スノボを楽しむ!パーク向けのオススメの板を知って出かけよう

パーク 板

コラム

今年のウィンターシーズンに新しいスポーツを試してみたい、スキーやスノボに挑戦してみたい、と考えている人もいるのではないでしょうか。ゲレンデは数多くありますが、安全かつ段階的にスノボを楽しむには、スノボ向けのアイテムが多く設置されているゲレンデを選びたいものです。
スノボを満喫できるパークについて、またパーク内でより使いやすい板について調べてみましょう。

スノボのパークって?

ゲレンデ情報をチェックしている際に、パークというワードを聞いたことはありませんか?スノボをやってみたい人が練習するためには特に欠かせない場所です。パークとは、ジャンプなどをするために、人工的に整備された場所です。ゲレンデの中にあるもともとの地形を生かしつつ、コブをつくったり、ジャンプ台を埋めたりしています。
スノボを楽しむ際、まずは基本的なジャンプ台を使ってジャンプの基礎をやってみたいという人もいるでしょう。そんな時、パークで段階的にジャンプを練習することができます。

どんな種類があるのか

パーク 種類
パーク内のアイテムには様々なものがあります。
・キッカー:ジャンプ台をさします。初心者向けの2メートル程度の低い高さのものや、8メートル、10メートル以上の迫力ある高さのものもあります。
・ハーフパイプ:パイプを半分に切ったようなカタチで、左右に飛び上がりながら様々な技を披露します。オリンピック競技にもなっているので、見たことがある人も多いでしょう。
・レール:手すりのような形状で、細い棒の上をバランスを保ちながら滑ります。長さや高さが色々で、挑戦しがいのあるコースもあります。
・ボックス:レールのようですが、滑る面が広く、箱の上を滑るようなイメージです。ボックスの高さや幅、長さ、傾斜はそれぞれ違い色々な種類があります。初心者はレールの前に、まずボックスを習得すると良いです。どのようにバランスを保ちつつスピードも維持して滑りきるか、練習できます。

どんな楽しみ方があるの?

まずは、一つひとつのアイテムの練習をすることができます。難易度は自分にあったものを選びます。

基本的な練習ができるようになったら

一つひとつのアイテムの練習を行い、それらができるようになったら、それらのアイテムを順番に滑りつないでいくことができます。こうして、自分なりのラインを決めて滑っていくことにより、さらにスノボが楽しくなっていくことでしょう。

注意すること

大勢の人が集まるスキー場ですから、色々なレベルの人がいます。ジャンプなどをする前によく確認し、着地点に誰もいないことを見てからジャンプします。自分がジャンプが終わったら、なるべく早く着地点から出るようにします。
アイテムには難易度が記載されていたり、コースも初心者用や上級者用などと明記されているところもあります。その場合は、自分にあったものを選択します。はじめから難しいアイテムに挑戦しないようにして、徐々に体を慣らしていくことが大切です。
色々なレベルの人がいるため、ぶつかったり板が目にあたったりしないように注意します。自分のペースを守りつつ、急いでいる人には譲ったり、遅い人を待ったり余裕をもってスノボを楽しみたいものです。

どんな板を選べばいい?

板 スノボ 選び方
初めてパークで滑りたい場合、どんな板を選べば良いのか迷ってしまいます。カタログにもたくさんの種類が掲載されていますし、毎年新しいモデルも販売されているからです。メーカーによっても多少の違いがありますが、パーク向けの板として販売されているタイプの大まかな特長を考えてみましょう。

こんなタイプを探してみよう

・形状:ツインチップ
ツインチップとはノーズとテール、つまり前と後ろが同じ形状のものをさします。

・長さ:短め
板の長さには、実際の長さと、有効エッジ部分がどれくらいかという2つのポイントがあります。
有効エッジとは滑るときに、実際に雪面に接地している部分をさします。この接地面が多いと安定して滑ることができるので、接地面が長いものを選びます。
実際の長さは、パークではジャンプを飛んだり、スピンをすることが良くあるため短い板が有利です。長いものより重量も軽く、遠心力も少なくなるからです。

・幅:広め
細めと広めのものがあり、幅が広い方が滑りやすいです。

・硬さ:柔らかめ、もしくは中間程度
しなりやすさとねじれやすさ、両方を確認して選びます。

自分の体重や身長、予算なども考えつつ選択していきます。パーク向けのものをショップのスタッフに確認して、その中で自分が使いやすそうなものを絞っていくこともできます。

おすすめの形状

板の中には、ツインチップやディレクショナルといった形状があります。

ツインチップがおすすめされる理由とは

ツインチップの板は、アイテムを滑る際に必ず行う、スイッチスタンスという動作がしやすい、という特長があります。スイッチスタンスとは、自分がいつも滑っている方向から180度変えて、板を回転させることです。
またツインチップは、スピンがしやすいという特長もあります。

おすすめの幅

広めの幅がおすすめされる理由とは

板の幅が広いとまっすぐ進む際、安定性よく進むことができます。パークでは助走するスペースもあり、安定した姿勢を作ることが大切なので、幅の細い板より広く安定したタイプが向いています。
自分の足にあったものを選ぶ必要があるので、実際に装着して確かめましょう。

おすすめの硬さ

板を硬いとか、柔らかいなどと表現しますが、これは板のしなりやすさやねじれやすさのことです。自分で触ってみてどうなのか、ということもチェックする必要があります。
一般的には、硬い板を使うならスピードが出やすく、柔らかいものは傾斜の緩やかなところに適しているといわれます。初めてスノボを行うならやや柔らかいものが扱いやすいかもしれません。硬いものではなく中間程度の板をチョイスすれば、あらゆる場面に対応できるので長く使うことが可能です。

バインディング・ブーツの選び方

ブーツ スノボ
バインディングやブーツは、自分の足にピッタリしたものを選びますが、素材が柔らかめのものをチョイスしましょう。ボードにブーツをしっかりと固定しておかなければいけませんが、足首が動きやすいのがパーク向けの理想的なタイプです。アイテムは、ジャンプやボックス、レーンといったものが多いため色々な動きに対応できるものが良いです。足首の力を使って飛び降りたりすることも想定して選びます。

パークが楽しめるおすすめのスキー場

パーク スキー場
パークの設備が充実していて、スノボをしたい人達が行きやすいスキー場はどこでしょうか。関東からも近く、日帰りで行くことができるスキー場を3つ紹介します。

X-JAM高井富士_長野

場所:長野県下高井郡山ノ内町北志賀高原
概要:47のアイテムで楽しめる、日本で最も規模が大きいパークがあります。アイテムは、キッカーやレギュラーハーフパイプ、ビッグハーフパイプなどがあります。レールやボックスの種類も多く、上級者から初心者まで、みんなが楽しめるよう色々な幅や高さのアイテムがそろっています。
アクセス:JR長野駅から、長野電鉄線に乗り換えます。湯田中駅で下車後、タクシーで約20分です。

丸沼高原スキー場_関東

場所:群馬県利根郡片品村東小川
概要:コバルトコース、オレンジコースに、色々な難易度のアイテムが設置されています。初心者でも楽しめるレーンはビギナーレーンで、ここで様々なスノボの動きを練習できます。
アクセス:上越新幹線上毛高原駅から有料のシャトルバスが出ています。また、かたしなスノーエクスプレス号も利用できます。新宿から1日1便の直通バスに乗り、道の駅かたしなで無料のシャトルバスに乗り換えます。

白馬五竜&HAKUBA47_長野

場所:長野県北安曇郡白馬村
概要:いいもりゲレンデ内に、スノーパークやモーグルコースなどが整備されています。スノーダイビングコースも長めに取られていて、色々なレベルの人が練習できるところです。アイテムとアイテムの間も滑り降りながら、様々なラインを試すことができます。
アクセス:JR大糸線神城駅から無料シャトルバスが出ています。

まとめ

スノボを長く楽しく滑るための板のチョイスについて紹介しました。ツインチップのタイプで、有効エッジが長くサイズが短いもの、そして幅が太めで安定している板を選びましょう。
パークでは初心者が習得するジャンプからはじめて、徐々にロングコースを滑ることができます。スノボのアイテムが豊富なスキー場なら、上手な人が多いので見て学ぶこともできそうです。

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