毎年ウインターシーズンになると、全国から多くのスキーヤー、スノーボーダーが集まる長野県。11月下旬〜12月には90を超えるスキー場がオープンし、ウインターアクティビティを楽しむ人で賑わいます。一方で長野県は温泉地としても有名。せっかく行くならスキー(スノボ)だけでなく、温泉も楽しみたいけど、費用は安く抑えたい!そんな方に格安でスキー(スノボ)、温泉が楽しめる方法をご紹介します。
2020年のスキー、スノボなら長野のゲレンデがおすすめ!
冬季オリンピックの開催地として世界的に有名な長野県のスキー場には、関東はもちろん全国、海外から毎年多くのスキーヤー、スノーボーダーが集まります。その人気の秘密はどこにあるのでしょうか。外国人が注目するポイントや各スキー場の特徴から、その理由に迫ります。
外国人からも愛される長野のスキー場の魅力
長野県のスキー場はオリンピックを開催していることもあって、シーズンになると世界中からスキーヤー、スノーボーダーが多く訪れます。数あるスキー場の中でも、北海道に続いて人気があることで知られていますが、その理由を3点ほどあげてみましょう。
パウダースノーに見る雪質の良さと豊富な積雪量
標高の高い山が多いこともあり、オンシーズンになると気温には多少左右されるものの、ある程度の積雪量が期待でき、雪質やゲレンデのコンディションも安定してきます。そのため、多くのスキー場でサラサラのパウダースノーによる快適な滑走が楽しめます。ちなみに特に人気が高いのは白馬エリアのスキー場。「滑った時の感動が忘れられない」とリピートする外国人観光客が多いことでも知られています。
壮大な自然が満喫できる、ゲレンデの広さ
長野オリンピックでではアルペンスキーの競技会場ともなり、単体のスキー場では国内最大級の広さを誇る白馬の八方尾根スキー場をはじめ、規模の大きなスキー場が多いことも人気理由の一つ。
広大な敷地を誇るだけあって、滑走距離が長い、ゲレンデ幅がある、地形を生かしたコースが豊富にあるなど、滑りながら自然の景観が楽しめるところに魅せられた人も多いようです。
日帰りから宿泊まで。東京からの抜群アクセス
長野県のスキー場までは、近いところで東京(関東近郊)からバスで3時間ほど、電車でも駅近ゲレンデを選択した場合は約1時間半弱ほど。それぞれの運行本数もそれなりにあるなど、思い立ったらすぐに行けるアクセスと利便性の良さが3つめの理由です。日帰りでも現地での滞在時間は7時間ほどあるので、1日滑るには十分です。
エリア別におすすめ!長野県の人気ゲレンデ
おすすめの理由がわかったら、次は訪れるスキー場を選びたいところ。しかしながら長野は全国でも有数のスキー大国と言われるだけあって、なんと90を超えるスキー場数があります。そこで、エリアごとに人気のスキー場をピックアップ。スキー場の特性をチェックして、自分にあったゲレンデを探してみましょう。
長野北部(白馬・栂池エリア)のスキー場
外国人はもちろん、日本人にも絶大な人気を誇る、サラサラのパウダースノーが魅力の白馬を代表する白馬・栂池エリアのスキー場。白馬連邦の絶景を各スキー場から楽しみながらスキー(スノボ)を楽しむことができる、全国でも有数のスノーリゾートエリアとして有名です。
エイブル白馬五竜
国内有数の大山岳地帯が広がる北アルプス。その一角にある「エイブル白馬五竜」は、その上質な雪とアルプスの絶景を臨みながらスキー(スノボ)が楽しめるスキー場として知られています。「とおみ」をメインに、「アルプス平」「いいもり」と揃う個性豊かな3ゲレンデでは、初級者から上級者までがスキー(スノボ)を楽しむことができる他、アルプス平から隣接した「HAKUBA47」での滑走が楽しめるのも魅力。宿泊なら早朝のヴァージンゲレンデやナイターも楽しめます。
白馬八方尾根スキー場
1998年の長野冬季オリンピックの開催地となったことで知られる白馬八方尾根スキー場。ゲレンデは白馬三山や五竜岳、妙高山から八ヶ岳連邦まで見渡せる超上級者向けのリーゼングラートを始め、全長3,000m、八方尾根を代表するリーゼンスラローム、オリンピック滑走で使われたオリンピックなど、変化に飛んだコースに特徴があり、割合としてはスキーヤーの方が多いことから「スキーヤーの聖地」と言われています。滑った後は八方尾根温泉で疲れを癒すのもおすすめです。
HAKUBA VALLEY 栂池高原
北アルプスの山岳地帯にある白馬エリアのスキー場の中でも比較的ファミリーや初心者が安心して楽しめるゲレンデが多いHAKUBA VALLEY栂池高原。このスキー場のメインといえば、なんと言ってもコース幅1,200mのメインゲレンデの中央、とんがり帽子のような白い鐘の塔がそびえ建つ「鐘の鳴る丘ゲレンデ」。この鐘を二人で鳴らすと幸せになると言われている。カップルのスキー(スノボ)トリップにおすすめです。
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HAKUBA VALLEY 鹿島槍
山と湖の景観を楽しみながらのスキーやスノボ、チューバーにトレッキングができるなど、スノーアクティビティが充実しているHAKUBA VALLEY 鹿島槍。特に今シーズン登場予定のスノービュービングコースは日本最長規模の500m。また、ここはショップやレストランなどセンター施設も充実。滑った後は施設内の空中大展望浴場「ハイランドスパ」で雪見風呂を楽しむのも一興です。
長野北部2(北信州エリア)のスキー場
共通のリフト券で隣接する複数のスキー場が一度に楽しめるなど、大規模なスキー場が集まる北信州エリア。広大な敷地にバラエティ豊かなゲレンデ構成となっているスキー場が多く、スノーアクティビティ以外に観光や温泉もあるなど、充実したスノートリップが楽しめます。
斑尾高原スキー場
斑尾山の北斜面に面してゲレンデが広がる斑尾高原スキー場。標高が高いことから積雪量も安定しており、パウダースノーのスキー(スノボ)が楽しめる他、上級者やオフピステ派のスキーヤー、スノーボーダーが好む非圧雪のツリーランコース(8コース)も設けられています。とはいえ、全体としては初級〜上級まで、28本のバラエティに富んだコースでバランス良く楽しめるようになっている万人向けスキー場。宿泊施設も充実しているので宿泊型で満喫することをお勧めします。
野沢温泉スキー場
日本でも最大級の規模を誇る野沢温泉スキー場。最長滑走距離は10,000m、最大斜度は39度と、その広さはなんと東京ドーム63個分!リフト20本、コース数26という数からもその大きさが伺えます。6つのゲレンデ と8コースのパウダースノーエリア、1つのスノーパークと、初級者から上級者までが存分にスキーやスノボを楽しめます。また野沢温泉は8世紀に発見されたといわれる歴史深い古湯処。温泉街には、「外湯」と呼ばれる、無料で入れる天然温泉100%の掛け流し共同浴場があるので、スキーのあとは温泉街を散策しながら湯巡りをするのも楽しそうです。
北志賀小丸山スキー場
北志賀の北斜面にある、雄大かつアットホームな雰囲気の北志賀小丸山スキー場。子供から大人まで、ビギナーからエキスパートまでが楽しめるゲレンデ として知られています。3つのゲレンデにレールやハーフパイプもできるほか、スノードライブやセパレートボードといったスノーアイテムを楽しむこともできます。第一ゲレンデ の中腹には名物「スキー神社」もあるので、年末年始をここで過ごして初詣で訪れるホワイトニューイヤーも素敵です。
XJAM高井富士&よませ温泉スキー場
東京ドーム20個分の敷地に6本のリフトと26本のコースがあり、XJAM高井富士スキー場とよませ温泉スキー場の2つが隣接している大型スキー場。最長滑走は両方とも2,000mで、XJAMは日本最大級のパークがあり、託児所などの施設も充実しているためスノーボーダーメインの初級者向けゲレンデで、ファミリーにも人気があります。一方のよませは信州の絶景を楽しみながらの滑走が楽しめるスキーヤーメインの中級者向けゲレンデ。リフト券は両ゲレンデ共通となっているので、宿泊して両方を1日ずつ楽しむのも良いでしょう。
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長野西部(乗鞍エリア)のスキー場
乗鞍に代表される、サラサラのパウダースノーが楽しめる松本・白骨エリアのスキー場。標高の高い山が多い山が多いことで知られています。同エリアには白骨温泉もあるので、スキー(スノボ)を楽しんだあとは温泉などの観光も楽しめるのが魅力です。
Mt.乗鞍スノーリゾート(ブルーリゾート乗鞍)
極上のパウダースノーが楽しめる、乗鞍岳の麓に広がるMt.乗鞍スノーリゾート。標高1,800mのかもしかコースからフラットで滑りやすい中級者向けのスカイラブコース、初心者でも楽しめるレストハウス前に広がるパラダイスコースと、地形を生かした20のコースが迎えてくれます。滑り疲れたらパラダイスゲレンデの前にあるレストハウスでブレイクタイム。近くにはキッズが遊べるのりくランドなどもあり、ファミリーでも楽しめます。
長野東部(軽井沢・菅平エリア)のスキー場
軽井沢・菅平のある東信州エリアのスキー場は、軽井沢のスキー場に代表されるように交通アクセスが良く、周囲にアウトレットモールなどの旧軽井沢などの観光エリアもあり、スキー(スノボ)と観光の両方が楽しめるのが魅力。天気に恵まれることも比較的多いので、気持ちよく滑ることができます。
軽井沢プリンスホテルスキー場
駅からタクシーで1分、徒歩でも10分で行けるアクセスの良さから日帰りスキーにも人気の軽井沢プリンスホテルスキー場。降雪機を完備しているので、安定したコンディションでスキー(スノボ)を楽しむことができます。10コースのうち半分は初級者用。専用のスノーマンパークではソリやチュービングなどを安心して楽しむことができます。宿泊ツアーで1日目はスキー(スノボ)、2日目はリゾートを楽しむのもおすすめです。
佐久スキーガーデンパラダ
上信越自動車道の佐久平スマートP.A第2駐車場に隣接しており、車でのアクセスが抜群の佐久スキーガーデンパラダ。「初心者やファミリーが安心して楽しめる、パーク風パーク」と掲げている通り、北と南に分かれて構成されているゲレンデには、初心者練習用スペースが設けられているなど、スキー(スノボ)ビギナーへの配慮も万全。レンタルもあるので手ぶらでサッと行ける手軽さも魅力です。
軽井沢スノーパーク
国内初の「ウェルカムファミリー認定」を受けた、細やかなホスピタリティが自慢の軽井沢スノーパーク。超上級〜初級までの6コースを揃えたゲレンデでのスキー(スノボ)に加えて日本最大級のスケールを誇るスノーチュービングやキッズが思いきり遊べるプレジパークにちびっこゲレンデなどのスノーアクティビティも豊富!天気の良い日ならランチにTAGSバーガーをテイクアウトして青空ランチをするのもおすすめです。
菅平高原スキー場(パインビーク)
長野県のスキー場の中でも雨量が少なく晴天率の高い菅平エリアを代表するスキー場の一つ。人工降雪機でゲレンデを整備しつつ、雪が降ったあとは天然雪のパウダースノーが楽しめます。ゲレンデに用意された26本のコースはビギナーから上級者まで多彩。最長滑走距離は2,600m。菅平の自然を楽しみながらのロングライドが楽しめます。
長野東部2(八ケ岳エリア)のスキー場
長野県の東部に区分される車山・蓼科・八ヶ岳エリアは長野県の中でも比較的降雪量の少ない地域。雪が少ない分天気に恵まれて快晴の日が多く、標高の高さもあるので八ヶ岳や北アルプスの絶景をのぞみながらのスキー(スノボ)が楽しめるスキー場が多く並びます。
富士見パノラマリゾート
全国でもトップクラスの日照時間と85%の快晴率、スノーマシンで整備した雪質と滑走距離3,000mのロングライドが自慢の富士見パノラマリゾート。八ヶ岳ブルーをのぞみながらの滑走のほか、山頂から入笠山の山頂へのスノートレッキング、アイスクライミングなども楽しめます。滑ったあとは車で1分ほどの距離にある日帰り温泉に立ち寄るのもあり。
シャトレーゼスキーリゾート八ヶ岳
お菓子メーカーで知られるシャトレーゼの運営するスキー場。小規模ながら、標高1,400mのゲレンデには、初級〜上級までの5コースがあり、レベルに応じて滑走を楽しむことができます。リフト券が小海リエックススノーパークと共通で利用できるのも魅力。休憩はスキーセンターへ。センターの1Fではスイーツやパンが販売されており、ティータイムや食後のスイーツをカフェに持ち込んで食べることも可能。ファミリーや女性客に人気です。
小海リエックススノーバレー
八ヶ岳のスキー場エリアで最大級の規模を誇る小海リエックススノーバレー。天然雪と人工雪で作るベストコンディションの中、2,500mのゲレンデを滑走しながら八ヶ岳の景観を楽しむことができます。レールパーク、モーグル、ポールバーン、わんぱくゲレンデとアトラクションも豊富。日帰りでも十分楽しめますが、天然温泉付きのヨーロピアン・クラシックなホテルに宿泊して、冬の高原リゾートを満喫するのもおすすめです。
車山高原SKYPARKスキー場
フルオープンでワイドなゲレンデが自慢の車山高原SKY PARKスキー場。オープンエで晴天率も高く、山頂からは絶景のパノラマビューが満喫できます。初級〜中級を中心に8本のコースと、滑ることを存分に満喫できるスノーパーク、車山高原の壮大な雪原を楽しむスノーシュー、子連れで楽しめるアドベンチャーランドなど、多彩な楽しみ方ができるのもこのスキー場の魅力。もし19歳なら雪マジ19を使えばタダでリフトが乗り放題になるので要チェック!
長野南部(南信州エリア)のスキー場
愛知県や岐阜県に近いことから、中部・関西エリアから多く人が訪れる南信州エリアのスキー場。
山頂と山麓の間や裾野に展開されているため、小規模のスキー場が多いのも特徴です。各スキー場ともに規模は小さいながらも内容は充実。特にこの地形を生かした超上級コースはスキー(スノボ)エキスパートに人気です。
伊那スキーリゾート
中央自動車道小石川I.Cから8分ほどの場所にあり、名古屋方面からのアクセスが便利な伊那スキーリゾート。ここは100%子供向けのゲレンデ&手ぶらで気軽に行けることを謳ったスキー場というだけあって、ゲレンデの80%が平均斜度10~18度の緩斜面。ソリやトランポリンなどを楽しむ場所や初心者の練習専用ゲレンデもあるので、スキー(スノボ)がはじめてのビギナーやファミリーにおすすめです。
駒ヶ根高原スキー場
山頂からは南アルプス連邦と駒ヶ根市内が一望できる大パノラマが特徴的な駒ヶ根高原スキー場。ゲレンデ は中・上級コースと初級コースの2本にソリが楽しめるわくわくランドと、こじんまりしたゲレンデながら、滑走には満足できるよう工夫がされています。食事には駒ヶ根名物のソースカツ丼か、そのカツにどこか懐かしい甘めのルーをかけたカツカレーで寛ぐのも良さそうです。
おんたけ2240
長野の中部エリアでは屈指のスノースポットOntake2240。標高は2,240mで、山頂からの広大な眺めは“天空のリゾート”と称されるほど。中央アルプスの山々が見渡せる上級者向けのコースから御嶽山を眺めながら7,000mのロングランが楽しめます。コースの一部はスノーパークなど、コンパクトなゲレンデながら、スキーもスノボも楽しめるのが特徴。またここにきたら、ぜひゲレ食の「Ontakeバーガー」をおすすめ。滑ったあとは、中央アルプスを眺めながらゆったり過ごせる展望浴場で1日の疲れを洗い流しましょう。
スキー、スノボだけではない! 観光地としても優れる長野県
冬はスキーやスノボなどのスノーアクティビティで賑わう長野県ですが、実はスキー場以外でも温泉やグルメ、歴史めぐりなど、幅広く楽しめる優れた観光地でもあります。では実際にどんなところがあるのでしょう? スキー(スノボ)の帰りに立ち寄ったり、宿泊時の観光で行ったりできる、有名スポットをご紹介します。
東京からのアクセスに優れ、日帰りでも楽しめる観光3スポット
長野県には日帰りで行くことができる観光スポットがいろいろ。中でも特徴的な場所を3箇所選んでみました。いずれも日帰りで行くことができ、見どころもたくさん。ぜひ雪山以外の魅力的な場所での観光を楽しみましょう。
北斎館などの美術館やギャラリーが点在、土産は栗菓子や蔵出しの日本酒を「小布施」
東京から車で3時間ほど、電車では2時間半ほどで到着する小布施。北信濃に位置し、千曲川の東岸に広がる小布施は、古くから交通と信州の経済を司る場所として栄えた地。浮世絵の大家と言われる葛飾北斎の富嶽三十六景をはじめとした木版浮世絵(錦絵)や掛け軸肉筆画などが飾られた「葛飾北斎館」をはじめ、美術館やギャラリーが点在するほか、信州そばや栗菓子といった名物もいろいろ。
軽井沢観光では外せない「軽井沢銀座」
長野新幹線の軽井沢駅から徒歩4分ほど、車では上信越自動車道の碓氷軽井沢I.Cから2時間半ほどで行くことがきる軽井沢銀座。明治時代に建てられた歴史ある教会やクリエイターの作品が飾られたギャラリー、自然の恵みで作られたワインやジャム、パンなどのお土産や食べ歩きができるソフトクリームなど、年間数万人の観光客が訪れる商店街です。素敵なレストランやカフェもあるので、日帰り旅にもおすすめです。
野沢菜発祥の地。良質な温泉がたっぷり楽しめる「野沢温泉村」
電車では東京から3時間弱、車なら塩沢石打I.Cから国道線で3時間半強ほどのところにある、日本で唯一村名に「温泉」がついている野沢温泉村。温泉発見の由来は諸説ありますが、聖武天皇時代(724~748年)頃から温泉地として、人々の生活に根付いてきました。長野土産で有名な「野沢菜漬」も、野沢温泉村が発祥だとか。温泉街に点在している13の外湯巡りでゆったりと温泉に浸かりながら温泉卵を味わい、温泉についての知識を深めるのもたのしそうです。
都会では味わえない大自然を全身で存分に楽しむ
日本アルプスが広がり、夏は山登りやハイキング、冬はスキーやスノボと四季を通じて楽しめる豊かな自然が魅力の長野県。数多くの観光スポットの中から一度は訪れるべき名所を選んでご紹介します。
絹のように勢いよく滝壺に降り注ぐ水しぶきに圧倒「白糸の滝」
「日本の滝100選」として、天下の名瀑と称される白糸の滝。富士山の雪解け水が高さ20m、幅150mの湾曲した絶壁から勢いよく流れ落ちる様子は見るだけでも圧巻。大小数百の滝が絹の糸をたらすように滝壺に落ちる際に立ちのぼる水しぶきが幻想的で優しく、訪れる人を魅了してくれます。こちらを訪れるなら、隣にある曽我兄弟伝説で知られる音止の滝もぜひ。
名 称:白糸の滝
所在地:富士宮市上井出273-1(白糸の滝駐車場)
TEL : 0544-27-5240(富士宮市観光協会)
四季折々の景色が望める信州一の湖「諏訪湖」
信州で最大規模とされる、周囲16kmの大きな湖。長野県のほぼ中央に位置し、遊覧船やボート、サイクリングにジョギングと、さまざまなアクティビティも楽しむことができます。諏訪湖の街並みを見学してから湖上を遊覧する、水陸両用の諏訪湖探検ツアーは人気。冬にはワカサギ釣りが有名で、多くの釣り人が訪れることでも知られています。四季ごとに景色の変わる諏訪湖とともに周辺観光ができるなど、1箇所で色々楽しめるのも魅力です。
名 称:諏訪湖
所在地:〒394-0034 長野県諏訪市諏訪湖畔
TEL : TEL.0266-58-0120(諏訪湖観光案内所)
冬にはイルミネーションも。長野の四季が楽しめる「国営アルプス安曇野高原」
2009年に「自然の中で感性を育む遊・創・空間」を理念としてオープンした国営アルプス安曇野高原。堀川・穂高地区と、大町・松川地区の2つに分かれており、堀川・穂高地区では常念岳を背景に、安曇野の四季折々の花々や緑豊かな風景が、大町・松川地区では、北アルプスの山々から流れ出る渓流や森林の魅力がそれぞれに楽しめます。冬の堀川・穂高地区ではウインターイルミネーションなどのイベントも開催されているので要チェックです。
名 称:国営アルプスあづみの公園 堀金・穂高管理センター
所在地: 〒399-8295 長野県安曇野市堀金烏川33-4
TEL : 0263(71)5511
名 称:国営アルプスあづみの公園 大町・松川管理センター
所在地:〒398-0004 長野県大町市常盤7791-4
TEL : 0261(21)1212
国宝級の建築物もあり。スキーの翌日は歴史巡りで長野を楽しむ
豊かな自然で知られる長野県ですが、一方では歴史的建造物が多いことでも有名。中でも国宝に指定されている建造物は6つ。スキー(スノボ)を楽しんだ翌日は、歴史巡りでいつも訪れる長野の各地を探訪。より充実した旅になること間違いなしです。
・日本最古の天守閣を備える国宝「松本城」
永世年間に建てられた深志城が始まりと言われる松本城。現存する五重六階の天守閣の中では日本最古の国宝城として知られており、城跡は国の史跡に指定されています。大天守(だいてんしゅ)・乾小天守(いぬいこてんしゅ)・渡櫓(わたりやぐら)・辰巳付櫓(たつみやぐら)・月見櫓(つきみやぐら)の五棟で構成された天守は観覧可能。中には当時使用されていた甲冑や武器などの展示があるほか、昭和の修理の際に取り替えられた材などの資料もあり、見応えも十分。ボランディアガイドに話を聴きながらの歴史探訪もおすすめです。お城を満喫した後は、城郭を中心に造られた城下町の探索をぜひ。
名 称:国宝 松本城
所在地:〒390-0873 長野県松本市丸の内4番1号
TEL : 0263-32-2902(松本城管理事務所)
絶対秘仏の一光三尊阿弥陀如来は一見の価値あり!「善光寺本堂」
長野市にある無宗派の単立仏教寺院の善光寺。高さ約29m、奥行き約54mという本堂は、1707年に再建されたもので国内有数の木造建築となっており、江戸時代中期を代表する仏教建築として1953年に国宝指定とされています。最奥に祀られた本尊は日本最古と伝えられている絶対秘仏の一光三尊阿弥陀如来。山門、釈迦堂・釈迦涅槃像は重要文化財、鐘楼・梵鐘は重要美術品となっているので、山門からじっくりとみて回るのも良さそうです。
名 称:善光寺
所在地:〒380-0851 長野県長野市元善町491
TEL : 026-234-3591(代)(善光寺事務局)
大胆不敵なデザインに職人のチャレンジ精神が宿る擬洋建築「旧明智学校校舎」
1961年より重要文化財指定とされており、2019年の11月に国宝指定されたばかりの旧明智学校校舎。1876年に建てられ、学校建築における擬洋風建築の代表として知られています。漆喰に灰色の色をつけ、壁に塗り重ねて西洋建築の石積み風に見せたり、木柱にペンキでレンガの模様を描いてレンガ風に見せたりと、当時の職人が持つ技術を駆使して洋風に仕上げてある点や、建物の正面には天使の看板と龍の彫刻を並べて配置するといった独創性あふれるデザインは、文明開化の時代に造られた建物ならでは。一見の価値ありです。
名 称:国宝旧開智学校校舎
所在地:〒390-0876 長野県松本市開智2-4-12
TEL : 0263-32-5725
宿泊して楽しみたい。長野の温泉宿
長野には数多くの温泉があります。スキー(スノボ)に行ったら、ぜひとも温泉に入ってきたい。そんな時には、スキー場内にある温泉でひとときの癒しを楽しむか、温泉宿に宿泊してゆっくり温泉に浸かるかの二択。そこでゆっくり温泉を楽しみたい人におすすめの温泉宿を紹介します。
源泉かけ流しの100%天然温泉の宿「千歳館」
温泉街の中心地にあり、大湯も隣にあり立地抜群。木の香り漂うお部屋には、ふる里のぬくもりが伝わってきます。
信州のやまなみと風にふれる温泉宿「緑翠亭 景水」
信州産の厳選食材を使用したお食事や、庭園大浴場・露天風呂・貸切半露天風呂・足湯などの湯巡りをお楽しみいただけます。
標高1,000mに位置する斑尾のランドマーク「斑尾高原ホテル」
冬は日本一のツリーランが楽しめるスキー場として賑わいます。白銀の世界を満喫した後は、ホテル地下から湧き上がる天然温泉で星空を眺めながらお寛ぎいただけます。
長野県でスキーをもっと楽しむならツアーをおすすめする3つの理由
スキー(スノボ)に出かける時、みなさんは個人手配をしますか?それともツアーを使いますか?出発時間や現地での過ごし方を自由に決めたい時には個人手配を選びがちですが、スキー(スノボ)旅行に限っては断然ツアーがおすすめ。その理由は「運転」「料金」「手間」の3つあります。
慣れない雪道運転で行きも帰りも緊張の連続。運転から解放される
首都圏で生活をしている人にとって雪のある生活は非日常。雪道の運転は慣れておらず、早朝や深夜の雪道だとアイスバーンになっていることもあるため、チェーンやスタッドレスタイヤを履いたとしても、スリップする可能性があります。特にスキー場があるような場所は坂の勾配がある山道で危険度も増すため、行き帰りの運転は緊張の連続。到着し、滑る前にぐったりなんてこともあります。ツアーならこうした気苦労は一切なし。一緒に行く仲間とワイワイ、あるいは車中で寝ながらいけるので、安心してスキー(スノボ)が楽しめます。
どっちがおトク?オールインで考えると料金的にもツアーの方が割安
マイカーでスキー(スノボ)に行く場合、高速代やガソリン代は全員で割り勘という場合が殆ど。ある程度の人数で出かけるなら良いかもしれませんが、2、3人で行く場合は返って割高になってしまうこともあります。加えてリフト券や宿泊費も、宿泊付きのツアーなら初めからインクルード。さらに板やボード、ウェアのレンタル料が割引になる特典や、周辺の観光スポットの優待チケットがついている場合もあります。個別に行くと、こうしたサービスや特典はなく全て通常料金。トータルで考えればツアーの方が圧倒的におトクだといえるでしょう。
事前準備や面倒な手続きは全てお任せ!現地情報は添乗員さんからゲット
個人手配でスキー(スノボ)に出かけるとなると、車で行くなら前述したチェーンやタイヤといった車の装備や安全に通れるルートの確認、電車で行くなら現地で過ごせる時間を計算してからのチケット手配、そして宿泊の場合はホテルの手配と、こうした手続きを全て自分たちで行わなければなりません。さらに最近ではゲレンデで事故に遭った時のためのスキー保険に入る人も増えているとか。こうした煩雑な手続きも、ツアーなら一括で全て行ってくれます。スキー(スノボ)以外の観光がしたい時には、申し込み時のツアー窓口や同行の添乗員さんに聞けば色々と教えてくれるので、調べる手間も省けます。
長野のスキー(スノボ)を満喫するなら、やっぱりツアー旅行がおすすめ!
エリアごとに特徴的なスキー場が多数存在する長野県。希望通りの旅行を安心して楽しむなら、やはり現地情報を熟知しているツアー会社を利用するのがベスト。予算や人数、スケジュールや現地でやりたいことなど、詳細に希望を伝えれば、それに応じたツアーを探して紹介してくれます。今冬は安全・安心のスキー(スノボ)旅行で楽しい旅の思い出を作りましょう。