近年、日本にはたくさんの外国人観光客が訪れています。そんな中、冬の間はスキー、スノボを目当てにスキー場へ訪れる外国人も急増しています。日本は雪質だけでなく、ゲレンデの設備やホテル、またそれらのサービスも素晴らしく、SNSなどを通じて人気がますます高まっています。そこで、外国人に人気のあるスキー場と、現地で彼らに接したときに使える簡単で便利な英語のフレーズをいくつか紹介します。
北海道に負けていない！HAKUBA VALLEYが外国人スキー客に人気がある理由
日本のスキー場の中でも、ニセコをはじめとする北海道のスキー場と並んで外国人であふれかえっているのがHAKUBA VALLEYです。HAKUBA VALLEYとは、一番奥（北部）は白馬コルチナ、白馬乗鞍温泉に始まり、八方尾根、Hakuba47、鹿島槍、爺ガ岳など10のスキー場を含むエリアを指します。広いコースが自慢の有名どころや、小さくても気持ちの良いコースが楽しめるところなど、バラエティーに富んでいます。そのすべてをシャトルバスで移動できるので、日替わりで楽しむことも可能です。
成田、羽田空港からバスで直行できるアクセスの良さに加えて、おしゃれなゲレンデカフェやパウダースノーの雪質は外国人を魅了してやみません。国内客にとっても、関東、関西など各地からツアーバスが出ていて、アクセスはバッチリです！
他にも外国人に人気がある理由として、白馬村は宿泊施設の外にも夕食やお酒を楽しめるカフェ、パブ、クラブなど夜遊びできる店が充実していることが挙げられます。冬季限定のナイトシャトルバスも村内を運航しているので、夜にお店へ繰り出す時も安心です。アフタースキー・スノボを、車で来ていなくても気軽に楽しめるのは有難いでしょう。またこうした外国人に人気のスポットは国内のツアー客にも大人気。外国人がたくさんいるおしゃれなパブは、さながら自分が海外にいるような気分にさせてくれます。
覚えておこう！いざというとき役立つ英語のフレーズ
スキー場で外国人と接する機会が増えた今、最低限知っておきたい簡単なフレーズをシチュエーションと共に紹介します。
Excuse meは絶対！
特に積極的に外国人と関わらなくても、ぜひこれだけは覚えておきたい、というのがこのフレーズです。
・すれ違いざま、通りすがりに軽くぶつかった時など「あ、失礼」という程度の場合。
・何かの理由で「ちょっとすみません」と呼び止める時。
中でも多いのが、グローブなど何かを落としたり忘れたまま離れる相手に呼び止めて教えてあげる場面です。
接触してしまった時
・軽い接触はExcuse me.
・相手に Excuse me と言われたら、It’s all right. 、That’s OK.、No problem.、Don’t worry.などと言って応えましょう。
・明らかにこちらが悪い場合、I’m sorry. Are you OK?、Are you hurt? など、まず謝ってから大丈夫かどうか尋ねましょう。
・救助を呼んでもらいたい場合は、Please call the rescue.
逆に相手がケガをしている場合は、Can I call the rescue?
転倒している人を助ける時
Can I help you? 、または Are you OK? と手を差し伸べるだけでも心強いものです。
※そのスキー場のレスキューやパトロールセンターの電話番号は、事前に携帯に登録しておくと万が一の時安心です。
外国人はこんなスキー場も大好き！
野沢温泉スキー場
白馬からさらに奥へ行くと、国内トップクラスの外国人人気を誇る「野沢温泉スキー場」があります。ここは白馬とはまったく趣が違い、和風の旅館が立ち並ぶので、日本の昔ながらの温泉街の風情が、外国人の求めるジャパンテイストにしっくりくるのでしょう。滑り疲れたら早めに切り上げて、13軒ある外湯巡りで温まるのも他では味わえない楽しみです。
妙高高原 赤倉温泉スキー場
野沢温泉からさらに奥へ豪雪地域として知られる新潟県に入ると、ここも外国人の人気を集めている「妙高高原 赤倉温泉スキー場」があります。3月4月でもたっぷり積雪があり、雪質もふかふかのパウダースノーです。晩ご飯を食べに外に繰り出したい外国人観光客が楽しめるよう、飲食店街が宿周辺にたくさんあるのも、人気となっている背景です。
野沢温泉と妙高 赤倉温泉は、ともに各地からツアーバスが出ていて、朝起きたらそこに広がるのは銀世界です！
まとめ
外国人客が増えるとさらにスキー場が魅力的になっていきます。外国人にウェルカムの気持ちを伝えるためにも、気軽にコミュニケーションをとってみましょう。
英語に自信がなければ、Good morning ! などとあいさつしたり、Thank you ! と軽くお礼を言ったりするだけでも、笑顔で応えてくれるはずです。
関連記事＞＞＞ハッシュタグ「#japow」。海外でも人気の秘密
