2021-2022シーズンもハイシーズンに入りました。今回はオリオンバスツアーに参加して、丸沼高原スキー場に行ってきました。実際の現地のゲレンデ状況や、施設の感染症対策などについても詳しくご紹介します。
丸沼高原スキー場ってどんなところ?
群馬県の沼田エリアで一番東側に位置するスキー場が「丸沼高原スキー場」です。奥地に位置するだけあり、雪質が上質なことに定評があります。
13本あるコースのうち、7本が平均斜度9~13度という初級・中級コースで、どんなレベルの人にも適している丸沼高原スキー場。自然の地形を生かしたバラエティに富んだコースレイアウトで、上級者向けの非圧雪ゾーンから子どもも遊べるビギナーエリアまで、老若男女が楽しめます。キッズパークは無料で利用でき、ファミリーにも優しいのも特徴。エスカレーターも完備されているので、小さいお子さまでも安心して雪遊びが楽しめます。
ふもとに近い初心者におすすめなブルーコースは、土日などスキー専用コースになる日もあり、ビギナーやお子さまでも周りを気にせずゆっくり練習に集中できます。ボーダーに人気なのはジブパーク。ジャンプ系アイテムが集まったキッカーパークもあるので、レベルに合わせて技を磨けます。玉井太朗氏がプロデュースした、雪で作られたバンクが波のように広がっているスノーサーフパークも目玉です。
ではさっそく当日の様子をご紹介していきましょう。
集合・受付の様子は?
集合場所は新宿の都庁大型バス駐車場。新宿駅西口から徒歩10分くらいです。地下道を通ってまっすぐなので道に迷う心配なし。また集合場所の入り口にはオリオンツアーの看板もあり分かりやすかったです。
オリオンツアーの旗の前にいるスタッフに受付を行い、検温。体調不良や発熱がないか確認されます。ここで37.5℃以上の発熱がある場合は乗車はご遠慮いただいているとのことでした。
乗降口にはアルコール消毒が設置されており、手を消毒してからバスに乗り込みます。座席のヘッドレストの上にはフェイスシールドも取り付けられていました。隣の席との間にもカーテンがかかっており、車内も安心して過ごせる環境作りがされている印象を受けました。
いよいよ出発!
スキー板やスノーボードなど大きな荷物は、予約などなくバストランクに預けることができます。座席は、思ったより広々!足元の空間は余裕があり、リクライニングシートなのでリラックスして過ごせます。バス車内はWi-Fiも完備。コンセントもあるので、長い移動時間にスマホなどのデバイスも安心して使えます。
感染症対策のため、バス車内では食事は禁止。また大声での会話もご遠慮くださいとアナウンスがありました。また、バスはエアコンの外気導入モードを使用しており、車両の前方と屋根上から外気を取り込んで5分間隔で車内の空気は入れ替わっているとのこと。バスは密閉空間のように感じますが、換気はばっちりなんですね。
バスは快調に関越自動車道を走行。途中、高坂SAで15分ほど小休憩がありました。沼田ICを降りて、山道を上がっていきます。沼田ICには、たんばらスキーパークやかたしな高原スキー場など、人気スキー場が集結しています。丸沼高原スキー場は沼田エリアのなかでも奥側に位置するスキー場なので、ICを降りてからも1時間弱、山道を走ります。自分たちで車を運転していくのはなかなか大変ですが、のんびり過ごせるのはバスツアーの特権です。
スキー場到着!広くてきれいな施設でレンタルも充実
約4時間弱でスキー場に到着。
さっそくセンターステーションに入ります。センターステーションは数年前に建て替えられたとのことで、とても明るく清潔な印象。2階のリフト券売り場も広々していました。
まずは1階奥のレンタルコーナーへ。レンタルコーナーは広く、スキーやスノーボードがたくさん並んでいました。板は最新のブランドのものをそろえ、整備もばっちり。レンタルの質の高さはスキー場の自慢とのこと。身長や足のサイズを申告し板を出してもらいます。
ウェアは自分で選べるシステム。たくさんある中から好みのデザインを選べるのでテンションが上がりました。
レンタルできたら更衣室へ。更衣室は入ってびっくりするほど広々!
混んでいるときもロッカーが足りない、着替える場所がないということはなく、ゆったりと準備することができます。女子更衣室の出入り口には大きな鏡があり、髪の毛やメイク直しもできます。これは助かりますね。
身だしなみチェックができたらいざゲレンデへ!
雪質は最高!ゲレンデも広くて滑りやすい
この日の丸沼高原スキー場のゲレンデコンディションは最高でした。積雪は275cmで、コース全面滑走可。天然雪で滑り心地抜群です。風は強かったですが天気にも恵まれ、景色も最高!青い空の下、白いゲレンデを滑り降りるのはとにかく爽快でした。
リフトも第3、第7リフト以外すべて稼働しており、どのコースにもアクセスしやすかったです。この日は平日だったのでファミリーは少なく、学生のスノボグループやベテランスキーヤーなどが雪を楽しんでいました。
コースは圧雪ですが、凍っていることもなく、キュッキュッと雪の鳴る音も楽しむこともできました。どのコースも幅が広く滑りやすいので、自分のペースで滑りを楽しめるのが嬉しかったです。上級者も初級者も一緒に楽しめるのも良いですね。
コバルトコースとオレンジコースにはスノーパークも設置。レールやキッカーなどアイテムも充実しており、思う存分技を磨くことができます。パークの上を渡る第8リフトには、滑り降りては何度も乗るボーダーの人たちもたくさんいました。
ロープウェイに乗って一気に山頂へ!
丸沼高原スキー場で一番のオススメはなんといってもロープウェイ。ふもとから一気に山頂まで上がることができます。
ゴンドラの中から雄大な景色を楽しめるのも最高です。ゴンドラで約15分の空中散歩を楽しんだあと、山頂に到着。目の前に現れたのは、堂々とした姿の白根山です。青い空をバックに白い山が映えて、まさに絶景。
さらに山頂付近の雪質の良さはぜひ味わってほしいポイントです。新雪が降り積もっており、サラサラふかふか!滑り心地がとにかく気持ちよかったです。
奥には「二荒山神社」の入り口となる鳥居も見えます。白い雪と赤い鳥居のコントラストもきれいでした。
山頂からのコースは、最長4,000mのロングライドが楽しめるのが魅力のひとつ。最長コースは初級・中級コースで構成され、ビギナーでも安心して楽しくふもとまで滑り降りることができます。ローズコースを下りるとコース合流地点を通るので、気分やレベルに合わせてコースを変えることができ、何度も楽しめるのも魅力。私自身も3回山頂からのロングクルージングを楽しみました。
上級者はロープウェイを降りたらぜひしらねコースからシルバーコースへ。非圧雪ゾーンや急斜面、コブ斜面で存分に腕を振るえます。
ゲレンデ食や温泉などリフレッシュも充実!
滑り疲れたら、休憩も大事。ゲレンデのもうひとつの楽しみといえば、食事ですよね。今回は「レストランとんふぁん」で食事しました。ゲレンデの中腹にある大きな建物で第2リフト、第5リフトの近くにあります。
中はロッジ風のデザインで、天井も高くゆったりとした空間。広々としていて席数も500席ほどあるので、混雑するお昼時でも座れないことはありません。天井付近の窓を開けており、換気もしっかり。机にはパーテーションも設置されていて感染対策も行き届いています。
カジュアルレストランで、ゲレンデ食の定番であるカレーやラーメンなど、心も体も温まる料理が揃っています。今回は牛すじ野菜カレーをいただきました。
じっくり煮込まれたお肉は柔らかく、口のなかでとろける美味しさ。辛さも甘すぎずスパイシーすぎず、大人も子どもも食べられる味でした。人気のメニューはジンギスカン定食。アツアツの鉄板に乗ったラム肉とお野菜はヘルシーで、体をしっかり温めてくれます。さらにこちらの目玉はメガラーメン!量が1.5倍のもりもりのスタミナラーメンです。滑り疲れてペコペコに減ったお腹もしっかり満足できますよ。手頃なお値段でお腹いっぱいになります。
そして、丸沼高原スキー場で外せないもうひとつの楽しみは、温泉です。センターステーションの2階にあるのが「座禅温泉」。ゲレンデを上がってすぐに天然温泉に入れるなんて感激!
赤茶色のにごり湯に浸かると、こわばった体がゆっくりほぐれていくのが実感できました。雪山で冷えた体を芯から温めてくれます。ナトリウム泉質で、足腰の疲労回復だけでなく、神経痛や冷え性にも効果あり。温泉から上がったときにはお肌がすべすべになっていて美肌効果も実感しました。
さらにはサウナや外気浴テラスもあるので、しっかり汗を流してリフレッシュもできます。天気の悪いときなどは早めにゲレンデを上がってゆっくり温泉を楽しむのもおすすめです。温泉を出たところには広間もあり、入浴後にのんびりくつろぐこともできますよ。
帰り道・解散
レンタル一式を返却し、バスの集合まで時間があれば、センターステーション入り口にある売店をのぞいてみましょう。蕎麦やお菓子など、家族や友人へのお土産がこちらで購入できますよ。
集合時間になったらバスに乗り込みます。帰りは車内の明かりを落として運行してくれたので、静かに休むことができました。途中、上里SAで小休憩をはさみ、20時頃に新宿駅西口に到着しました。忘れ物がないか確認してバスを降り、トランクに預けていた荷物を受け取ったら流れ解散です。
まとめ
今回実際にツアーに参加してまず感じたことは、バスの中もスキー場の施設なども、感染症対策がしっかりとされていることでした。移動中も含め安心してアクティビティを満喫できました。
丸沼高原スキー場は、一日中滑っても飽きのこないゲレンデ。特に、今シーズンは積雪量も十分で雪質も良く、上級者も満足できるコンディションです。コースレイアウトもバリエーションが豊かで、初心者でも安心して楽しめます。山頂からの景色はぜひ一度は見てほしい絶景です。施設も新しく充実していて、きれいで明るいので気分も上がりました。
日帰りツアーは身軽に参加できることが魅力。バスツアーって朝早くてしんどそう…と思う方もいるかもしれませんが、移動中は体を休められて、とても快適でした。ぜひグループ旅行や家族連れなどで、ツアーに参加してみてはいかがでしょうか。