長野県の地獄谷野猿公苑で冬のニホンザルを間近に見る!

温泉に入る猿

スキー場情報

長野県の地獄谷野猿公苑は世界で唯一、温泉に入るニホンザルが見られる場所です。志賀高原方面にはたくさんのゲレンデありますが、各ゲレンデから約30分で行くことができるので、是非立ち寄ってみてください。温泉に入っているニホンザルの貴重な1枚の写真が撮れるかもしれません。

長野県の地獄谷野猿公苑について

地獄谷野猿公苑は長野県、志賀高原から流れる横湯川の渓谷にあり、四方を壁に囲まれて噴泉が止まることなく噴煙を上げていることから地獄谷とよばれています。雪深いこの地域では1mにも及ぶ積雪があり、最低気温はマイナス10度にもなる寒い地域です。古くから野生のニホンザルが暮らしているため、生で生態をみることができます。
雪の中の猿
場所:長野県下高井群山之内町大字平穏6845
営業日:年中無休
営業時間:11月から3月の冬季シーズンは9:00頃から16:00頃までです。
料金:大人800円、小学生から高校生は400円、6歳未満は無料です。
アクセス:車の場合は上越自動車道、信州中野IC出口より国道292号で8km、上原温泉の駐車場に行きます。そこから徒歩約30分で地獄谷野猿公苑です。
電車の場合は北陸新幹線、長野駅で下車し長野電鉄特急に乗り換え湯田中駅よりバスで15分です。また、長野駅より志賀高原急行バス40分でスノーモンキーパークまで行くこともできます。

長野県地獄谷野猿公苑のおすすめポイント

長野県地獄谷野猿公苑は、1964年の開苑以来ニホンザルの生態を間近で見ることができるスポットとして、世界中から研究者や写真家が訪れる場所です。中でも人気なのは温泉に入るニホンザルの姿で、1970年にはアメリカのLIFE誌の表紙にもなりました。世界的なスポーツイベントでもある冬季長野オリンピックで、観光客や選手、報道陣などが訪れたことで世界中に認知されました。

ニホンザルが温泉に入るのは寒さをしのぐためなので、温暖な季節には温泉に入ることはあまりありません。冬ならではの光景となるので志賀高原方面へスキー、スノボに出かけたときには立ち寄ってみるべきです。志賀高原方面のゲレンデからは約30分程度で行くことができるので、アクセスも良いです。

地獄谷野猿公苑は柵もなくニホンザルが自由に出入りできます。半径数kmで生活していて、日中餌を食べるために公苑に下りてきます。ニホンザルにとっては野猿公苑は生活の一部でしかなく、餌付けをしているものの野生のサルのため姿を見せないこともあります。しかし、通常では見られないニホンザルの姿を間近で見られるチャンスです。
サルと温泉

長野県地獄谷野猿公苑でニホンザルを観察するときの注意事項

野生のニホンザルのため観察にはいくつかの注意点があります。

食べ物を見せたり与えたりしない

人から食べ物をもらう癖が付くと、食べ物をもらうために足元にまとわりついたり、バックを取ったりするようになるので食べ物を与えては行けません。

触れたり、脅したりはしない

あくまでも野生のサルなので、触ったり脅したりすると反対に威嚇してきたりしてとても危険です。特に子ザルは可愛いからと触れようとすると大声で大人のサルを呼ぶので注意です。

サルの目をジッと見つめない

サルの世界では、近くで目をジッとみることは敵意の表れとなります。また、大きな口を開けることも敵意の表現です。あまり近づかないことです。

近づきすぎない

たまに子ザルなどが近づいてくることがありますが、その時は離れてください。

ペットを連れて入苑することはできません

サルは自分たち以外の動物を嫌うため、犬や猫は敵となります。

カメラ・ビデオでの撮影はOKです

フラッシュをたいての撮影も大丈夫ですが、サルと一緒の写真を撮ろうとして近づきすぎないでください。
カメラ

セルフィースティックは使用できません

サルにスティックを突きつけてしまうと、ストレスや恐怖心を与えてしまいトラブルとなる可能性があります。

ケガやトラブルなどが起きないように以上のことに気をつけて安全に観察するようにしましょう。

まとめ

長野県にスキー、スノボに行ったときに気軽に立ち寄れる珍しいスポットです。世界中の人たちが注目した光景を間近で見ることができます。ゲレンデで思い切り遊んだ後は、自然の動物に親しんでみてはいかがでしょうか。温泉に浸かってまどろんでいるニホンザルとみるときっと癒やされます。

RELATED COLUMN のスキー場コラム