海外でも人気の「#japow」!本州で楽しめるスキー場3選

ハッシュタグと雪だるま

コラム

「japow」という言葉をご存知でしょうか?これは主に外国で流行している日本の”あること”を表す言葉なんです。
InstagramなどSNS上でハッシュタグとして使用されている「#japow」。一体どういった意味が込められているのか、詳しく見ていきましょう。

ハッシュタグ「#japow」とは

雪の結晶

「#japow」というのは、冬になると主に海外で流行するハッシュタグ。特にInstagramで使用されることが多く、「日本のパウダースノー」を表す造語です。

日本=JAPAN
パウダースノー=powder snow

これら2つのワードが組み合わさり、省略されたのが「japow」です。読み方としては「ジャパウ」。ジャパンのパウダースノーが省略されたもの、と考えると分かりやすいですね。

スキー場でよく耳にする雪質を表すパウダースノーですが、日本のパウダースノーは非常に質が良いとされているんです。そのため遠く海外からスキーやスノボを楽しむために足を運ぶ外国人観光客の方もいるほど。

japowはそんな外国人観光客の方が、実際に滑っている写真をSNSに投稿する際に使用するハッシュタグなんです。

パウダースノーとは

スキー
パウダースノーはさらさらとした粉のような雪質は含まれている水分量が低いことが特徴で、滑らかな感触で滑ることができます。
しかし、スキー場の雪質は標高や天気などの影響ですぐに変わってしまいます。パウダースノーは温度や湿度が低いときにしか降らず、なかなか出会うことができません。

実は今、地球温暖化の影響によりパウダースノーを思う存分楽しめるスキー場というのは年々減少していっています。

そんな中でアメリカの旅行雑誌が究極のパウダースノーと訳せる「Absolute Powder」というタイトルをつけて北海道を紹介したことがきっかけで、海外から日本の雪質が注目されるようになったのです。

北海道でいうと「ニセコ」や「富良野」がおすすめ。もし本州で楽しみたいという場合には長野県の白馬エリアでは出会えるかもしれませんよ。

「japow」を本州でも楽しめるスキー場

本州でパウダースノーを味わうのであれば、長野県白馬エリア。
雪質が良いことに加えて標高の高い山で滑ることができるので、外国人観光客からも人気です。

白馬コルチナ国際スキー場(長野県)

白馬コルチナ

大自然の中にあるスキー場で、ゲレンデのすぐそばにホテルがあり、長野駅からホテルへの送迎バスも運行しています。
複数のコースがありますが、ほとんどのコースがホテル前の池の田ゲレンデに合流。はぐれてしまうような心配もありません。

[雪質]
白馬コルチナ国際スキー場では、天然のパウダースノーを存分に楽しむことができます。積雪量も豊富で、海外からの観光客も多いのがポイント。

上級者向けのパウダースノーエリアは一切手が加えられておらず、100%の天然雪です。大自然を滑走できる反面、自己責任エリアなので十分に注意しましょう。

[アクセス情報]
車:長野I.Cより約90分、安曇野I.Cより約90分
電車:長野駅よりで約80分

白馬コルチナ国際スキー場に行くスキーツアー

白馬八方尾根スキー場(長野県)

白馬八方尾根スキー場
1998年に長野冬季オリンピックが開催された、極上のパウダースノーが楽しめるスキー場。
たくさんのコースがあり、中には560mと距離が名木山ゲレンデなど初心者向けのところもあります。

追い越しは絶対禁止!という100活ゲレンデなどもあり、スピードを出さずにゆっくりと滑れますよ。

[雪質]
パウダースノーは最高の雪質。
天然雪100%で、柔らかい雪はサラッとしているのでもし転んでしまっても服が湿ってしまうような心配もありません。

楽しみたいのであれば、山頂からじっくり滑ってみるのもおすすめですよ。

[アクセス情報]
車:安曇野I.Cより約1時間
電車:長野駅より特急バスで約1時間、JR白馬駅からバス5分

白馬八方尾根スキー場に行くスキーツアー

HAKUBA VALLEY 栂池高原スキー場(長野県)

HAKUBA VALLEY 栂池高原スキー場
初心者はもちろん、上級者の方も楽しめるような10種類のコースが用意されたスキー場。
最も多くの方が滑るのは鐘の鳴る丘ゲレンデ。スケールが大きく、横幅は最大1,200mと非常にワイドで初心者でも安心です。

パークやスノーシューなどアクティビティも充実していて、楽しみ方のパターンが幅広いのも特徴です。

[雪質]
栂池高原に降るのはふわふわパウダースノー。通称「TSUGA POW」ともいわれる上質な雪が降ります。
雪質も安定していて、降雪量も多いのでいつ行ってもきれいな雪で滑ることができます。

ハンの木ゲレンデと言われるゲレンデの鉾には、ツガパウエリア、ツガツリーエリアと呼ばれる自己責任のエリアも。
これら2つのは木々の中を颯爽と滑るバックカントリーに適したエリアなど、上級者向けのコースなんです。

[アクセス情報]
車:長野I.Cより約1時間、安曇野I.Cより約1時間30分
電車:長野駅より高速バスで約1時間、松本駅よりJR線で約1時間30分

栂池高原スキー場に行くスキーツアー

「japow」は上級者向け!?

パウダースノー
多くのスキー場では圧雪されていて、初心者上級者問わず快適に滑ることができる環境に整えられています。一方でパウダースノーは非圧雪コース。圧雪車の手が入っていないので、デコボコしたコブのようなものが出来ていたり、人が滑っているところと滑っていないところで雪の感触が違ったりと、いつもとは違う感覚になります。独特の浮遊感などを味わえることも魅力です。

非圧雪のコースはツリーラン、自己責任エリアなどが多くなっています。
ツリーランとは雪の間を滑っていくコースのこと。滑走コースでは道順を示す目印が設置されていることも多いので、それに沿って進みましょう。
自己責任エリアはツリーランコースと似た内容ではあるものの、大きな違いはやはりすべて自己責任で滑る必要があるということ。怪我をしたり事故が起きたりしてもすべて自分で対処しなければなりません。万が一遭難してしまった場合、捜索費用などは実費を請求されることも多いのでより一層の注意が必要です。

パウダースノーはサラサラとしていて滑りやすいものの、非圧雪のコースになると上記のツリーランコースや自己責任コースなど、各段に滑走の難易度があがります。そのため、初心者の方は滑りにくいことも多くあります。
少しでもパウダースノーを楽しみたいのであれば、天然雪100%のスキー場の初心者向けコースで非圧雪のところを探すことがおすすめ。初心者向けのコースであっても斜面が比較的急なコースは圧雪されていないこともあります。安全に滑走できるので、とりあえずパウダースノーで滑ってみたい!という方は探してみてくださいね。

もしも、パウダースノーはバックカントリーで大自然の風景と共に楽しみたい!というのであれば、レベルアップしてから複数人でチャレンジしましょう。
初心者でいきなりバックカントリーで、というのは非常に危険です。

必ずしも滑る必要がないのであれば、雪景色を楽しむのもありですよ。天然雪100%のスキー場は標高が高いことも多く、スキー場から麓を見下ろすと荘厳な景色を見ることができるでしょう。

まとめ

初心者でもパウダースノーでのスキーやスノボを楽しむのはもちろんOK!
怪我に気を付けて、無理をしない範囲で滑りましょうね。

「jappw」はせっかくの特徴ある良質な日本の雪質。思う存分楽しんで、日本の魅力をInstagramなどで発信していきませんか?

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