ついに今年もシーズンがきた!初すべりでの注意点を解説

コラム

スキーやスノボではよく聞く「初すべり」という言葉。
そもそもこの初すべりとはいったいどんな意味なのでしょうか。またどんなメリットがあるのでしょうか。
ここではスキー初心者の方でも分かりやすく、初すべりの醍醐味やメリット、デメリット、注意点などについてご紹介します。

「初すべり」とは?

初すべりとは

初すべりとは、オンシーズン(本格的にスキー・スノボのシーズンに入る時期)前の段階ですべりを楽しむことです。
しかしながら、その期間は曖昧です。
多くのスキー場やスキーツアーを取り扱う会社では、スキー場のオープン日をはじめとして、11月の下旬から12月の中旬にかけての期間を初すべりと定義しています。

初すべりの時期

スキー場がオープンする日は積雪量によっても変わるため、各スキー場では過去毎年の積雪量の統計と直近の天候の変動具合からオープン予定日を決定します。

初すべりには良いことがたくさん!初すべりのメリットとは

では初すべりには、一体どんなメリットがあるのでしょうか。

費用が安い

まずはなんと言っても利用料金の安さです。
本格的にシーズンに入る前は、料金がとても安く設定されています。シーズン中では最も安いのがこの期間でもあります。リフトの使用料金も数百円程度と、とてもお得です。

混雑の緩和

また泊まりがけを計画している人は旅館やホテルにも空きがあり、宿泊するにも困ることはありません。
次に混雑が少ないためのびのびとすべれます。やはり一番混むのがオンシーズン中ですので、人目を気にせず練習したい方にはもってこいの期間です。
同時に交通機関の混雑も無縁です。

初すべりには良いこともたくさんあるけれどデメリットもある

また逆に初すべりのデメリットもいくつかあります。

ツアー日程と合わない可能性も

シーズンの始めの段階ですので、スキー場のオープンが間に合わず、ツアー会社で予約したツアー日程と合わない場合が多々あります。
この場合はキャンセルするか、改めてツアーに申し込まなければなりません。

積雪量の関係などで一部すべれないエリアもある

スキー場のオープン日は天候に左右されますので、オープン日が大幅に遅れることも珍しくありません。仮にオープンしていても積雪量が十分でないエリアは滑走できません。雪が十分積もっていない部分は岩や地肌がむき出しになっていたりととても危険ですので、滑走可能範囲が限定されている場合もあります。
エリアが限定された場合、ほとんどが山頂付近でしかすべることができず、初心者にはハードルが高くなります。
またリフトを乗り継いでいかなければならないので、滑走できるコースまでたどり着くのが大変になることもあります。

初すべりには注意点もいくつかある

一番風呂ならぬ一番スキーでは、誰よりも早くゲレンデを堪能できるので気分がいいものです。しかし油断をしていると危険な目に合うこともあります。そればかりで無く、他人に怪我をさせてしまうこともあるので、そんなことにならないようにここで初すべりの注意点を押さえておきましょう。

人工雪はスピードが出やすい

まずこの時期のスキー場では多くのところが人工雪を使用している可能性が高いです。人工雪の特徴は水分密度が高く、雪質が固いことです。そのためスピードが出やすく、転ぶと痛みを覚えます。
他人ともぶつかりやすくなり、転倒した時に大怪我をしてしまうことも考えられます。そのため大きくジャンプをしたり、技を決めるなどの派手なアクションはできるだけ謹んだ方がよいでしょう。

新鮮な気持ちですべれる分、感覚を忘れていることも

また昨年何事もなくすべれていたからといって、今年も順調にすべれるとは限りません。この1年で体力が予想以上に衰えていたり、ブランクで技術の感覚が鈍っていることもあります。
いきなり思いっきりすべり出してしまうと、体がついていけず転倒して骨折などの怪我を負ってしまうこともあるので、くれぐれも慎重にすべるようにしましょう。

まとめ

初すべりのメリット、デメリット、注意点などを解説しました。
オンシーズン手前で費用が安く、混雑とも無縁でとても気分良くすべれますが、デメリットや注意点も多いので、気をつけてすべらなければ、他人を巻き込む大怪我に発展してしまうこともあります。
しっかりルールを守って楽しくすべることがポイントです。

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