スキー場で滑りながら音楽を聴いてもいいの?おすすめの曲7選

雪とレコード

スキー・スノボ豆知識

スキー場でスキーやスノボをしながら、好きな音楽を聴く。想像しただけで爽快な気分になりますよね。
しかし、そもそもスキー場で音楽を聴いてもいいのでしょうか?
もし良いとしても、「聴きながら滑って大丈夫?」あるいは「聴くときはどんな方法が良いの?」など様々な疑問がわいてきます。
この記事ではそんな疑問にお答えします。

スキーやスノボを滑りながら音楽を聴いても良いのでしょうか?

ヘッドホンをした女の子
スキーやスノボをしながら音楽を聴くというのは、そのこと自体はスキー場での禁止事項でもマナー違反でもありませんので、聴いても大丈夫です。
ただ、聴きながらの滑走は危ないですので止めたほうが無難でしょう。もちろん、滑りながら音楽を聴いている人もいます。
しかし、だからと言って自分も大丈夫だとは限りません。上級者ともなれば滑りも上手ですので問題はないかもしれませんが、初心者の場合は音楽によって外からの音が遮断されてしまい、危険な場面もあるかもしれません。
音が聞こえないと危険を察知する能力も下がりますので、初めのうちはできるだけ滑ることに集中したほうが良いでしょう。
もし、どうしても聴きたいならば、リフトに乗っているときに聴くのがおすすめです。また、滑り疲れた時に、木陰で一休みしながら聴くのも良いかもしれません。
それではどんな方法で聴くのが良いのでしょうか?まず、再生機器として小型の携帯音楽プレーヤーがおすすめです。スマホでも構いませんが、出したりしまったりを繰り返していると紛失や損傷のリスクが高くなりますので、スマホはあまり出さない方がいいでしょう。
また、音楽を聴くときには周囲の迷惑にならないようイヤホンで聴きましょう。
滑っているときにイヤホンのコードが邪魔になりますので、イヤホンコードが通せる穴がついたパーカーが便利です。
また、ワイヤレスイヤホンを使う場合は、紛失や落下防止のためにネックストラップを利用しましょう。

スキー場ではなぜ音楽が流れているの?

スキー場
スキー場で音楽が流れている理由には諸説ありますが、その一つとして遭難防止が挙げられます。広大なスキー場ではコース外に出て遠くまで行ってしまうと、自分がどこにいるのかわからなくなることがあります。そんな時に音楽が聞こえていれば自分の位置が把握でき、どの方向が自分の帰るべき場所かがわかること言われています。特に吹雪にあったりすると、途端に方向感覚がなくなってしまいます。いわゆるホワイトアウトは、それこそ数メートル先もわからない状態に陥ります。以前の話ですが、車に乗っていた親子がホワイトアウトに遭遇し、自宅から数十メートル先の場所で亡くなっていたという痛ましいニュースもありました。このようにまさかと思うほど方向感覚も目先もわからなくなります。
また、他にも放送機器がきちんと動いているかどうか確認のために流しているという説もあります。スキー場にある放送設備は迷子の案内など色々なことで利用されますが、いざという時に故障で使用できないという事態を避けるため、いつでも使用できることが確認できるようにしているとも言われています。

スキー場で聴きたい曲

スキー場には、やはり何か音楽があったほうが賑やかですしワクワクした気持ちになりますよね。
滑りながら聴いて心地よい曲をいくつかピックアップしてみました。
ヘッドホン

広瀬香美「ゲレンデが溶けるほど恋したい」

やはり何といっても一番に上げたいのは、広瀬香美の「ゲレンデが溶けるほど恋したい」です。
1995年にリリースされた同名の映画のタイアップ曲で、20年以上たった今でもスキー場に似合う音楽といえばこれ!というイメージが定着しています。

広瀬香美「ロマンスの神様」

同じく広瀬香美の「ロマンスの神様」もスキー場のキラーチューン。
この曲は某スキー用品店のテレビCMに使用され、スキーのイメージがありますが歌詞は合コンで素敵な男性に出会いたいという女性の気持ちを歌ったもので、スキーというワードは出てこないんです。
それでもウィンターソングの定番として長年愛されており、スキー場では今でもよく流れています。

レミオロメン「粉雪」

「粉雪」は2005年にリリースされたレミオロメンの代表曲です。
ドラマ主題歌として起用されると人気に火が付き、85万枚以上を売り上げました。
ある調査では、冬に関連するワードが入った曲のカラオケリクエストランキングでは1位を獲得。今も多くの人がカラオケで歌う冬の定番曲です。

UNICORN「雪が降る町」

UNICORNの「雪が降る町」は、1992年にリリースされた曲です。
当初クリスマスソングとして作られていましたが、ボーカルの奥田民生が大みそかまで流せるようにと年末ソングに変更。
年の瀬のなんとなく物悲しい雰囲気が歌詞やメロディに表されており、他のウィンターソングとはひと味違った曲になっています。

桑田佳祐「白い恋人たち」

「白い恋人たち」は、2001年にリリースされた桑田佳祐のソロ名義でのシングル作品です。
清涼飲料水のCMソングとしても起用され、
この曲も歌詞にクリスマスなどの言葉は入っていませんが、クリスマスソングとして定着しています。

中島美嘉「雪の華」

中島美嘉の「雪の華」は2003年に発表されたシングル曲で、お菓子のCMソングにも起用されています。
日本レコード大賞では金賞を受賞し、紅白歌合戦には2003年と2005年の2回歌唱。
2018年には曲からインスピレーションを得た同名の映画も公開されました。

松任谷由実「恋人がサンタクロース」

松任谷由実の「恋人がサンタクロース」は映画「私をスキーに連れてって」の挿入歌として知られるウィンターソングです。
この曲をきっかけに、それまでは家族と過ごす日だったクリスマスが恋人たちのイベントという意味合いを持っていったとも言われています。

まとめ

音楽は心を豊かにしてくれます。ゲレンデで好きな曲を聴けばスキーやスノボがより楽しくなるでしょう。ただ、イヤホンなどで聴くのは危険な場合もありますので、初心者には特に注意が必要になります。しかし、スキー場には常にその雰囲気に合った素敵な曲が流れていますので、それを聴きながらロマンス気分を味わうのも良いかもしれません。

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