佐久スキーガーデンパラダ◆高速インター直結でアクセス至便なイージースノーワールド

特派員現地レポート

関越道練馬ICから上信越道経由で約90分。しかも、上信越道の出口「佐久平スマートIC」に直結!というロケーション。「そうだ、滑りに行こう!」と思い立ったらすぐにお出かけ可能な、首都圏近接ゲレンデのひとつ佐久スキーガーデンパラダ

コースレイアウトは緩~中斜面が中心で、晴天率の高いエリアでありながらスノーマシンにより積雪は常に安定。キッズのための各施設も充実し、スキー・スノボの初~中級者からファミリーまで安全に楽しめます。

高速を降りてすぐの立地。シーズン早くから初滑りが楽しめる

2018~2019年ウィンターシーズンのスタートは暖冬による降雪不足。全国各地のゲレンデオープンがどんどん遅れていくなか、強力なスノーマシン設備を持つ佐久スキーガーデンパラダはいち早く滑走可能になったというニュース。
というわけで12月26日、早速オリオンツアーのスキーバスを利用して初滑りに行ってきました。

集合は新宿駅西口にある都庁大型バス専用駐車場。7時20分に出発し、10時半前にはもう現地に到着。佐久スキーガーデン「パラダ」は上信越自動車道の「佐久平スマートIC」に直結しているので、クルマを利用して出かける際にもとても便利。朝発日帰りでも、夕方まで滑る時間はたっぷりあります。

都庁大型バス専用駐車場は都営大江戸線「都庁前」駅からすぐ。7時に集合して7時20分に出発。時間に遅れないよう要注意
ツアーバスの各座席にはコンセントが用意されているのでスマホなどの充電に便利。またバス車内にはWi-Fi電波も飛んでいる
サービスエリアでの休憩タイムを取りながら、10時20分頃に現地到着。今回のバスの運転手は平野正和さん。走行はとても快適だった!
佐久スキーガーデンパラダには「北パラダ」と「南パラダ」の2つのエリアがあり、到着したのは「北パラダ」。スキーセンターは駐車場のすぐ目の前。更衣室やレンタルコーナー、レストラン、託児所など、各種の施設がここに集合
ゆったりした男性更衣室。ロッカーも大型サイズで余裕の収納
着替えを済ませてレンタルコーナーへ。用具はヘッドやバートンをはじめ、ブランド品がズラリ。初・中級者には申し分のない品揃え

初・中級者にやさしいコースが多くを占めるゲレンデ

佐久スキーガーデンパラダは、標高1,155mの平尾山山頂を挟んで南北に展開するコースレイアウト。高速道路からすぐ見えるのは「南パラダ」と呼ばれるエリアですが、オリオンツアーのスキーバスは反対側の「北パラダ」にアクセスします。

ここは5本のリフトと4本のコースがレイアウトされた、佐久スキーガーデンパラダのメインともいえるエリア。北向き斜面だからもちろん雪質だってバッチリです!

まずはゲレンデ右側の浅間第1リフトから滑り込む、「ラルゴ」(全長580m)というコースで足馴らし。ここは初心者でも安心なゆったりした緩斜面です。

ゲレンデ中央には浅間第2、第3リフトが並行して架かり、リフト終点から下るコースは「レガート」(全長624m)と呼ばれる中斜面。ただし、今回は雪不足のため「レガート」はクローズ。浅間第2リフトは中間地点で下車できるため、そこから「デュエット」(全長450m)というなだらかなコースを滑ります。

上信越自動車道の真横にそびえる平尾山の南北にコースが開かれている
センター前は広々スペース。遠くに見えるのはキッズランド。全般的にファミリーにやさしいレイアウト
浅間第1リフト乗り場。左側のコースは「ラルゴ」。2018~19シーズンのスタートは自然降雪に恵まれなかったが、スノーマシンで「ラルゴ」にはしっかり雪がつけられている
広々とした浅間第1リフト降り場。フラットなスペースのため、初級者のスノボ装着なども安心
「ラルゴ」は上から下までなだらかな緩斜面が続く。まさに初級者パラダイス
浅間第2、第3リフトはスキーセンターの正面。右側は浅間第2リフト中間点から下る初級コースの「デュエット」
浅間第2リフトの中間で降りたところ。「デュエット」のスタート地点

浅間山の雄大な眺望が素晴らしい

続いて浅間第4リフトを使って北パラダエリアの一番左側、「カンタンテ」コースにトライ。こちらも本来は第5リフトへと乗り継いで平尾山山頂へ向かい、さらに南パラダ側にも下っていくことができるようになっていますが、やはり暖冬のため残念ながらコースクローズ。山頂までアクセスできれば、南に八ヶ岳連峰や蓼科、霧ヶ峰などの素晴らしい景色を望むことができたんですけれどね。それでも、北側に開ける浅間山の雄大な眺望は十分に堪能できましたよ。

「カンタンテ」下部(全長650m)も初~中級向きの緩斜面。ただし、浅間第4リフトの降り場付近はホンのちょっとの距離だけど若干斜度があり、初級者は気をつけて。そこさえ過ぎれば、あとは気持ちよくクルージングができます。

北パラダエリアからは浅間山の雄大な眺望がド~ン! この時期、いつもの浅間山なら完全に真っ白になっているのだが…。やはり暖冬?
浅間第4リフト終点は「カンタンテ」のコース中間エリア。たいした斜度ではないけれど、初級者にとってはちょっとキツいかも?
「カンタンテ」のコース下部。スキーもスノボも気持ちのいいクルージングが楽しめる

食事のメニューバリエーションが豊富。なかでも石窯で焼くピッツァは絶品!

佐久スキーガーデン「パラダ」は、平尾山公園を含む佐久平ハイウェイオアシス「パラダ」の冬季施設。レストランをはじめ、ギフトショップ、休憩室、温泉、キッズランド、託児所、授乳室など、あらゆる層を対象にした施設が整っています。

北パラダのレストランにはいくつかのバリエーションがありますが、メインはゲレンデ正面の「ロッソ・ビアンコ」。ここはカフェテリア形式で、洋食中心のメニューが揃います。またラーメン店やピザハウスもあり、特に「Pizza Time」では石窯で焼く本格ピッツァを提供。名物は佐久市安養寺でつくられた「安養寺みそ」をピザソースに使った一品とのことで、早速ランチに注文してみました。で、以下は食レポ。

高温で焼かれた生地はカリッとし、熱々のトロッととろけるゴーダチーズに肉みそ、ネギ、ベーコン、茄子などがトッピングされ、味わい濃厚。味噌とチーズって同じ発酵食品同士、よく合うんですよね。鰹節とごま油の風味も利いて、ユニークながらとても美味しいピッツァでした。

ほかにも「安曇野のむヨーグルト」や「神津牧場ソフトクリーム」などご当地メニューが充実。ランチや休憩タイムにいろいろ楽しめます。

リストランテ「ロッソ・ビアンコ」では、カレーなど洋食メニューのほか、「ローストビーフ丼」や「網焼き牛カルビ丼」「安養寺みそカツ丼」など、バラエティー豊かなメニューを提供
店名はその名もズバリ「らーめん屋さん」。「醤油ラーメン」や地元の肉屋が仕込んだチャーシューによる「チャーシュー麺」、また「醤油辛ネギラーメン」など醤油系が人気
「Pizza Time」ではピザ専用の石窯を使って本格的に焼き上げる
石窯は高温のため、ピザ生地の表面はカリッとクリスピーな仕上がり。一方、チーズはトロトロに溶け、この「カリッ」「トロッ」の絶妙のコンビネーションも石窯が生み出す美味しさの一要素!
オーダーしたのは「安養寺みそ」(手前)と「4種のチーズとはちみつ」。安養寺みそのピッツァは、佐久市農商工連携地産地消推進メニューに選ばれているのだとか。和風と王道イタリアンの食べ比べにトライしてみてはいかが?

現地滞在は約7時間。たっぷり滑って20時過ぎには東京着

16時のリフト終了までしっかり滑り、帰り支度を済ませて、復路のバスには16時30分に集合。そして20時過ぎには西新宿の都庁前に帰着しました。

バススキーツアーの魅力は、乗っているだけで目的地のゲレンデのすぐ近くまでアクセスできること。電車のように乗り換えの手間や、自分で運転する疲労もありません。

帰りのバスは16時半に現地発。あとは帰着までゆったりとくつろぎタイム
たいした渋滞もなく、夜の新宿には予定時刻に到着

佐久スキーガーデンパラダは都心から楽々日帰りできる立地であり、ゲレンデ・コースの約8割が比較的イージーな構成。安心・安全・安価に、近場で、短期間に上達可能ということで、まさに「安・近・短」なスノーワールド。
オリオンツアーの佐久スキーガーデンパラダプランは、スキー&スノボの初・中級者に特にオススメです。

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佐久スキーガーデン「パラダ」へのオリオンスキーの日帰りバスツアーはこちら↓
https://www.orion-ski.jp/ski_area/gelandes/show/176

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