スノボでハーフパイプに挑戦!やりかた&施設のあるスキー場9選

ハーフパイプ

スキー場情報

ハーフパイプと聞くと、何を思い浮かべる人が多いでしょうか。
テレビなどで中継された、高く飛び上がったときに決める技、ダイナミックな着地などを思い出す人も多いでしょう。スノボで基本的な技を練習して、できるようになったら、もっとカッコイイ技を試してみたくなります。
その場合、どんな板をチョイスしたら良いのか、どんな練習をすればいいのか気になる人も少なくありません。中級者向けのアイテムが揃っているスキー場をチェックしてみましょう。

ハーフパイプってどんな競技?

ハーフパイプ
ハーフパイプとは、円柱やドラム缶を半分にカットしたようなカタチのコースで、その中をブランコのように往復しながら滑っていく競技です。オリンピックの正式種目では、フリースタイルという種目の中にある競技でテレビの中継なども行われるので見たことがある人もいるでしょう。

ものすごいスピードでパイプを下り降り、反動で空中に飛び上がる姿は圧巻です。空中で縦に回転したり横に回転したりして、技の難易度を競います。

競技としてこのスポーツを行う際は、コースのサイドが6.8メートルの高さになります。この中を5回から6回飛びながら色々な技を行います。採点は、技の難易度や空中の姿勢の完成度、着地の美しさなどをチェックされます。エアの高さや多様性なども考慮され総合的に採点されます。

オリンピックで使用されるハーフパイプの大きさ

長さ180メートル、幅20メートル、高さ6.8メートル

採点方法

・ジャッジが6名で、選手のスコアを100点満点として採点していく
・ジャッジが採点した際、最も高いスコアと最も低いスコア、2つを除く
・残りの4つのスコアの平均が得点となる
・ベストスコア採用法で採点する
・各選手予選は2本、決勝は3本滑る
・最も高いスコアが個人スコアとして採用される

どこまで練習したらトライできる?

かなりの高さに飛び上がることができ、着地に失敗すると派手にこけてケガをしている様子を見ることもあるため、スノボ上級者しかトライできないと考えている人もいるでしょう。しかし、一般のスキー場の一角にあるスノーパークには競技用ではなく、高さも半分の3メートル、4メートル程度のものが主流です。
スノーパークのレベルにもよりますが、初心者が基本的な動作を練習した後、少しずつトライできるように設置されているものもあります。スノボの中の色々な技術を使って滑ることが必要となります。挑戦してみることでスノボが上達し、滑る楽しさも増えるのではないでしょうか。

どんな板を選べばいいの?ポイントを考えよう

スノーボード
ハーフパイプを行うための板はどのようなものが良いのでしょうか。まず高速で滑り降りたり、ターンをする性能が必要です。空に舞い上がってジャンプを行う動きにも対応しなければなりません。空中でトリックを行う際には板を手でつかむ動作が入ります。それであらゆる動きを行える、バランスの取れた板が良いといえます。どんな板が向いているのか具体的に紹介します。

硬い板

硬い板は壁を上がるときにしなりにくいので、安定して滑ることができます。アイスバーン状になっているパイプを滑り降りる時も、板が曲がりすぎない方が着地の時の安定感が増します。

幅が細い板

エッジに力が加えやすいのが細い板です。エッジグリップでターンをすることが多いため、ターンの小回りがききやすい、細目の板が有利です。

キャンバーボード

板の形状をさします。横からスノボの板を見た時に、キャンバーボードは真ん中がやや浮いているカタチをしています。ターンやジャンプといった大きな動きが必要なハーフパイプでは、ジャンプの後の反発を利用するためキャンパーボードが向いています。

ディレクショナル

スピードが出やすいのは、ツインチップよりもディレクショナルです。ノーズ側を進行方向に向けて滑っていくと、加速力が強いためスピードが出るやすくなります。

段階的にハーフパイプの練習をしよう!

スノボ
いきなりコースに入って滑り始める前に、いくつかの練習を経ておくと恐怖心も減りスノボが楽しくなるはずです。見てカッコイイな、と思うのと自分が実際にやってみるのとでは大きな差があります。あせらず一つずつレベルを上げていくことが大切です。

練習してみよう

・ターン
スピードが出ていても、確実にターンをする技術が必要です。最初はボトムと呼ばれる、底の平らな部分を利用してターンを繰りかえします。垂直になっている壁を見ると怖くなるかもしれませんが、ボトム部は普通にスキー場を滑っている感覚で練習できるので、好都合です。
次に、スピードを落とさずにターンを行う練習をします。これはパイプを滑る際に絶対に必要な技術で、カービングターンともいわれます。スピードを上げないと、ハイプに入っても出てこれないということになるので、恐怖心がなくなるまで練習します。

・オーリー
オーリーとは、板のテール部の反発力をいかして、ジャンプする技です。反発力を利用して跳ね上がるイメージで、これもいきなりパイプで練習するのではなく、平面の部分や小さなジャンプ台、キッカーをつかって練習します。
両方ができるようになったら、オーリーとターンを組み合わせたオーリーターンや、リップターンも少しずつできるようになってきます。
基本的な動作ができるようになったら、いよいよドロップイン、エアターン、トリックの練習に取り組めるようになります。

さらなるレベルアップのための練習

・ドロップイン
ハーフパイプに滑り降りていく最初の動作のことをさします。プラットフォームから滑り降りる時にスピードが足りなかったら端から端まで滑ることも難しいので、上手にドロップインすることが大切です。

・エアターン
ジャンプして空中にいる間にスノボをターンさせることです。ここまでくると上級者といってもいいレベルで、空中で姿勢を保つことができたらやっと各種トリックの練習ができます。

トリックの名前の付け方

回転が縦か横かという方向、縦回転、横回転という順番で名前を付けます。
縦回転の場合、2回転するとダブル、3回転するとトリプル、4回転ならクワッドと呼びます。
横回転は、角度を数字で表記する方法です。1回転なら360で、4回転なら1440と呼びます。
現在の、最高難度のトリックは、フロントサイド・ダブルコーク1440といわれています。オリンピックなどで行われたトリックですので、見たり聞いたりしたことがある人もいるのではないでしょうか。
華やかなトリックが決まると最高にカッコイイものですが、急にできるものではありませんし、レベルを飛び越してしまうとケガをする危険性もあります。練習はレベルに応じて行います。上達にはすでに上手に滑っている人のやりかた、フォームを真似たり、状況によってはスキー場が行っているスクールで学ぶなど、様々な方法を試すことができます。

X-JAM高井富士<長野県>

X-JAM高井富士
X-JAM高井富士は、長野県下高井郡山ノ内町夜間瀬にあり、スキー場とスノボのためのスノーパークが併設されています。スノボの初級者はもちろん、中級者向けのアイテムやコースがたくさんあります。

主なアイテム

ハーフパイプの数:2つ
レギュラー:長さ130メートル、幅15メートル、高さ3メートル、斜度16度
ビッグ:長さ130メートル、幅18メートル、高さ4メートル、斜度16度
コース全体のおすすめレベル:初心者向け50パーセント・中級者向け40パーセント・上級者向け10パーセント

ここがおすすめ

高社山の中腹に開かれているX-JAM高井富士は、よませ温泉スキー場と隣接されています。初心者が一つひとつの技を練習できるように設置されているレールやボックスがあります。長さや幅も様々なので、自分のレベルに合わせてチョイスできます。キッカーは2メートルの高さから始まり、最大14メートルまで設定されています。ボックスも2メートル程度の短いものから7メートルを超えるものもあるので、バランスが取れるようになったら、ロングコースに挑戦できます。
初心者はなんじゃこりゃコースで滑ることができます。少し上達して、傾斜も試してみたくなったらイケイケコースに挑戦します。最大47アイテムがあるこのスキー場で練習して、スノボの技術をアップさせることが可能です。

白馬五竜&Hakuba47スキー場<長野県>

白馬五竜&Hakuba47スキー場
白馬五竜&Hakuba47は、長野県北安曇郡白馬村神城にあり五竜岳をバックに4つのゲレンデが集結しています。アルプス平、とおみ、いいもりと、Hakuba47の4つのゲレンデにそれぞれの個性があり、斜度も色々差があるので、ゆっくり滑りを楽しめるスキー場です。

主なアイテム

ハーフパイプの数:1つ
アイテムのサイズ:長さ135メートル、幅16メートル、高さ3.5メートル、斜度14度程度
コース全体のおすすめレベル:初心者向け30パーセント・中級者向け40パーセント・上級者向け30パーセント

ここがおすすめ

Hakuba47内にある47PARKSには、スノボをしたい人達がたくさん集まります。3メートルキッカー台から始まり、様々な高さのキッカー台がありレベルに合わせて上達できるように工夫されています。10以上のアイテムがあるので、一つひとつのアイテムの練習はもちろん、フリースタイルの練習も可能です。

北志賀小丸山スキー場<長野県>

北志賀小丸山スキー場
北志賀小丸山は長野県下高井郡山ノ内町夜間瀬にあり、緩やかな斜面がメインのゲレンデが多く落ち着いて練習に励めるゲレンデです。スノーパークにはキッカーやボックスなどが設置されています。レールの幅も様々です。メールボックスといった丸太型のバランスを保ちにくいアイテムもあり、難易度に合わせて楽しめます。メールボックスで練習をしておくと、パイプなどさらに難しいアイテムに進むときに役立ちます。

主なアイテム

ハーフパイプの数:1つ
アイテムのサイズ:長さ500メートル、幅70メートル、斜度14度程度
コース全体のおすすめレベル:初心者向け60パーセント・中級者向け30パーセント・上級者向け10パーセント

ここがおすすめ

第3ペアリフト沿いにスノーパークが設置されています。傾斜がキツく設定されていないので、基本の動作を学びつつアイテムを試してみることができます。スピードを出すのが怖い時も、ゆっくりとスノボのフォームを確認して滑ることが可能です。
幅が広いコースが多く、スクールも常時開催されています。基本の動作やレール上でバランスをとる方法などを丁寧に教えてくれます。

妙高杉ノ原スキー場<新潟県>

妙高杉ノ原スキー場
妙高杉ノ原は新潟県妙高市杉野沢にあり、パノラマゲレンデにあるSugi Parkで、縦に配置されているアイテムを楽しむことができます。 スノーパーク内に40近いアイテムが設置されていて、モーグルやウェーブなど地形を生かした面白いアイテムで遊べます。全長1キロもある巨大なパークが特長です。

主なアイテム

ハーフパイプの数:1つ
アイテムのサイズ:長さ、幅、高さ、斜度
コース全体のおすすめレベル:初心者向け40パーセント・中級者向け40パーセント・上級者向け20パーセント

ここがおすすめ

コースが長く、広く長距離滑走ができるスキー場です。標高1,855メートルから、731メートルまでの標高差を楽しめるので、大自然の中のスノボを満喫できます。コースを続けて滑ると全長8.5キロにもなるロングコースが魅力です。

石打丸山スキー場<新潟県>

石打丸山スキー場
新潟県南魚沼市石打にある石打丸山スキー場は、スキーはもちろん、スノボを楽しむためのスノーパークが充実しています。スノーパーク内だけで4つのエリアがあります。ビギナーエリア、ジャンプエリア、ジブエリアがありそれぞれのアイテムで練習ができます。小さなサイズから始めて、大きなアイテムに移行できるようになっています。

主なアイテム

ハーフパイプの数:2つ
ガンホーモンスターパイプ:長さ170メートル、幅22メートル、高さ6.7メートル
レギュラー:長さ120メートル、幅15メートル、高さ4メートル、斜度12度程度
コース全体のおすすめレベル:初心者向け30パーセント・中級者向け40パーセント・上級者向け30パーセント

ここがおすすめ

ガンホーモンスターパイプは世界最大級のアイテムです。ヘルメットの着用が必要で、リフト券の他に別途使用料が必要です。オリンピック選手が活用するような競技施設としても利用されているので、利用には少し勇気が必要ですが、上手な人のトリックを見て学ぶにはピッタリのところです。いきなりガンホーモンスターパイプに行くのは危ないので、最初はレギュラーコースで練習できます。
ジャンプやレールといったアイテムの長さ、幅は色々あり難易度の低いものから順番に練習できるようになっています。

上越国際スキー場<新潟県>

上越国際スキー場
上越国際は、新潟県南魚沼市樺野沢にあり4つのエリアがある広大なスキー場です。スノーパーク内には、様々なレールやキッカーがあり、楽しく練習できるようなアイテムがたくさんあります。

主なアイテム

ハーフパイプの数:2つ
長峰ハーフパイプ:長さ100メートル、幅17メートル、高さ4メートル、斜度15.5度
大別当ハーフパイプ:長さ130メートル、幅20メートル、高さ5メートル、斜度18度
コース全体のおすすめレベル:初心者向け30パーセント・中級者向け50パーセント・上級者向け20パーセント

ここがおすすめ

大別当はワールドカップでも使用された施設で、本格的なパイプを行いたい人にピッタリです。毎朝整備された状態で利用できるアイテムで、滑り心地も良いです。ヘルメットを着用するよう勧められています。安全に滑るため気を付ける必要があります。

ハンターマウンテン塩原<栃木県>

ハンターマウンテン塩原は、栃木県那須塩原市湯本塩原字前黒にあり、スノーパークも広々としています。初心者用と中級以上のレベルに分かれているので、どちらのレベルも安心して練習できるよう工夫されています。
スノボ

主なアイテム

ハーフパイプの数:2つ
レギュラーパイプ:長さ100メートル、幅18メートル、高さ4メートル、斜度12度
ミニパイプ:長さ50メートル、幅10メートル、高さ3メートル、斜度8度
コース全体のおすすめレベル:初心者向け40パーセント・中級者向け40パーセント・上級者向け20パーセント

ここがおすすめ

ミニパイプで練習してからレギュラーに挑戦することができる設計になっています。ジャンプも高さ1メートルから練習できるようになっているので、怖がらずレベルアップできます。

アルツ磐梯<福島県>

アルツ磐梯
アルツ磐梯は福島県耶麻郡磐梯町大字更科清水平にあり、スノーパークはレベルに合わせて選べる5つのパークが揃っています。アイテムもレベルごとに厳選されています。
流せるパークでは、自然の地形を利用したバンクやハーフパイプがあり、スノボで滑り降りる楽しみもあるコースがあります。初心者からゆっくりレベルアップできるのは、ステップアップforビギナーです。ここで練習した後は、初中級レベルの、ステップアップパークに行きます。中上級レベルに達した人なら、ステップアップパーク for エキスパートでさらに技術を磨けます。アスリート向けのグローバルパークもありさまざまなレベルの人も満喫できるところです。

主なアイテム

ハーフパイプの数:1つ
アイテムのサイズ:長さ、幅、高さ、斜度
コース全体のおすすめレベル:初心者向け35パーセント・中級者向け40パーセント・上級者向け25パーセント

ここがおすすめ

初心者でも怖くないように、手すりつきのボックスといったアイテムがあります。手をつけるところがあれば、バランスよく滑るにも役立ちますし、恐怖心もなくなります。一番難易度が高いところは、プロや国内スロープスタイルの大会に出る選手が練習できるようなエリアがあります。キッカーも段階的に設置されていて、初心者はもちろん、プロが滑る20メートルといったものもあります。

カムイみさかスキー場<山梨県>

カムイみさかスキー場
カムイみさかスキー場は山梨県笛吹市御坂町上黒駒にあり、5つのコースがあるコンパクトなところです。4月から12月といったオフシーズンでもスノボが楽しめるよう、整備された室内練習場があります。

主なアイテム

ハーフパイプの数:1つ
アイテムのサイズ:長さ100メートル、幅14から17メートル、高さ4メートル
コース全体のおすすめレベル:初心者向け50パーセント・中級者向け40パーセント・上級者向け10パーセント

ここがおすすめ

シーズンになったらすぐに、スノボを楽しめるようにシーズンオフ中にスクールを開催しています。屋内キャンプなど色々なコースがありスノボの基礎を学ぶことができます。みんなで一緒に学ぶと、自分のクセなども分かりやすく早く上達していきます。

まとめ

スノボを上手に滑るようになりたい、ハーフパイプに挑戦してみたいと思ったらぜひ行ってみたいスキー場を紹介しました。都内から日帰りで行くことができるところも多く、シーズン中に何度も通って練習しやすいです。2種類のパイプがあるところは、安全にスノボの技術を高めることができます。
上手に板を選び練習しましょう。小さなサイズのアイテムから始めて、少しずつ大技にチャレンジしてハーフパイプを楽しみましょう。