スキー場に新幹線で行くには?初心者向けの注意するべきポイント4つ

スノボ こけない

スキー・スノボ豆知識

スキー・スノボへ出かけよう!と思ったら、いろいろとカバンに詰め込む必要があります。その時どれだけ荷物を整理して量を減らしても、板やウェア、ブーツを持っていこうとなれば、相当な大きさや重さになりますよね。
初心者の場合は旅慣れていないこともあり、移動だけで疲れてしまう方もよく見かけられます。

ここでは新幹線でスキー場へ行く際の荷物における注意点などをご紹介していますので、ぜひ参考にしてください。

スキー板や荷物はなるべく事前発送しよう

スキー アイテム

スキー場に隣接している宿泊施設は、ほとんどが荷物の配送に対応しています。
スキー板はもちろんのこと、ウェアなどの荷物は、できれば事前に運送会社が行っている専用の宅配サービスを利用して、あらかじめ発送しておくと便利です。
出発の時間帯によっては、混雑の中大きな荷物を持ち歩かなければなりませんし、いざ現地へ降り立って宿泊施設まで歩く時、荷物は邪魔になります…。

配送料を節約できるし自分で持っていこう、という方は、下記の点に注意しておきましょう。

各車両の一番後は荷物を置くスペースが確保しやすい

新幹線の席は、進行方向に向かってシートが設定されています。そのため、各車両の一番後は背中側にちょっとしたスペースが存在します。
ここを活用できるよう、なるべく一番後の席を確保するようにしましょう。

ただし、公式な荷物置き場ではないので、隣が他人の場合はリクライニングできないといった苦情も考えられます。
あくまで同行人で席が確保できた時や、空いている時に限定して利用しましょう。

各車両の一番前も目の前に置きやすくはある

逆の一番前はスペースこそ普通ですが、目の前の壁へ立てかけるようにして荷物を置けます。
こちらも同行人で席が確保できているケース限定ではありますが、置きやすいスペースです。

車両に設置されている「荷物置き場」に置く

一番おすすめなのが、荷物置き場に置くことです。主に積雪地帯を出入りするような新幹線に設けられています。

車両によって設置位置が異なるので、事前にチェックする必要があります。主に新幹線(E2・E3系)ですと、デッキに荷物置き場が設置されています。

特大荷物置場の事前に予約できる制度の導入と設置

2019年8月、JRは特大荷物置場を設置することと事前に予約できる制度の導入を発表しています。
訪日観光客はかなり混乱しているようですが、荷物置き場を設置すると乗客数が減る恐れもあり、いろいろと試行錯誤がなされているようです。
この特大荷物は規定があり、以下のようになっています。

※3辺を合計したときに160cm~250cmになる荷物

荷物スペースは2020年5月中旬頃より導入される予定で、路線も相まって、2019~2020のシーズンやスキーツアー自体には影響が無くとも、順次荷物置き場は整備されていく模様です。
詳しくは公式情報を確認してください。

JR西日本公式サイト
※サイトはJR西日本ですが、対象は東海道・山陽・九州新幹線です。

もし旅行会社でツアーを組む場合は、荷物を自分達で持っていく際の置き場所があるのかどうか、聞いてみると良いかもしれませんね。

現在のスキー板は、比較的長さが短いので、持ち歩きやすくなっています。
新幹線の席に持ち込む時は、周囲にぶつけないよう注意して、立てかける時も転倒しないようにしたり、前、後の方に迷惑がかからないような配慮をすることが必要です。
リクライニングにも対応できるような工夫を心掛けましょう。

きっぷは事前購入がオトク!旅費を節約して、配送代や美味しいものを食べる予算に

スキー 新幹線 切符
新幹線は様々なチケット購入方法があります。
スキーへ出かける場合、事前に購入できるケースが多いので、ぜひチケット割引を利用しましょう。

えきねっと トクだ値

えきねっとはJR東日本が展開しているウェブ予約サービスです。「トクだ値」は繁忙期にも使えるので、チケットは常にここで抑えるのが良いというくらい、おすすめです。
通常で5~15%程度の割引がありますが、13日前までに予約すると…

お先にトクだ値

お先に、が足された「お先にトクだ値」というサービスがあり、なんと25%もオトクに!
これを往復乗ることになる訳ですから、相当な金額差になります。

お先にトクだ値スペシャル

さらに限定期間のみ提供されているサービスが「お先にトクだ値スペシャル」、こちらはなんと50%OFFという破格値です。
予約可能な路線や期間が厳選されているので、自分達の旅行が当てはまっているかチェックしておきましょう。

JR西日本でも「トクトクきっぷ」など、行き先のエリアがフリーに乗車できる周遊券のようなタイプが販売されています。
きっぷは事前予約が圧倒的にオトクですね。

路線バスなのか?シャトルバスがあるのか?最寄り駅からスキー場までのアクセスは要チェック

バス スキー
新幹線で行くとかなり快適に現地の近くまで辿り着くことができますが、押さえておきたいのが、最寄り駅からスキー場までの行程です。
駅に近いスキー場もあるものの、中にはバスで2時間程度、といったスキー場も多くあります。
この行程を何に乗って行くのか、事前に確認しておいたほうが良いでしょう。

駅チカなら、タクシーも有り

車で10分といったスキー場の場合は、友達同士でタクシーを利用すると便利です。雪国で、スキー場近郊のタクシーはスキー板を載せ慣れていますし、行き先にも精通しています。
おいしい食べ物や現地情報をちょこっと聞いてみるのも、良いかもしれません。

シャトルバス、送迎バスが出ているかも

無料・有料のシャトルバスがあれば、それに乗るのが一番確実です。宿からの送迎バスが出ている場合もあります。
タクシーでもちょっと…といった奥深いところは、多くが送迎バスなどを手配してくれるので、駅へ到着した後取るべき行動は事前予約時によく聞いて覚えておきましょう。

路線バスや現地私鉄を乗り継ぐケースもあり

例えば長野の場合、シャトルバスもあれば、長野鉄道という私鉄を乗り継ぐケースも有り得ます。
スキー場が奥地にあると少し時間がかかりますが、旅情を堪能できるというメリットもあります。

いずれにせよ、駅から先は不慣れな土地になっていることも多いので、スマートフォンにメモをしておくか、プリントアウトして持っていくなど、行程を確認できるようにしておきましょう。

アクセス良好なスキー場をピックアップ

スキー場 アクセス 駅
シャトルバスが出ているスキー場は数多くありますが、ここではその中から数箇所ご紹介します。もちろんこの他にも多くあるので、興味がある方はぜひ探してみて下さい。

・上越国際スキー場

こちらはシャトルバスなど必要ありません。JRに「上越国際スキー場前」という駅があり、そこで下車すれば目の前は既にスキー場施設です!圧倒的なアクセスですね…。

・湯沢高原スキー場

JR越後湯沢駅からシャトルバスが出ています。所要時間は2分となっているので、こちらも相当な駅チカっぷりです!
駅から乗り場まで徒歩8分ほどと多少距離はありますが、丁寧な案内が公式サイトに出ています。

・石打丸山スキー場

JR越後湯沢駅からシャトルバスが出ています。所要時間は6分、乗ったら景色を楽しんでいるうちにすぐ到着しますね。この辺りはスキー場へのハブ駅となっているので、車でのアクセスも大変良く整備されています。

・北志賀竜王スキーパーク

JR飯山駅からシャトルバスが出ています。また長野電鉄の湯田中駅からもシャトルバスが出ています。所要時間は飯山駅からが45分、湯田中駅からが25分程度で、飯山駅からのシャトルバスについては、事前に予約が必要です。

・白馬八方尾根、白馬岩岳、栂池高原

シャトルバス路線の交通網ですが、こちらの画像は拡大できませんので、公式サイトのPDFをご覧頂いた方が分かりやすいでしょう。
八方尾根スキー場の公式サイトはこちら

八方尾根スキー場は日本でもトップクラスのスキー場ですが、近隣の白馬岩岳、栂池高原といったスキー場や街と駅を巡回するシャトルバスが運行されているなど、かなり広大な交通網となっています。
地元の街を楽しめるというのも、嬉しい試みですよね。

・安比高原スキー場

東北でも最大級の規模を誇る安比高原スキー場。
多くのアクセス方法がありますが、いわて花巻空港、JR仙台駅からシャトルバスが運行されています。またJR盛岡駅やJR仙台駅、仙台国際空港といったアクセスポイントからも、連絡して宿泊施設を伝えれば、送迎してもらえます。

この他、北海道のスキー場は、多くが千歳国際空港を起点としており、各スキー場へバスが出ています。
奥地になると、シャトルバスで3時間弱といったケースもありますが、そこは雪景色を楽しみながらあれやこれやと計画を立ててみたり、寝たりして過ごしましょう。

スマホなどのバッテリー駆動物は要注意

スキー バッテリー
今や誰もが持ち歩いているであろう、バッテリー駆動のデバイス。寒冷地ではバッテリーの持ちが悪くなる点にも、注意が必要です。
モバイルバッテリーを持っていくと言っても、モバイルバッテリー自体も持ちが悪くなりますので、普段より節約する意識は持っておいたほうが良いでしょう。

とは言え、宿泊施設に到着すれば充電は可能ですから、充電機器を忘れず持っていくようにしましょう。

またこのような物は必ず手荷物で持ち歩くようにして下さい。発送する荷物の中に入れてあると、破損等の問題が発生する可能性もあります。

まとめ

新幹線でスキー場に行く場合、気になるのが荷物です。
ウェアなどの他に快適グッズなども持って行きたくなりますが、板を持って乗車するだけでもかなり気を使うので、荷物はできるだけ少なくしておくほうがいいでしょう。

やはり手荷物だけにして身軽にするのがおすすめです。
ホテルによっては、事前に荷物を送っておけるサービスもありますので、予約時に宿泊先のホテルに聞いて発送しておきましょう。

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