ここは国内有数の広大なスキー場のひとつ。北アルプスの急峻な山岳地帯の環境ということから、白馬エリアの多くのスキー場がどこかシビアでストイックな雰囲気を醸し出しているのに対し、栂池高原スキー場は比較的初・中級者にやさしいゲレンデレイアウトの比率が高くなっています。
もちろん、上級者がチャレンジしがいのあるコースも多彩。ゴンドラの上から下まで技術レベルを問わず、思う存分気持ちのいいクルージングと素晴らしい景色を楽しめます。初心者を含むグループで行くにはぜひともオススメしたいスキー場です。
まずはゲレンデベースに近い初心者エリアで足慣らし
バスが到着したのは、ゴンドラ山麓駅近くのロータリー。栂池高原のゴンドラは「イヴ」と呼ばれる6人乗りで、山麓駅と周辺にはコインロッカーやレンタル、売店などなんでも揃う上、温泉「栂の湯」も併設。ちょっと気が早いけれど、滑り終えたら少し早めにゲレンデを後にして温泉にはぜひ立ち寄ろうと思いました。
さて、早速イヴに乗ってスキー場の上部に行きたいところですが、まずはゆったりとした「からまつゲレンデ」で足慣らしから。
![](http://magazine.orion-ski.jp/wp-content/uploads/2019/09/9232f6831e773cbf0396a474788e521c.jpg)
![](http://magazine.orion-ski.jp/wp-content/uploads/2019/09/702c5272f0166c4eef4ea940ae5370bc.jpg)
ゲレンデのシンボル「鐘の鳴る丘ゲレンデ」へ
栂池高原スキー場のベースエリアにあり、「からまつゲレンデ」と並んでいるのが「鐘の鳴る丘ゲレンデ」。古くからある栂池高原スキー場の名物ゲレンデです。
ここはとにかく広大。横幅1,200mを超える超ワイドなスペースに4本のリフトが並列し、ゆったりした緩斜面が1,000mほど続きます。滑走に刺激を求める向きには物足りないかもしれないけれど、初級者やファミリーにとっては安心な環境。カラフルな旅館街が映える雪景色を楽しみながら、ゆったり滑ることができます。また、基礎的な練習にも向いています。
ゲレンデ中腹には、「鐘の鳴る丘ゲレンデ」のシンボルである鐘があって、記念撮影にぴったり。栂池高原スキー場にやって来た記念と思い出に、ぜひここでパチリとやってください。
![](http://magazine.orion-ski.jp/wp-content/uploads/2019/09/dca20ac6fef2dd1836382df7cc00e81f.jpg)
![](http://magazine.orion-ski.jp/wp-content/uploads/2019/09/aef42b899c78771e9179525016d0e68a.jpg)
ゴンドラ「イヴ」で山頂へ。初心者でもゲレンデ上部から安心して滑れる
ゴンドラリフトの「イヴ」は全長4,120m。山頂駅を降りるとそこは「栂の森ゲレンデ」と呼ばれるエリアで、さらに「つが第1、第2リフト」を利用して上がるとスキー場の最上部である標高1,704mの地点に到達します。ここからさまざまなコースを選んでダウンヒルできますが、林間コースを選べば最長4,900mも滑り続けることが可能。しかも、林間コースは緩やかで、初級者だってOKです。
ゲレンデのいたるところに「初級はこちら」の案内板が立っているので安心。その標識に従ってゆったりと滑りましょう。上級者は「馬の背コース」にチャレンジ。上部はやや急ですが、途中から中斜面となり、快適なロングクルージングが楽しめます。
![](http://magazine.orion-ski.jp/wp-content/uploads/2019/09/b4c62ca77d3e08c6901e5d01718e3d12.jpg)
![](http://magazine.orion-ski.jp/wp-content/uploads/2019/09/66e97d77f1bc30dd68bf92538d8fcc7e.jpg)
![](http://magazine.orion-ski.jp/wp-content/uploads/2019/09/37230c0f005b93b573a9306a034b4d6d.jpg)
![](http://magazine.orion-ski.jp/wp-content/uploads/2019/09/ed940b33637f5e755e60e549c86e2669.jpg)
広大なゲレンデの至るところに広々とした休憩スポットが
ゲレンデベースはもちろん、山頂エリアや中腹エリアにもレストランや休憩施設が設けられ、いつでも疲れた足を休ませることができます。どの施設も席間がゆったりと確保されているのが特徴。ウエアを着ていても、窮屈さや動きにくさを感じることはありません。
山頂の「jackie’s kitchen」のメニューはカレーが中心。中腹には「BURGER KING」やラーメンショップ「豚のさんぽ」、バラエティー豊かなメニューが用意されている「レストランエデン」などがあり、ゲレンデ内施設がとても充実しています。
![](http://magazine.orion-ski.jp/wp-content/uploads/2019/09/09a16e7c35fb110be528c1a486c058e2.jpg)
![](http://magazine.orion-ski.jp/wp-content/uploads/2019/09/e3c232f9e8963061024f71dcd40678d3.jpg)
![](http://magazine.orion-ski.jp/wp-content/uploads/2019/09/17d88364ecd7fbfb599d69182b462a9b.jpg)
![](http://magazine.orion-ski.jp/wp-content/uploads/2019/09/9fe4847e8f583ddad2dccdbc59c4b20d.jpg)
上級者も満足でき、グループ旅行にはぴったりのゲレンデ
総じて初心者にやさしい印象のスキー場ですが、山頂エリアの非圧雪パウダーエリアや、上級者専用の「馬の背コース」、中級者のレベルアップの練習に最適な「白樺コース」など、ワイド&ロングなコース設計も魅力的。ゴンドラリフトを利用して、ダイナミックな滑走が楽しめます。
レストハウスなどのスポットも充実し、初心者を含むグループなどには誰もが満足できるという点で、ぜひおすすめしたいスキー場です。
![](http://magazine.orion-ski.jp/wp-content/uploads/2019/09/f9daa2ebcf0004ef52e7cb96047d16c3.jpg)
朝新宿発のバスで、お昼前には白馬エリアの日本有数のスキーリゾートに到着
![](http://magazine.orion-ski.jp/wp-content/uploads/2019/09/9749730dadc69cdf3ad173418c8eae9a.jpg)
白馬エリアに向かうオリオンスキーツアーは日帰りプランもありますが、白馬の各スキー場の魅力を楽しみ尽くそうというのなら、せめて1泊でも現地に宿泊したいもの。ビッグゲレンデが並ぶ白馬エリアの中でも、ベスト3に入る広大なエリアを誇るスキー場、というわけで、今回は土曜日の朝発の宿泊付きプランを利用してたっぷり滑ってきました。
往路のバスは新宿都庁前バスターミナルを7時に出発。中央高速を快適に走り、途中2回の休憩をはさんでも、現地にはお昼前に到着してしまいました。
寝ていたらあっと言う間に到着してしまうのもスキーバスの魅力。そしてお財布に優しいのも嬉しいですね。
- オリオンツアーのHAKUBA VALLEY 栂池高原スキー場プランはこちら https://www.orion-ski.jp/ski_area/gelandes/show/107
- 栂池高原スキー場公式サイト http://www.tsugaike.gr.jp/