スキーやスノボをするときゲレンデにスマホを持って行っても大丈夫?

ゲレンデ スマホ

スキー・スノボ豆知識

ゲレンデにスマホを持っていくかどうかは、とても迷うことでしょう。
スピードもあり激しい運動を伴うスキー、スノボなのでスマホに関するいろいろなトラブルが考えられます。
どのようなデメリットがあるのか、またそれに対してどのように対処したら良いのか紹介しています。

ゲレンデにスマホを持っていくデメリット

スマホ スキー場
ゲレンデに行くとき、スマホを持っていくのかどうかは特に初心者の場合は悩むでしょう。
みんなとを写真を撮りたい、はぐれてしまったときに連絡を取れなくなってしまうので持っていった方が良いと考える人は多いですが、ゲレンデにスマホを持って行くにはいくつかのデメリットがあります。

紛失

ゲレンデに出るときに、貴重品はウェアのポケットかウエストポーチなどに入れておきます。
しかし小さなポケットなので転んだときなどに紛失してしまう可能性があります。特にスノボは転倒の回数が多いので、ファスナーをしっかり閉めていなかったりするといつのまにか落としてしまうこともあります。
みんなと写真を撮ってポケットにしまったはずなのに、グローブをしたまま扱ったため、ファスナーがしまっていないということもよく起こります。

破損

画面が割れてしまうこともあります。転倒してしまい地面と自分との間にスマホがあると衝撃で破損してしまうことがあります。
また、グローブをしたままや寒くてかじかんだ手で扱ったために、落としてしまうこともあります。雪の上は柔らかいと思うでしょうが、溶けた雪が凍りアイスバーンになっていると氷のように硬いので要注意です。

水没

雪や雨が降っているときには、水没の可能性があります。ウェアをレンタルする場合、古いものだと防水機能が衰えていることもあり、ポケットの中まで雪や雨が染みこんでしまうこともあります。初心者で何度も転んでしまう場合も、中まで染みてしまうので注意しなければなりません。

電池の減りが早い

寒いところに行くと、電子の減りが早くなってしまいます。これはリチウム電池の特徴が理由で、零度くらいになると電池容量が小さくなってしまうためです。またマイナス5度くらいになると電池を守るためにスマホのセンサーが働き、電力の供給を抑えてしまうのです。

対処方法①日常生活よりも取扱いを丁寧に

スマホ 破損防止
ゲレンデにスマホを持っていくときにはさまざまなデメリットがありますが、日常で使用するときよりも注意することでトラブルを避けることができます。

紛失対策

無くさないようにするためには、必ずマジックテープやチャックなどで、しっかり口を閉められるところへ入れることです。
そして滑り始める前にチャックが閉まっていることを確認します。リフトに乗っているときにとても綺麗な景色を写真に撮りたいと思うでしょうが、十分気をつけるべきです。落としてしまった場合、下が林の中などの滑走禁止区域なっていることが良くあり、この中へ入って探すことはできません。また、下に滑っている人がいる場所では落としたスマホがぶつかってしまうと大変です。これを防ぐためには、ウェアに付いているフックやネックストラップにつなげて、手から離れてしまったときに落下しないようにしておきます。

破損、水没の対策

破損や水没は落としてしまったときに起こりやすいので、落とさないようにフックなどを利用すると良いです。
また、転んでしまうときにはお尻をつくことが多く、スノボの場合は胸のあたりを付くことも多いです。地面にあたると予測できる付近のポケットは避けて入れると良いです。

電池の減り対策

ポケットの中から冷えたスマホを取り出すと、その場で電池が切れてしまうことがあります。
暖めることで少し復活することがありますが、友達と写真を撮ろうと思ったときやはぐれてしまい連絡を取りたいときに電源が入らないと困ります。
それに備えて予備のバッテリーを持っていくのも対策の一つです。

対処方法②ケースでデメリットをカバー

スマホケース 雪山
その他の対策として、対衝撃ケースや防水ケースに入れるという方法があります。

耐衝撃ケース

スマホのバージョンに合わせて、さまざまなデザインがあります。ネット上や、量販店などで販売されています。
但し、絶対大丈夫というわけではないので、ハンドタオルに包んだりキルティングなどの厚みのある素材のポーチに入れたりと、さらに対策を取っておくと良いです。

防水ケース

防水ケースもそれほど高額ではないので、検討すると良いです。落としてしまったり、雨や雪が降っているときに使用しなければ大丈夫だという印象がありますが、ウェアの中が蒸れてしまうと結露になります。ジップロックでも対応可能ですが、防水ケースではないので注意の上で利用すべきです。
また、内部に結露が付いてしまうと破損の原因となります。冷え切ってしまったスマホを暖かいところに突然持っていくと結露が付きやすいです。
特に充電端子は結露を防ぐ設計が難しく、充電したときにショートしてしまうことがあります。

紛失や破損後は手続きが多くスマホを初期化することも

ゲレンデ スマホを無くしたら
紛失してしまったり、破損してしまった場合、これらのことが起こります。

新たな端末購入費用の発生

紛失してしまった場合、新たに購入しなければなりません。現在のスマホの価格は10万円と高額なものもあります。
たいてい月々の通信費と共に支払っていることが多いですが、その支払いが完了していなければ新たに購入したスマホと、紛失してしまったスマホの両方の金額を支払うことになるでしょう。

破損して修理に出す

結露や画面が割れてしまったときは、場合によっては修理が可能です。しかし、端末のデータを初期化されてしまう可能性があり、同意書にサインすることとなります。
これはデータが流失してしまうことを懸念して起こることなので、電話帳や画像データなどの重要な情報が全て消されてしまうこととなります。

データのバックアップをとっておこう

新たに購入する場合や、修理によって初期化されてしまったことを考えこまめにバックアップをとっておくとよいです。
GoogleサーバーやiCloudに保存すると復元が簡単にできるので便利です。LINEやTwitterなどのアプリはもう一度設定し直すことで利用できますが、その際ログインするときのアカウントは必ず控えておくべきです。

それでも心配な場合

スマホ スノボ
耐衝撃ケースや防水ケースに入れて、チャックのあるポケットにしっかりしまっても、紛失してしまったらどうしようと心配となってしまうこともあるでしょう。スマホが手もとにないと、使用できない期間があったりと何かと不便ではあります。しかしせっかくスキーやスノボで遊んでいるときに心配ばかりしてしまい、楽しめないのではもったいないです。
そのようなときには、潔く持っていかないという方法もあります。

洋服と一緒にロッカーの中に入れておけば、使用できないのはあくまでもゲレンデにいる間だけで、お昼の時間などに一度戻ってスマホを使うこともできます。
特にスノボの初心者は転ぶ回数も多いので、破損、水没の可能性が高いです。また、慣れない用具を装着していることで注意が散漫になり紛失してしまう可能性も高いです。
そのような場合はゲレンデに持ち込むことをもう一度考えましょう。

しかし、ゲレンデにスマホを持って行くとこんなに楽しい

スキー場 自撮り
トラブルがあることを考えると心配ではあるものの、ゲレンデにスマホを持っていく人は多いです。
友人数人と行くとレベルの違いなどで、リフトやコースが分かれてしまうことがあります。そのようなときにスマホがあれば直ぐに連絡することができます。
ゲレンデは山の中ではありますが、たいてい電波はつながります。また、一緒に行った友達と写真を撮ったり、滑っているところを動画で撮ることもできます。

ゲレンデは綺麗な自然に囲まれているところが多く、美しい景色を撮影することもできます。
リフトは以外と長いものもあり、そんなときにお気に入りの音楽を聞くこともできます。そして、何かがあったときに連絡できる手段があるというのは心強いです。

まとめ

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ゲレンデにスマホを持っていくことで、デメリットはあります。対策をしっかりしたとしても広い場所でスポーツをしているのでトラブルとなってしまうこともあります。
ですが、持っていれば友達との写真を気軽撮ることもでき楽しい思い出を作ることができます。どちらを優先するかはとても難しいですが、後悔しない選択をしましょう。

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