ってくれるのも、プロのインストラクターなら当たり前。日差しが強いときは目を守るためにゴーグルやサングラスの着用をすすめたり、レッスン中にウエアが乱れたら直してくれたりと、常に受講生が快適でいるかどうかを気にかけてくれます。初心者は、教わることに一所懸命で、装備にまで気が回らないのが当たり前。それだけに、こうした気遣いはうれしいものですね!
【コラム】どんなウエア小物を用意しておくといいの?
今や、ほとんどのスキー場でウエアがレンタル可能としなりました。ただし、グローブや帽子、ゴーグルなどのウエア小物までレンタルできるかどうかは確認しておいたほうがいいでしょう。レンタルできない場合、事前にスポーツ用品店で、もしくはスキー場内のショップなどで購入する必要があります。
自分がそのスキー場に行く時期では、どんなウエア小物が適しているのか? 帽子は暖かいニットキャップがいいのか? ゴーグルよりサングラスのほうがいいのか? などなど初心者なら悩んで当たり前ですよね。スクールに入ることを決めているなら、事前に受講を予約するのと併せて、どんなウエア小物が借りられるのか、自分で用意するならどんなものがいいのかをよく聞いておきましょう。
理由3 インストラクターが安全を確保して、教えてくれる!
インストラクターが「滑る楽しさを伝える」ことと同じくらい意識しているのが、受講生の安全確保です。スクールでは、正しいスノボ&スキーの持ち方にはじまり、転び方、リフトの乗り降りの方法など、受講生がケガをしない、他人にケガをさせないためのノウハウをしっかり教えてくれます。ゲレンデに出れば、ボーダーやスキーヤーが受講生に突っ込んでこないか、常に目を配っていますし、ちょっと休憩するときなどは、その危険性が少ないところを選びます。
また、受講生が疲れていると感じたら休憩をとるなど、アナタの様子を見ながら無理のないようレッスンを進めてくれるなど、体調管理にも気遣ってくれます。これこそ「教えるプロ」のインストラクターだからこそできること。「滑れる友だち」には、そこまで期待するのはちょっと難しいですよね。
【コラム】万が一ケガしてしまったらどうしよう?
いくらインストラクターが安全を確保してくれるといっても、起きる可能性をゼロにできないのが事故というものです。スクールの受講料には、レッスン中の事故に対する保険が含まれていることがほとんどです。自分で転んでケガをしたような場合はもちろん、他人にケガをさせてしまったなんてケースでも、保険で対応できるのが普通です。これもスクールに入るメリットのひとつに数えられるかもしれませんね。
ただし、すべてのスクールが万全の保証を約束してくれるわけではありませんし、保証の額にも違いがあります。保険については予約時・受付時によく確認しておくことをおすすめします。
スクールは正しく基本を学べるのでその後の上達も早い
「安全・快適に、すぐに滑れるようになる」。ひと言でいえば、これがスクールに入るメリットです。このメリットを考えれば、受講料は決して高くはありません(むしろ安いかも?)。
もうひとつ、スクールに入るメリットを付け加えるならば、「正しい基本を教えてくれる」ことが挙げられます。どんなスポーツでも、基本はとても大事。基本がしっかりしていれば、その後の上達も早いのです。友だちから教わったり、雑誌や動画を見て独習したりすると、どうしても変なクセがついてしまうもの。クセがついてしまってからスクールに入ると、その矯正に時間がかかります。
初めてのスノボ&スキーだけでなく、その後のスノボ&スキーライフを楽しむためにも、初心者のみなさんにはスクールに入ることを強くおすすめします!
初スキー、スノボの友人にスクールをすすめるならこちら