滑りに行くなら観光も! 近場で観光が楽しめるおすすめスキー場

スキー場情報

観光をプラスして、スキー&スノボの楽しみの幅を広げよう

多くのスキー場は都市部から遠く離れ、到着するまでにはどうしても時間がかかります。せっかく遠くにお出かけするのだから、スキー場だけではなく、その土地を楽しんで見るのはいかがでしょうか。

スキー&スノボに加え、グルメ追及もよし、スキー場以外のレジャー施設を狙うもよし、観光地めぐりもよしという具合に、数え上げればバリエーションはいろいろ。今回は観光という要素に注目してみました。

エリア別スキー場と近接観光スポットをご紹介

滑りと観光をセットで楽しむなら、観光スポットが近くにあるスキー場を選んで見るのがおすすめです。スキー場と、近場の観光地をご紹介します。行きつけのゲレンデの近くに「こんな観光スポットがあったとは!」と、再発見できるかもしれません。

<北海道>サッポロテイネスキー場

札幌の手稲山に開かれたピッグスケールのスキー場。変化にとんだ多彩なコースと雪質のよさに定評があります。札幌市内から40分という近さもあり、ここを訪れたならぜひとも札幌市内観光は組み込みたいですよね。
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◎札幌市内観光

札幌といえば、市内そのものがまるまる観光地。大通り公園をはじめ、札幌市時計台や大倉山展望台、サッポロビール博物館など、「滑ったついでにちょっと観光」というレベルではとても回り切れません。観光する場所を絞って、観光タイムをしっかり組み入れるのはどうでしょうか。
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コロナでしばらく行われなかったさっぽろ雪まつりが、2023年は3年ぶりに実施の予定です。2/4~2/11の期間での開催が決定しました。大通会場やすすきの会場で、巨大な雪像や氷像の迫力が楽しめます。この期間に、札幌周辺に滑りに行く機会があるのであれば是非足を運んでみてください。
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<東北>山形蔵王温泉スキー場

蔵王ならどこでも樹氷が見られるというわけではありません。蔵王のメインゲレンデは温泉街の上部に展開していて、樹氷があるのはまた別のエリア。しかし、蔵王に来たなら名物の樹氷見物は必須です。
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◎樹氷

樹氷があるのは地蔵岳山頂から広がる樹氷高原と呼ばれるエリアで、蔵王ロープウェイ山麓線と山頂線を乗り継いでアクセスします。
特に、山頂線乗車中にゴンドラから眺める樹氷原は圧巻。滑りに自信がなくても下りはロープウェイで下山できるので、技術レベルにかかわらず訪れることをおすすめします。
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◎温泉と蔵王温泉街

蔵王温泉が歴史に登場するのは1,900年前。江戸時代には温泉地としてすでに賑わいを見せ、今日に至っています。蔵王温泉街には3カ所の共同浴場、3カ所の足湯、5カ所の日帰り温泉施設があり、ビジターの利用が可能。また、蔵王温泉街の旅館や温泉施設が3カ所利用できる「湯めぐりこけし」というプランも用意されているので、温泉街を散策しながら入浴が楽しめます。
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<東北>猪苗代スキー場

猪苗代スキー場の周辺には、福島の歴史を偲ばせる建築物や文化施設が多数。また冬の猪苗代湖にも見どころがいろいろ。猪苗代スキー場を訪れた際に立ち寄ってみたいスポットを紹介しましょう。
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◎猪苗代湖のしぶき氷

猪苗代スキー場が絶景スキー場のひとつといわれるゆえんは、猪苗代湖の眺望が素晴らしいから。ならば、遠くから眺めているだけでなく近くまで行ってみませんか。
猪苗代湖では、冬季に「しぶき氷」というめずらしい現象を見ることができます。これは強風にあおられた湖水が岸辺の樹木に氷をまとわせ、氷柱化させた現象。蔵王の樹氷に対する湖バージョンといったところ。見頃は1月~2月中旬で見飽きることがないほど美しく、冬の猪苗代を訪れたならぜひ「しぶき氷」を鑑賞しておくことをおすすめします。

<猪苗代スキー場からのアクセス>
国道49号経由約12km
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◎会津鶴ヶ城

戊辰戦争の際、新政府軍の攻撃に耐え抜いた名城。現在の天守閣は近代(1965)になって再建されたものですが、内部には歴代藩主や幕末の歴史を伝える資料が常設展示されています。また、展望室からは会津の街並み(かつての会津城下)を遠望することも。猪苗代スキー場のみならず、福島のスキー場を訪れたならこちらもちょっと立ち寄ってみたいスポットです。

<猪苗代スキー場からのアクセス>
県道7号、県道64号経由約27km
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◎大内宿

会津若松と日光今市を結ぶ宿場町として栄えた大内宿。当時の姿をそのまま残していることから時代劇のロケなどにも利用され、現在は国選定重要伝統的建造物群保存地区に指定されています。この場所に踏み入った瞬間、まさに江戸時代にタイムスリップ。2/5~2/11には雪まつりも行われます。

<猪苗代スキー場からのアクセス>
県道131号経由約54km
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<東北>グランデコスノーリゾート

グランデコスノーリゾートは裏磐梯エリアに立地。そして裏磐梯には美しい景色の沼や湖が数多く点在しています。この地を訪れたのならば、そんな絶景はぜひとも堪能したいものですね。

◎五色沼

五色沼は裏磐梯エリアの絶景ポイントのひとつ。ここには毘沙門沼をはじめ、赤沼、みどろ沼など数多くの沼が点在。各沼の水面がさまざまな色彩を発することから「五色沼」と名づけられています。その神秘的な美しさはまさに一見の価値あり。
ここではグランデコスノーリゾートからのアクセスを紹介しますが、裏磐梯エリアには「裏磐梯スキー場」や「星野リゾート猫魔スキー場」などがあり、そちらを訪れた際にも五色沼はめぐりやすいロケーション。滑りに行ったときの立ち寄りスポットとして検討してみませんか。

<グランデコスノーリゾートからのアクセス>
国道459号経由約10km
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◎桧原湖

裏磐梯エリアには多くの絶景がありますが、桧原湖もそのひとつ。ここは裏磐梯最大の湖で、その静かな佇まいは息を飲むほどの美しさ。冬場は湖面が凍結するため、状況によっては湖面を歩けることもあります。
周辺の「休暇村裏磐梯」ではクロスカントリースキー場が整備され、クロスカントリーのスキーやスノーシューのレンタルが用意されています。こうした施設を利用して自然を散策するのもすてきな体験でしょう。

<グランデコスノーリゾートからのアクセス>
桧原湖第一駐車場まで国道459号経由約10km
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<群馬>草津温泉スキー場

草津温泉スキー場とくれば、そのベースは観光地である草津温泉。滑るだけでなく、草津温泉の魅力もこの際大いに味わってしまいましょう。
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◎草津温泉街散策

草津温泉には「観る」「遊ぶ」「食べる」「買う」といったお楽しみ要素が目白押し。観光地として古い歴史があり、長きにわたって発展してきました。食べ歩きしたり、お土産を買ったり、温泉街の散策は心躍るものです。

<草津温泉スキー場からのアクセス>
徒歩の場合は西の河原通りを利用

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◎湯畑

草津のお湯が湧き出てくるシンボル的な場所。ここからは毎分4,000リットルものお湯が湧き出るそうで、もうもうとした湯けむりがまさに草津温泉の情緒を醸し出しています。周囲は軽い散策ができる公園となっていて、足湯の施設も完備。目の前には名物の湯もみショーが楽しめる「熱乃湯」もあります。

<草津温泉スキー場からのアクセス>
草津天狗山スキー場より国道292号経由約2km
徒歩の場合は西の河原通りを利用

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◎草津熱帯園

ウインタースポーツを堪能した後に亜熱帯に出かけるという、そんなユニークな体験はいかがでしょうか。
草津熱帯園は温泉熱を利用した動物園で、ここで飼育されている爬虫類は日本一種類が多いそう。亜熱帯を再現したジャングルドームなどもあり、そんな環境で棲息するめずらしい動物を見ることができます。

<草津温泉スキー場からのアクセス>
草津天狗山スキー場より国道292号経由約2.5km
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◎テルメ・テルメ

草津温泉のホテルヴィレッジが運営するプールと温泉のリラクゼーション施設。滑った後は「ちょっと泳いでいこうかな」といった楽しみも。レンタル水着や遊具が用意されているので、手ぶらでお出かけしても大丈夫。温泉やサウナの施設も完備しています。
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<長野>軽井沢プリンスホテルスキー場

軽井沢プリンスホテルスキー場そのものが、日本屈指の観光地でもある軽井沢の真っ只中に立地しています。見どころ、遊びどころ、食べどころ満載です。まずはそのごく一部をご紹介。滑るだけでなく、軽井沢そのものを満喫。

◎軽井沢プリンスショッピングプラザ

北陸新幹線「軽井沢駅」南口の目の前に広大な敷地を有するショッピングモール。ウエアやシューズ、インテリアや雑貨など、有名ブランドのショップ約200店舗が軒を連ねます。歩いて眺めているだけで楽しいもの。
食事ができる店も多くあり、バリエーションに富んでいます。軽井沢プリンスホテルスキー場からは歩いて行ける距離なので、ぜひとも立ち寄りたいスポットです。
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◎軽井沢タリアセン

軽井沢の自然や文化・芸術が融合したリゾート施設。南軽井沢の塩沢湖を中心にレストランやショップ、また軽井沢にゆかりある作家や資料が集められた文庫、美術館などが点在しています。ゴーカートやモノレールなどのレジャー施設もあり、軽井沢らしいおだやかなひとときが過ごせます。

<軽井沢プリンスホテルスキー場からのアクセス>
県道43号(プリンス通り)、国道18号経由約7km
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◎白糸の滝

全国に白糸の滝と呼ばれる地名は多くありますが、こちらは富士山の白糸の滝と並ぶ観光名所。高さ3m、幅70mにわたり、地下からしみ出す浅間山の雪解け水が絹糸のように降り注ぎます。瀑布といったような滝の迫力はないけれど、眺めているだけで心が洗われるような美しさです。

<軽井沢プリンスホテルスキー場からのアクセス>
白糸ハイランド経由約12km
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◎トンボの湯+星野エリア

日本全国に高級リゾートを展開する「星野リゾート」。その原点がここ、軽井沢の星野温泉です。かつては北原白秋や与謝野晶子も利用したという古い温泉施設はすっかりリニューアルされ、今やモダンでおしゃれな「トンボの湯」に。すべての浴槽が源泉かけ流しで、循環・加水なし。美肌の湯ともいわれ、そんなお湯で滑った疲れを癒しましょう。
また星野エリアには、個性的なショップやレストランがウッドデッキでつながれた「ハルニレテラス」や、石の教会 内村鑑三記念堂など、見どころがいろいろあります。

<軽井沢プリンスホテルスキー場からのアクセス>
国道18号経由約7km
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<長野>菅平高原スノーリゾート

菅平高原スノーリゾートのお膝元は長野県上田市。そして、上田市とくれば戦国武将の真田一族が思い当たります。歴史に興味がある方は、スキーやスノボの帰りに歴史探訪ツアーなど計画してみてはいかがでしょうか。

◎スノーキャット根子岳ツアー

根子岳(標高2,207m)は菅平のシンボル的存在。奥ダボスエリアの第1トリプルチェアリフト終点からスノーキャットでスタートし、山頂直下の標高2,170m地点までのんびりとしたツアーが楽しめます。所要時間は約25分。
山頂付近には蔵王にあるような樹氷も見られ、晴れていれば眺望抜群。通常、帰路はそのままスノーキャットで下りますが、樹氷原を滑って下ることもできます(約3kmのダウンヒル)。

<料金>
大人(中学生以上)4,000円、子ども(小学生以下)2,000円
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◎御屋敷公園と真田氏歴史館

真田氏がかつて居城としていた山城の跡地。敵の侵入を防ぐための土塁などが残されており、名将真田氏の知略が偲ばれます。真田氏歴史館では、そのような真田氏の資料が数多く展示され、復元された真田昌幸・信之・幸村親子の甲冑姿はなかなかの迫力。戦国時代の歴史好きならばぜひ訪れたいスポット。

<菅平高原からのアクセス>
国道406号、144号、県道4号経由約15km
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◎上田城

NHKの太河ドラマ『真田丸』で、真田幸村は改めて世間の注目を集めました。上田城はその幸村の父、真田昌幸によって築かれた難攻不落の城。内部には真田神社や上田市立博物館などがあって興味がそそられます。日本百名城と日本夜景遺産に認定されました。

<菅平高原からのアクセス>
国道406号、144号経由約23km。真田歴史史料館からは国道144号経由約9km
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◎小諸城址懐古園

島崎藤村の「千曲川旅情のうた」で全国的に知られる懐古園。その起源となる小諸城の歴史は平安・鎌倉時代まで遡ります。園内には小諸市動物園や児童遊園地、藤村記念館などがあり、スキーやスノボで緊張した神経を癒すのに恰好のスポットでしょう。日本百名城、日本さくら名所百選に認定された園をのんびり散策してみてはいかがでしょうか。

<菅平高原からのアクセス>
県道4号経由約34km。上田城からは国道144号経由約18km
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<長野>志賀高原・北志賀高原各スキー場

山深い奥地に開かれている志賀高原や北志賀高原。この地にやって来るのは、スキーやスノボが大好きな人たちばかり。バリバリ滑ることに目を奪われ、ほかに観光することなど思いもよらないかもしれませんが、周辺には見どころや遊びどころ満載な観光地がいっぱいあるんですよ。
志賀高原観光協会HPはこちらから
北志賀高原観光協会HPはこちらから

◎地獄谷野猿公苑

世界で唯一、猿が温泉に入る光景が見られる場所として有名に。世界中から観光客が訪れるようになりました。志賀高原や北志賀で滑って帰りの時間に余裕があれば、ぜひ訪れてみたいですね。

<志賀高原からのアクセス>
志賀高原入り口サンバレースキー場から地獄谷野猿公苑駐車場まで国道292号経由約9km。以後は徒歩で1.9km約30分

<北志賀高原からのアクセス>
竜王スキー場から地獄谷野猿公苑駐車場まで国道403号経由約16km
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◎湯田中・渋温泉湯めぐり

湯田中と渋温泉には源泉が異なる9カ所の共同浴場があり、通常これらは地元の人と渋温泉宿泊者のみ利用可能です。しかし、その中で9番湯の「渋大湯」はビジターのために一般開放されています。滑って疲れた体の筋肉をほぐすには最適。温まった後は、ノスタルジックな風情が残る温泉街を軽く散策するのもおすすめです。

九湯めぐりHPはこちらから

湯田中温泉HPはこちらから

<志賀高原からのアクセス>
志賀高原入り口サンバレースキー場から国道292号経由約11km
<北志賀高原からのアクセス>
竜王スキー場から国道403号経由約13km

◎長野市内善光寺と門前町散策

長野市といえば善光寺。創建1,400年、阿弥陀如来を御本尊とする善光寺を中心にこの地は栄えてきました。善光寺門前町にはさまざまなお店が軒を連ね、お土産を買ったり食べ歩いたりするのが楽しみ。
また、周辺には長野県立美術館や恐竜模型のある城山公園など、見どころもいろいろ。志賀や北志賀からはちょっと離れているけれど、半日滑って半日観光というスケジュールなら無理はないでしょう。

<志賀高原からのアクセス>
志賀高原入り口サンバレースキー場から善光寺まで国道292号経由約40km
<北志賀高原からのアクセス>
竜王スキー場から善光寺まで国道403号経由約35km
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<新潟>越後湯沢周辺各スキー場

湯沢エリアには「GALA湯沢スキー場」をはじめ、「岩原スキー場」や「越後中里スノーリゾート」「湯沢高原スキー場」など数々のスキー場が点在。冬の越後湯沢はまさにスキーのメッカ。でも、越後湯沢はもともと温泉の町だということを忘れちゃいけません。

ガーラ湯沢HPはこちらから
岩原スキー場HPはこちらから
湯沢中原HPはこちらから
湯沢高原HPはこちらから

◎湯沢温泉街散策・入浴

温泉宿ばかりでなく、湯沢には数多くの日帰り入浴や外湯めぐり施設があります。また、JR上越本線・上越新幹線「越後湯沢駅」の西口駅前広場には足湯の設備も。せっかく湯沢温泉エリアに来ているのだから、帰る前にちょっと温まっていきませんか?
また、温泉街には湯治客のための遊び場もいろいろ。昔ながらの風情を感じながらブラブラ散策するのも一興です。

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◎越後のお酒ミュージアムぽんしゅ館

日本文化の一翼を担うアイテムとして、日本酒は世界中から注目を集めています。「ぽんしゅ館」は、そんな日本酒の素晴らしさを発信する基地。上越新幹線の「越後湯沢駅」内にあり、新潟全酒造の銘柄がここに集められています。

もちろん唎酒は可能。500円で飲んでみたい銘柄をお猪口5杯分試飲することができます。また、お酒ばかりでなく越後の代表的な物産も販売。新幹線を利用するならば、ぜひ立ち寄りたい施設です。
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まとめ

改めて見渡せば、スキー場周辺にはいろいろな観光地があるものです。スキー場を探す際、周辺の観光スポットをチェックしてみるのは絶対おすすめ。「スキー&スノボ」プラス「観光」のハイブリッドツアーを計画し、旅を思う存分楽しんでみてください。

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