富士見パノラマリゾートは、都心から2時間程度でアクセスできてしまう首都圏近場のスキー場。ゲレンデ下部は初級者向きのイージーバーンがワイドに広がり、ゴンドラを利用すれば3,000mもの変化に富んだロング滑走が楽しめます。
さらに晴天率が高いため冬季はほぼ快晴の日が続き、眼前に八ヶ岳連峰、東に富士山が望めるなど、眺望も抜群。今回は、スキーやスノボはもちろん、レストランも「信州の美味しいゲレ食」を目指しているなど、魅力たっぷりの近場スキー場をレポートします。
首都圏から近いにもかかわらず、雪質がよくてコースはダイナミック
富士山の西側に連なる南アルプス連峰。富士見パノラマリゾートは、その大山岳地帯の北端に位置する入笠山の東斜面に開かれています。
都心から首都高速と中央自動車道で約170km、最寄りの諏訪南ICからもわずか4.2kmと、ここは首都圏からアクセスが容易。それでいて雪質がよく、コースバリエーションも多彩。ゴンドラを利用すれば、中・上級者なら3,000mにも及ぶ変化に富んだロング滑走が楽しめるとあって、特に休日は日帰りのスキー&スノボ客で大賑わいです。
駐車場からゲートハウスに向かうと、入り口にまずリフト券売り場。さらに進むと更衣室、そしてレンタルコーナーと続き、ゲレンデに出るまでの流れがスムーズにつながるようになっています。特にレンタルコーナーは品揃えが豊富。サロモン・アトミックステーションが設置され、ここではそれぞれのブランドのハイグレードモデルもレンタル可能。用具の性能にこだわる上級者であっても、ここのレンタルはちょっと見逃せないですね。
センターハウス前は初級者天国。なだらかなイージーバーンが広がる
センターハウスを出ると、正面はワイドなセンターゲレンデ。ゲレンデ上部は最大斜度17度と中級者向きですが、すぐに10度程度の緩斜面になるので初級者の練習にぴったり(第2ペアリフトは上部に行かないので安心)。
その左側には平均8度という、さらにゆるやかなファミリーゲレンデがレイアウトされています。センターハウス前も平らで広々としているので、これからゲレンデデビューしようというスキー&スノボ初心者も安心。すぐに上達できそうな環境です。
センターハウスを背にして右手はゴンドラ山頂駅から下ってくるコース最下部のシーダーゲレンデ。ちょっと斜度があるけれど、バーンの整備が行き届いているので中級者にとってもいい練習環境なのでは? 第4ペアリフトが架かっているので、ゴンドラに乗らなくてもここを滑ることができます。
ワールドカップだって開けそう? 山頂からのロング滑走に大興奮!
富士見パノラマリゾートの“キモ”といえば、ゴンドラを利用したロングコースの滑走。しかも、その斜面変化がハンパない! 緩斜面から中斜面、ユルくなったかと思えばイッキに斜度がキツくなったり。
標高1,780mのゴンドラ山頂から1,050mのゲレンデ最下部まで標高差730mを滑り下りる快感は、一度味わったらもうやめられません。
これだけ変化に富んだ斜面を連続的に滑ることができる環境は、白馬や志賀、蔵王やニセコなどビッグエリアは別にして、国内スキー場ではわずかでしょう。「ここならアルペンワールドカップの大回転競技だって開けるかも」なんて思ったりしちゃいました。
“富士見パノラマ”の名称にいつわりなし。眼前に絶景が広がる
富士見パノラマリゾートの晴天率は85%以上なのだとか。何でそんなによく晴れるのかというと、冬の湿った季節風は日本海側の山岳地帯にぶつかり、そこでたっぷり雪(水分)を落としてしまうからです。
その後に本州中央の山岳地帯を越えて吹いてくる風は少々乾き気味。ということで冬場の太平洋側はよく晴れるわけですが、富士見パノラマリゾートが属しているのはそうした気候地域。だから晴天率が高いんです。
ここに訪れた日も快晴でした。しかも湿気の少ない冬の空気は澄んでいて、目の前に八ヶ岳や蓼科方面の眺望がドーンと開け、さえぎるもののない絶景の大パノラマ。東側には富士山も望むことができ、まさに“富士見パノラマ”の名称どおり。この景色を眺めるだけでも、このスキー場に来る価値はあると思いますよ!
豊富なメニューバリエーションのレストランオリオン。女性への配慮もしっかり
センターハウス内のメインの食事処は、その名もレストラン“オリオン”。「信州の美味しいゲレ食」を目指すレストランというだけあって、バラエティに飛んだメニューが揃っています。
ゲレ食の定番メニューであるカレーや丼ものも、ハーブを使った「鶏モモルバーブカレー」やご当地食材で作る「信州牛のすじ丼」、ヘルシーな「ねぎとろサーモン丼」、「鉄板焼き定食」など工夫を凝らしています。
種類もさることながら、ボリュームもたっぷりなので、少食さんなら「レディースミニ丼セット」がおすすめ。ミニ丼は牛スジとやさい麻婆から選ぶことができ、味噌汁、サラダ、ハーフゼリー付き。デザート系もいろいろあるので女性にはうれしい限りです。
「スキーにきたらやっぱりラーメンでしょ」という人には、隣のラーメンアベーテへGo。普通のしょうゆラーメンから信州辛みそラーメン、カゴメとコラボした信州みそトマトラーメンなどもあってよりどりみどり。あったかい日本そばもオーダーできます。思い切りゲレンデを楽しんだ後の食事選びも楽しくなりますね。
朝発日帰りで、気軽に素晴らしい景色と爽快な滑走が満喫できる
オリオンツアーの「富士見パノラマリゾート」プランは、朝発日帰りのバススキーツアー。首都圏からアクセスしやすいゲレンデなので、朝発でも現地でたっぷり滑れます。しかも、出発地は都心の新宿以外にも千葉発や川崎発などバリエーションがいろいろあって、各地域に住んでいる人にとっても便利なプラン。素晴らしい眺望の中で爽快な滑走が楽しめる富士見パノラマリゾートは、イチオシのゲレンデのひとつです。
朝発の日帰りバスツアーで「富士見パノラマリゾート」に行ける、オリオンスキーツアーはこちら↓
オリオンツアー「富士見パノラマリゾート」プラン
https://www.orion-ski.jp/area/c00i1/fujimipanorama/
富士見パノラマリゾート 公式HP
http://www.fujimipanorama.com/snow/