東北から上信越まで。関東から日帰りで行けるおすすめのスキー場18選

スキー場情報

今年もスキー、スノボのシーズンがやってきました。関東在住で、今年はなるべく効率よく、回数多く、いろんな場所をまわりたい。そんなことを考えている、欲張りなあなたにぜひ読んでもらいたいのがこちらの記事です。回数多くゲレンデに行くため、いつも同じ場所で滑っていませんか? 今回は関東から日帰りで通える5つのエリアに絞って、2020年にぜひ訪れてほしいゲレンデをご紹介します。

スキー、スノボを楽しみたいけれどまとまった休みが取れない

冬を迎えてスキーやスノーボード三昧の毎日を満喫したいと思っているものの、まとまった休みが取れず、いつもと同じタイミングで同じゲレンデで行ったり、そもそも久しくスキーやスノーボードを諦めている方も少なくないと思います。しかし、関東在住ならそれはもったいない話。東京から日帰りで楽しめる魅力的なスキー場はたくさんあります。そこでまずは、東京から日帰りで通える著名なスキー場をご紹介いたします。

東京から日帰りで行けるスキー場ってどこなの?

日帰りスキー、スノボツアーと一言に言っても、何を持って日帰りなのか、どこまでが日帰りの対象エリアなのかは異なります。そこで今回は、下記の条件に沿って、日帰りでおすすめのスキー場を探してみました。

・現場への到着時間が読める電車での移動ではなく、車での移動をもととする
・朝は6時起床、7時に新宿出発。10時から最大18時までゲレンデにいて、19時現地出発、22時新宿到着までを対象とする
・大型連休などによる渋滞は加味せず、純粋に片道3時間の距離で算出する
・移動は一般道ではなく有料道路を優先とする
・予定到着時間について数分のズレは許容範囲とする

以上の条件を満たしたもののうち、2019年以降から開放されているゲレンデとなると、「長野県」「群馬県」「山梨県」「栃木県」「新潟県」が対象都道府県となり、福島県は日帰り対象外となります。

関東から日帰りで行ける18のスキー場はこちら

上記の条件を踏まえて、関東(新宿出発)で日帰りで行けるスキー場はどこか。新宿から片道3時間で通えるスキー場として対象エリアとなった「栃木県」「群馬県」「長野県」「山梨県」「新潟県」の5つのエリアから代表的なスキー場をご紹介いたします。

<栃木県>

ハンターマウンテン塩原

(197.7 km) 新宿から2時間58分

12のコースに、最大傾斜25度とそれほど難易度が高くなく、初心者〜中級者で賑わうスキー場。開業時にアメリカ・ニューヨーク近郊のHunter Mountainスキー場と提携していたため「ブロードウェイ」「セサミストリート」「ウォールストリート」などコース名称がアメリカにちなんだものになっています。

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マウントジーンズ那須

(204.8 km) 新宿から2時間48分

ブナ林をはじめとする栃木県の雄大な自然に抱かれたコースが好評。なかでも天気の良い日には眼下に広がる関東平野が望めるサンダウンは、最大傾斜20度でコース幅が広く初心者から上級者まで幅広い層の方から人気のある名物ゲレンデ。

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<群馬県>

川場スキー場

(160.9 km) 新宿から2時間32分

山頂からパノラマハウスまでのクリスタルコースと、そこからスキーセンターまでの桜川コースを合わせた計3,300mのロングコースが自慢。中級者には最大斜度29度、緩急自在で後半にコブがあり、全長1350mの高手スカイラインがおすすめ。

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ノルン水上スキー場

(159.0 km) 新宿から2時間28分

標高1,220m、最大斜度30度、最長滑走距離2,000mのゲレンデに5つのコースを用意するノルン水上スキー場。11のパークアイテムが揃うスノーパークに加え、子供から大人までが一緒に楽しめるスノーランドなど、コンパクトながら、様々なスノーアトラクションが楽しめるようになっています。

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オグナほたかスキー場

(167.1km)新宿から2時間55分

標高1,820mで、谷川岳や武尊山を越えてきた乾いた風が良質な雪を降らせるため、人工降雪機は使わず、天然雪だけのスキー場。ゲレンデがすり鉢状になっているため、雪がたまりやすく、強風の影響も比較的受けにくい造りとなっているのが特徴です。

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奥利根スノーパーク

(167,0km)新宿から2時間44分

場内にはコースが全部で10個あり、大きく分けて「向山Park」「ビギナーズPark」「万治平Park」の3つのエリアがあります。レストハウスから第2リフトに乗って行けるビギナーズParkは林道をぬって走るコースなど、変化に富んでおり初心者でも楽しめます。

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四季の森ホワイトワールド尾瀬岩鞍

(171.8km)新宿から2時間56分

群馬県屈指のビッグマウンテンにして、全18コースは初心者から上級者までレベルを問わず楽しめる仕様となっています。また、特許取得のプログラムで、室内ゲレンデからスタートするキッズ専用スクールもあり、ファミリーで楽しみたいという方にもにもおすすめです。

<長野県>

軽井沢プリンスホテルスキー場

(158.1km)新宿から2時間33分

人工雪中心のスキー場としては日本最大級の規模。降雪が少ない一方で晴天率が高いため、太陽に照らされて気持ちよく滑降できます。全体的にコースそのものは短いものの、急斜面や緩斜面、コブやミニジャンプ台を用意するなど多彩なコースがあるのも魅力です。

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富士見パノラマリゾート

(175,2km)新宿から2時間26分

晴天率が高いため冬季はほぼ快晴の日が続き、眼前に八ヶ岳連峰、東に富士山が望めるなど、眺望が抜群の富士見パノラマリゾート。ゲレンデは初級者向きのイージーバーンがワイドに広がり、ゴンドラを利用すれば3,000mもの変化に富んだロング滑走が楽しめます。
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佐久スキーガーデンパラダ

(162.2km)新宿から2時間30分

上信越自動車道『佐久平PA』に直結した全国唯一のハイウェイゲレンデ。8つのコースで構成されていて、そのうち8割が、初級者から中級者向けのコースとなっており、スキーやスノーボードの経験が浅くても楽しめるように配慮されています。一方で「ビバーチェ」と呼ばれる上級者向けのコースも用意されています。

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<山梨県>

ふじてんスノーリゾート

(115.7km)新宿から1時間50分

雄大な富士山を眼前に望む抜群のロケーションが自慢のふじてんスノーリゾートには、リフト4基、7本のコースが用意されています。ファミリー層から人気があり、まだスキーができないお子様連れの家族にも人気の「ちびっこ愛ランド」ではソリや雪遊び楽しめます。

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カムイみさかスキー場

(115.4 km)新宿から1時間35分

コースは5つ、最大斜度は21度、最長滑走距離は950メートルのスキー場。カムイみさかスキー場の名物コース「センターコース」は平均斜度が12度で、初心者でも安心して楽しめます。またコースはゲレンデの幅が広いため、お子様連れのファミリーも安心して利用できます。

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サンメドウズ清里スキー場

(165.8 km)新宿から2時間26分

標高1,900mから望む景色と質の良い雪が好評のスキー場。高速クワッドで一気に山頂まで上がれ、全8コースにアクセスできるので、効率よくたくさん滑りたい方におすすめ。コースは、緩斜面と中斜面中心のレイアウトでしっかり圧雪されたバーンが多いので高速カービングが楽しめます。キッズ向けには全長100mのそりゲレンデやスノーランドが用意されています。

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<新潟県>

神立高原スキー場

(183.9 km) 新宿から2 時間 47 分

リフトに乗りながら八ヶ岳の主峰「赤岳」の姿を望み、下りは富士山や秩父の山々を見ながら滑れるとても景色の良いスキー場。標高540m、ゲレンデ面積130haとスキー場としては中堅規模ですが、斜度のある谷間を使った巧みなレイアウトにより、滑走距離は短いものの中・上級者向けのコースが豊富な点が特徴です。

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湯沢中里スキー場

(186.6 km) 新宿から2 時間 51 分

全16本のコースは初級から上級までバランス良くレイアウトされ、誰でもが楽しめる内容。降雪後のパウダーが堪能できる最大斜度32度の非圧雪斜面や、平均斜度9度・1,000mの緩やかな斜面など、バラエティ豊なコースが揃っています。キッズやファミリーにぴったりの「なんちゃってスノーパーク」は、誰でも滑っているうちに自然とテクニックが身につくという、楽しくて実用的なゲレンデアトラクションとなっています。

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・湯沢パークスキー場
(185.4 km) 新宿から2 時間 49 分

杉林の間にバランスよくレイアウトされた11のコースは、ゲレンデデビューの初心者から上級者まで幅広いレベルに対応しています。スノーボーダーには様々なアイテムを常設したスノーボードパークが人気です。

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舞子スノーリゾート

(191.3 km) 新宿から2 時間 50 分

ホテル隣接する「舞子ゲレンデ」、最長6,000mにも及ぶロングランを楽しめるコースが魅力の「長峰バレイ」、上級者向きの高難易度コースがずらりと並ぶ「奥添地ボウル」という3つのエリアで、全24コースで構成される初心者から上級者まで楽しめるスキー場です。

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石打丸山スキー場

(188.0 km) 新宿から2 時間 50 分

23コース、15本のリフトが稼働する上越エリアでも最大規模を誇るスキー場です。 上部では、GALA湯沢スキー場ともつながっており、シーズン中は三山共通券でGALA、湯沢、石打丸山スキー場の3スキー場を楽しむことができます。また、ナイターでの滑走エリアが広いのも特徴。

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エリア別 関東から日帰りで行けるスキー場の特徴

今回ご紹介した「長野県」「群馬県」「山梨県」「栃木県」「新潟県」はいずれも、スキーやスノボだけでなく観光地としても魅力的なエリアです。そこでここではスキー場情報ではなく各都道府県の特徴、魅力をご紹介いたします。

雪質良好!初心者にもおすすめな栃木県のスキー場の魅力

首都圏からの近さに注目が集まりがちですが、関東屈指のスキー場と呼ばれる所以は雪質が良好の上、晴天率が高い点。また、初心者、ファミリー向けから中級〜上級者向けまで多彩なスキー場があることも人気の理由のひとつといえます。

加えて、日光や那須といった全国的に有名な観光スポットもあるため、スキー、スノボだけでなく、観光地としても魅力的な場所といえるでしょう。

<栃木県の主な観光スポット>
・あしかがフラワーパーク
・日光東照宮
・華厳滝

<栃木県の主なグルメ>
・宇都宮餃子
・佐野ラーメン
・けんちん汁

関東屈指のパウダースノー群馬県のスキー場の魅力

標高の高い山が多く、良質な雪が降るための天候が比較的安定しているため、丸沼高原や軽井沢、たんばらなど有名どころを含め、大小20のスキー場がある群馬県。特に1〜2月にかけて降るパウダースノーにより各スキー場の雪質が比較的、良い点も魅力です。

あわせて日本屈指の温泉地であり、さらに観光名所も多いことから宿泊して群馬県を存分に楽しんで変えるスキー、スノーボーダーも多いです。

<群馬県の主な観光スポット>
・富岡製糸場
・尾瀬国立公園
・草津温泉・草津湯畑

<群馬県の主なグルメ>
・水沢うどん
・太田焼きそば
・おっきりこみ

外国人からも愛される長野のスキー場の魅力

白馬や志賀高原など、世界的に有名なスキー場が点在するため、世界中のスキーヤーやスノーボーダーが一度は行きたいあこがれのエリアとして挙げるのが長野県です。

同じく世界的にも名を馳せている善光寺や、猿の入浴で有名な地獄谷野猿公苑など観光地としても魅力ある場所が点在しています。また、レタスや松茸、水わさびに代表される野菜の出荷量が全国1位であることも注目すべき点で、現地のグルメを目当てにこの地を訪れるスキーヤーやスノーボーダーも少なくありません。

<長野県の主な観光スポット>
・国宝松本城
・善光寺
・地獄谷野猿公苑

<長野県のグルメ>
・蕎麦
・馬刺し
・りんご

絶好のロケーションの中でスキーやスノボを満喫できる山梨県

ゲレンデ自体はそう多くないものの、ふじてんスノーリゾートや、サンメドウズ清里スキー場など、富士山や南アルプスを望む絶好のロケーションを持つ素晴らしいスキー場があるのが山梨県の特徴です。

冬になると見応えを増す山梨県の風景の中でも、年末年始にかけて見られる「ダイヤモンド富士(富士山の山頂部と太陽が重なって生じる光学現象)」はその一つで、迫力のある神秘的なその雄姿は日本人なら一度は見てみたい光景。また、富士山周辺の富士急ハイランドや河口湖などはプレイスポット、散策スポットとしても有名です。

<山梨県の主な観光スポット>
・富士山
・富士急ハイランド
・ほったらかし温泉

<山梨県の主なグルメ>
・ほうとう
・桔梗信玄餅
・勝沼ワイン

食も温泉も満喫したい!新潟県のスキー場の魅力

国内屈指の豪雪地帯にして、都心からの距離も近く、人気のスキースポットのひとつである新潟県。上越国際スキー場をはじめ、苗場や湯沢など雪質が良く、設備も整ったスキー場が多く、また標高の高いスキー場から、広大な敷地を持つスキー場まで初心者から上級者まで、本格的に滑りたい方から、カップル、ファミリーまで懐深く受け入れてくれるのもこのエリアの特徴です。

また、食の宝庫と言われるだけあって全国的にも有名な食材や料理は枚挙にいとまがなく、せっかく新潟を訪れたのだから、と一泊して新潟グルメを満喫する方も多いのも頷けます。

<新潟県の主な観光スポット>
・彌彦神社
・新潟市水族館 マリンピア日本海
・にぎわい市場 ピアBandai

<新潟県の主なグルメ>
・へぎそば
・ズワイガニ
・イタリアン

料金?移動の速さ? 日帰りでスキー場に行くならどの移動手段がお得なのか

今回、自家用車で新宿から3時間圏内のゲレンデを紹介していますが、実際のところ、スキー場に行くのに便利なのは車と電車どちらなのでしょうか。それぞれを利用した際のメリット、デメリットについて考えてみたいと思います。

気がつけば目的地。新幹線で移動する際のメリット、デメリット

基本的に今回ご紹介したエリアのほとんどは新幹線を利用すれば車で移動するより早く目的地に着きます。また、自動車を運転する際の疲れが生じない他、目的地までの到着時間のズレが生じづらいのはメリットと言えるでしょう。さらに雪道を運転する危険やストレスを回避できる点も特筆すべき点と言えます。

一方で、電車とバスを乗り継ぐ際の荷物の持ち運びは手間がかかり、さらに現地に向かう途中にある魅力的なスポットを訪れるのが難しく、さらに行き、帰りともに電車のダイヤに左右される点も、やや不便と言えるかもしれません。

<メリット>
・基本的に混雑などがなく、到着時間が見込めやすい
・移動中の運転の疲れなどが生じづらい。運転手だけに負担を強いることがない

<デメリット>
・自宅から現地までスキーやスノボの道具を持ち運ぶのが不便
*一部、スキー場まで宅配するサービスもあります
・途中で行きたいスポットがあっても気軽に立ち寄れない
・電車のダイヤなど、一部、時間的な拘束を強いられる

一切の気兼ねなし。マイカーで移動する際のメリット、デメリット

レンタカーあるいはマイカーでスキー場に訪れるメリットは時間の配分を自由に決められる点。例えば、一緒に行く人を自宅まで送り迎えしたり、現地に向かう途中に魅力的なスポットをみつけたら、任意で寄り道できます。また、一緒にスキー、スノーボードを楽しむ仲間と気兼ねなく移動できる点は電車と多く異なります。さらに現地の駐車場に停められれば、道具を運ぶ距離やストレスは最小限に抑えられます。

一方で渋滞などに巻き込まれた際は到着時間、帰宅時間ともに大幅な予定変更を強いられる点は、この移動方法の最大のデメリットと言えるでしょう。さらに、雪道の運転、復路であればスキー、スノボを楽しんで疲れた身体で運転しなくてはならない負担の大きさなどは考慮すべき点です。

<メリット>
・道具を運ぶ手間が少ない
・自分たちのペースで休憩が取れ、好きな場所に立ち寄れる
・乗る人が多い場合、割り勘で考えれば、電車と比較して交通費を安く抑えられる可能性がある

<デメリット>
・到着時間、帰宅時間が読みにくい
・疲れや雪道を運転するストレスなどを考慮すれば、行き、帰りともに運転者の負担が大きい。

実はお得。出発地点もたくさんあり、安く行けるバスツアー

電車、車(マイカーなど)の移動それぞれに、メリット・デメリットがあることがわかりました。自分たちがどういったことも目的に、何を最優先するのかによって選んでいただければと思いますが、実はこれらのデメリットを軽減できる方法があります。

それがバスツアーに参加することです。もちろんこちらの方法にも一部、デメリットやデメリットを解消できていない部分はありますが、電車、車の良いところどりしている点もあるのでぜひ、検討してみてください。

<メリット>
・バスに乗っているだけで行き来できるので、運転するよりも楽
・スキーやスノボの荷物を運ぶのが電車移動を比較すると格段に楽
・新幹線での移動と比べると、料金が安い
・雪道運転の心配が解消
バスツアーに参加するならオリオンツアー

まとめ

いかがでしたでしょうか。今回は関東から日帰りで行けるスキー場のご紹介と、移動手段についてご紹介しました。どこに行くのか、どのように行くのかは自分のプラン次第の部分はありますが、賢く選んで、充実したスキー、スノボシーズンを満喫してみてくださいね。

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