首都圏からわずか2時間程度でアクセスできる便利なロケーション。それでいて標高が高いため、シーズンの長い期間にわたって抜群の雪質が楽しめるスキー場です。ベースのKAWABA CITYはスキーセンターのあらゆる機能が集合し、その名の通り都市ビルのような大規模施設。ゲレンデは武尊連峰に抱かれた雄大なスケールで、剣ヶ峰の険しい山容も圧巻。変化に富んだコースレイアウトによる豪快なロングランがたっぷり楽しめます。
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何もかも揃う巨大なKAWABA CITYからお楽しみはスタート
関越自動車道沼田ICから約25分。川場スキー場は、山麓ベースの1,290mからゲレンデトップの1,870mにいたる、かなりの高地に展開するスキー場です。標高の高さによる気温の低さに加え、内陸ということもあり、冬の季節風がこの地域にもたらす雪は極上。抜群のパウダースノー環境が魅力です。
スキー場の山麓エリアには、KAWABA CITYと呼ばれる8階建ての巨大なスキーセンター施設があり、各種のレストランやレンタル、ショップ、スクールの受付、チケットセンターなどが集合。約1,400台収容可能な立体の屋内駐車場も完備しています。
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Kawaba_04エレベーター
KAWABA CITY内には複数のエレベーターがあるので各階の移動が楽
変化に富んだコースレイアウトで中・上級者に満足度の高いスキー場
ゲレンデはKAWABA CITYを中心に、合計10本のコースが扇型に広がっています。それぞれのコースは複雑な地形の尾根や山肌に切り開かれた変化に富んだレイアウト。コース幅はワイドというほどではないけれど、縦に長く中・上級者にとっては刺激的で面白いコースばかりです。
KAWABA CITYの前から延びているのは、白鳥エクスプレス(クワッド/1,508m)と桜川エクスプレス(クワッド/1,064m)の2本のリフト。白鳥エクスプレスからは、白鳥スカイライン(1,850m/最大斜度14度)からシャミンダウンヒル(720m/最大斜度24度)へと続く全長2,570mのコース、そして白鳥ダウンヒル(590m/最大斜度16度)の2本のコースを下ることができます。いずれのコースも、ところどころに斜度がキツくなる部分があるので、こちらは中級レベル以上の人にオススメ。
初級者は桜川エクスプレスを利用して、滑りやすい桜川コース(1,300m/最大斜度16度)を楽しみましょう。桜川エクスプレスの降り場からは、無名峰トリプル(677m)や山頂に向かうクリスタルエクスプレス(フード付きクワッド/1,620m)、高手ペア(1,177m)の各リフトにアクセスできます。
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初心者はまずファーストステップゲレンデで練習してから
川場スキー場には、一応初級向きとされているコース(クリスタルコースと桜川コース)が用意されていますが、それでも一部に少し斜度がキツくなる部分があるので、始めたばかりの初級者にはちょっと厳しいかも。川場スキー場自体、全体的には中級レベル以上の人向きのゲレンデといえるかもしれません。
そのため、KAWABA CITYの目の前にはファーストステップゲレンデと呼ばれるエリアが用意され、スキーやスノーボード初心者のための練習環境が整えられています。ここにはSunkidと呼ばれるスノーエスカレーター(51m)も設備されているので、初めての人はここでじっくり基礎を覚えてから上部のコースにチャレンジしましょう。同じくKAWABA CITYの前にはちびっこ広場も用意されています。
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山頂から続く、3.3kmのロングクルージングを楽しもう
川場スキー場のゲレンデトップは1,890mというかなりの標高。天気がよければその先にそびえる剣ヶ峰(2,020m)の岸壁の、迫力に満ちた景観が楽しめます。
山頂から下るコースは、クリスタルコース(2,000m/最大斜度16度)と高手ダウンヒル(980m/最大斜度25度)の2本があり、クリスタルコースは比較的緩やかなので初・中級者向き。下部の桜川コースへと連続して滑っていけば、トータル3.3kmのロングランが可能となります。高手ダウンヒルも、最終的にクリスタルコースに連絡します。
上級者が挑戦したくなる難コースとしては、高手スカイライン(1,350m/最大斜度29度)、西峰ダウンヒル(620m/最大斜度25度)、無名峰ダウンヒル(720m/最大斜度26度)、無名峰トライアル(660m/最大斜度34度)があり、チャレンジ精神旺盛なエキスパートの挑戦を待ち受けています。特に斜度の急な無名峰トライアルにはモーグルバーンが設定されていて、モーグル志向のスキーヤーに人気です。
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「ティンバーライン」をはじめ、食事施設は9店舗。メニューもよりどりみどり
KAWABA CITY内には、全部で7店舗の食事施設が集合。メインとなるのは8階の「ティンバーライン」で、川場スキー場内ではメニュー数や座席数がもっとも多い総合レストランです。同じく8階には石窯で焼いた本格ピザとパスタの店「ボスコ」があります。
7階には、北インド料理を提供する「タンドール」やサンドイッチの「PIER39」、軽食・モーニングの「川場充電カフェ」、クレープショップの「ビーチ」、そして川場村の川田牧場から届く生乳を使ったジェラートを提供する「かわばジェラート」が軒を連ねているので、好みに応じて食事が楽しめます。
食事関係の施設は概ねKAWABA CITY内に集中していますが、ゲレンデ(桜川リフトの降り場近く)にも「パノラマハウス」というカフェ&レストラン施設があります。ここの1階はワンプレートメニューを提供する「Jackey’s Kitchen」、2階はカフェテリア形式のレストランとなっていて、天気がよければ武尊連峰の景色などをのんびり眺めながら食事が楽しめます。
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ティンバーラインは川場スキー場のメインレストラン。メニューバリエーションも豊富
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充電カフェではコーヒーや紅茶の類のほか、カクテルやビールなどのアルコール、ちょっとした軽食も提供
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充電カフェで提供されるおにぎりに手羽先のついた川場プレートは、朝早く着いたときの朝食にグッド
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スキー場ではめずらしいインド料理店。タンドールの本店は東京
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各種のカレーをナンとともに。本格的なインド料理が味わえる
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PIER39ではホットドッグやサンドイッチを提供。ボリュームがあるので十分お腹にたまる
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THE BEECHでは各種のクレープを提供
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滑り疲れたらかわばジェラートでひと休み
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気軽に出かけてたっぷり滑れる、首都圏近場の本格ゲレンデ!
オリオンツアーの川場スキー場プランはすべて朝発日帰り。それでも首都圏から近いため、ゲレンデ滞在時間は6時間半と長く、1日たっぷりスキーやスノボの滑走を楽しめます。しかも、気軽にお出かけできる便利な立地でありながら、抜群の雪質とロングランが楽しめるというのも川場スキー場の大きなアドバンテージ。変化に富んだコースが数々切り開かれていて、特に中級レベル以上のスキーヤー&スノーボーダーにとってはかなり満足度の高いスキー場といえるでしょう。
(取材日:2019年2月28日)
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・オリオンツアー 川場スキー場プラン https://www.orion-ski.jp/ski_area/gelandes/show/187
・川場スキー場 オリジナルWebサイト https://www.kawaba.co.jp/snow/