5分で理解!スノボにおけるグラトリの楽しさと練習方法

スノボ グラトリ

スキー・スノボ豆知識

スノボにはさまざまな楽しみ方があり、ゲレンデを滑るだけではなく、トリックを決めてみるのもおすすめです。滑っている中でトリックを組み合わせたりもできますし、エッジがかかったときでも、グラトリの技を知っているだけできっかけに代えることができるでしょう。

スノボのグラトリとは何か?

グラトリとは

グラトリと省略して呼ばれるグラウンドトリックは、スノボの技の中でも場所に依存しにくいのが特徴です。ジャンプ台やハーフパイプなどにエントリーする必要がなく、平地でも手軽にできます。スピードもそこまで必要ではないため、怪我の心配は非常に低く、初心者が技を試してみるのにぴったりです。

だからと言って簡単なわけではなく、板のコントロールがしっかりできなければ、どの技もうまくいきません。トリックの方法によっては、着地点が見えない位置や方向から技に入ります。先が分からない状況の中で技を入れるため、危険があることも理解した上で楽しむことが大切です。

グラトリの魅力

グラトリの魅力は、ゲレンデをただ滑るだけではなく、アクセントを入れながら楽しめるところにあります。華麗に技を魅せるといった楽しみもありますし、天候が悪くあまり滑れないときでも、平地で楽しめるのが特徴です。リフトに乗らずに楽しめるのも、初心者に向いていると言えるでしょう。

グラトリを行う際には、しっかりとした体重移動やエッジの使い方など、知っておかなければいけない要素もたくさんあります。突き詰めれば基本的な要素がたくさんあり、確実に技を決めていくためには相当な練習が必要です。楽しむためにもイメージトレーニングを含めて練習をすることが大切です。

マナーや板選びの注意点

ゲレンデでのマナー

ゲレンデは自分だけが使っている場所ではありません。人とぶつかれば怪我をしますし、目の前でいきなりトリックを始めれば驚かれるのが当たり前です。これは自分の危険性だけではなく、不特定の相手の危険性を高めてしまう行為です。迷惑になるような状況なら、絶対にやらないのが大切なマナーですし、危険性を理解しないのであればやるべきではありません。

怪我を防止する


グラトリは、自分の怪我のリスクが少ないとはいえ、アイスバーンで転べば大きな怪我にもつながります。滑走スピードが速くなれば、失敗したときに比例して大きな衝撃を受けるでしょう。怪我をする可能性を考え、プロテクターを装着することも必要です。お尻にパッドが入ったウェアを着るだけでも転倒時のリスクを下げられます。

板選びのポイント

板選びで勘違いしやすいポイントが、グラトリ専用の板があると思ってしまう点です。専用の板は存在しませんし、初心者のときにトリックだけを考えて板を選ぶと、滑るのが難しくなり、余計にできなくなる場合があります。

板選びに大切なのは、何を目指すかというところだけではなく、基本が身につくかどうかです。滑れなければ楽しみも半減するため、はじめは基本となるキャンバーを選ぶと良いでしょう。キャンバーは、板の反発力を生かしやすく、雪質にも影響されにくい形状です。逆エッジが怖いという人もいますが、恐れる以前に板のコントロールがうまくできなければグラトリは難しくなります。なるべく柔らかい板を使って覚えるのが板選びのポイントです。慣れてきて滑りもできるようになったら、改めて自分のスタイルに合ったものを選ぶといいでしょう。

スノボのグラトリの基礎的な種類

グラトリには、いろいろな種類があります。

プレス

プレスは、進行方向に対して、板が横を向くのが特徴です。板にはノーズ側とテール側があり、それぞれに重心をかけて押し付けることからプレスと呼ばれています。スライドと呼ばれる場合もありますが、どちらも変わりません。

オーリーとノーリー

オーリーとノーリーは、トリックの基本的な動作です。グラウンドだけではなく、ワンメイクなどでも必要な動きであり、マスターすることが求められます。ノーズを引き上げてはじくようにジャンプするのがオーリーで、逆にテールを引き上げるのがノーリーです。実際に初心者がマスターするころには、プレスもできるようになっています。

フェイキー

フェイキーはトリックというよりも、基本動作の一つであり、利き足が逆になります。レギュラーなら、左足が谷側にありますが、回転させて右足を前にするのがフェイキーです。このトリックを行う際には板の構造も重要で、ビンディングの角度によっては、フェイキーは非常に難しくなります。ビンディングはスタンスに合わせて滑りやすいように角度をつけていますが、回転によりスタンスが入れ替われば正反対になります。回転技をするのであれば、できるだけ角度を0に近づけるか、ダックスタンスのように対称の角度に調節するなど工夫が必要です。

フロントサイド180(ワンエイティー)、バックサイド180

回転技の代名詞となるのはフロントサイド180です。オーリーしてから、その反動を使い180度回転させます。フロントサイドなので、最初雪面が見えていて降りやすい技です。バックサイドになると、着地点が見えません。どちらも着地時に後ろ重心になると、板だけが滑り決まりにくくなります。

ピボットスピン360(スリーシックスティー)

360度回していく360にはいくつかの種類がありますが、ピボットを使ったスピンは、ジャンプしないで板を回します。オーリーしてからその反動を使ってエッジに体重をかけて回しますが、逆エッジになるときが大きな問題です。板をコントロールできれば難しくはなく、逆エッジからの立て直しも覚えられるきっかけになるでしょう。

こうした技を組み合わせていくと、いろいろなグラトリに広がります。最初のうちはすべて回転させるのではなく、ピポットのように一点を雪面につけて回せばリスクを低く抑えられますし、回転する感覚を覚えられるでしょう。ただし、雪面についている以上、体重のかかり方によってエッジがかかります。技よりも先にこのコントロールを覚えることが重要です。

練習方法のコツ

プレスの練習方法

プレスの基本は、重心をずらすところにあります。通常は中心から前に重心をかけて滑りますが、意図的に外してみるとプレスの基本動作ができるでしょう。重心ですので、頭だけ移動させたりしても板は動きません。正しい姿勢のままずらしていくのがポイントです。

オーリーやノーリーの練習方法

オーリーやノーリーは、板のしなりを利用します。すべての基本となる動作ですが、板を引っ張るという感覚ではなく、板を前に出しながら、重心を移動させるという動作にすると簡単です。このときに板にかかるストレスを使い、軽く跳ね上がるように意識すれば、オーリーもノーリーもできます。

フェイキーの練習方法

フェイキーはスイッチするだけです。単純で、どのエッジにも力がかからないように、ニュートラルな状態から板を回します。これができないときには、いったん山側にエッジをかけてスイッチしてあげればいいでしょう。注意点はスピードが上がればそれだけ難易度が上がり、逆エッジになったときにリカバリーしにくくなる点です。初めはいつもとは反対のスタンスで滑りはじめ、途中でスイッチして戻すといいでしょう。この繰り返しをしていれば覚えます。

基本動作から始めるフロントサイド180

フロントサイド180は基本動作が重要なグラトリです。まず、オーリーをマスターするのが必要で、この板のしなりと反発力がなければ、ジャンプできません。
オーリーから上半身を同時に回転させていきます。このとき回転方向へ肩を入れるような感覚で滑ると、自然に板が追従します。

回転したら着地しますが、体全体で衝撃を受け止めるようにひざを使います。視界に着地点が入ったままトリックを開始するため、必ずどこに降りるのかを想定することが大切です。まっすぐ降りるというのが基本で、体勢がずれるとエッジがかかります。板のコントロールが重要になるため、オーリーがしっかりできたら始めましょう。

上達するためのコツ

イメージトレーニングをする

グラトリに挑戦する際何よりも大切なのは、板のコントロールです。体重の移動ができず、力任せに滑っていたのでは、板の反発力も使えません。反発力がなければ、ジャンプできないので、技はほぼできない状態です。
普通に滑るときの重心が正しくできていなと、グラトリでの重心移動も難しくなります。そのため常に姿勢をイメージするのがコツで、イメージトレーニングを繰り返すことが大切です。

楽しく練習をする

また、苦しんで練習していてもうまくならないため、楽しみながら基礎をしっかりと身につけることを意識しましょう。いろいろと練習してみるのは大切ですが、オーリーのような基礎ができなければ、フロントサイド180もうまくできません。大きな技に入る前に、自分の基礎を見なおすためにも動画で録画をしてもらったりしながら身につけていきましょう。
怪我をしないためにも基礎を固めておくことが重要です。

まとめ

グラトリができれば、スノボの滑りにもバリエーションが生まれて楽しくなります。そのためには、板のコントロールを含めて基礎をきちんと練習することが大切です。自分が怪我をしないことも大事ですが、周りの人を巻き込まないよう、十分に周囲を確認してからチャレンジしましょう。

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