レイアウトのポイントは5つ!スノボステッカーのかっこいい貼り方

スノボステッカー

コラム

ステッカーチューンの醍醐味は、スノボにステッカーを貼ってオリジナルのかっこいいボードを作ることにあります。
しかしやたらめったら考えなしに貼り付けると、逆にかっこ悪い状態となってしまいます。
そこで、この記事ではステッカーチューンの由来と必要な知識などをまとめてみました。

なぜスノボにステッカーを貼り付けるようになったのか

スノボ ステッカー

ステッカーチューンの由来

スノボの板にステッカーを貼ってアレンジを加えるステッカーチューンは、もともとはスノボメーカーやスノボショップが宣伝のために有名なスノボプレイヤーにステッカーを送って、貼ってもらったのが始まりです。

それを見てかっこいいと思ったファンが真似をして広まりました。

そのため現在でもライダーの間ではステッカーはもらうものという認識が残っています。
ただし、よりオリジナリティーを出すためにステッカーを購入する層も多くなっています。

転売を防ぐ役割も

またステッカーチューンは自分だけのオリジナルデザインになるので、ゲレンデでの盗難対策としても有効です。
スノボの板は盗難されたあと多くは転売されますが、貼られているステッカーはしっかりと接着されているので剥がしにくく、転売が困難になるため盗難されにくくなります。

ステッカーのタイプについて

ステッカーチューン

ステッカーの種類

ステッカーの種類は二つあります。
・台紙にシールがそのまま貼ってあるベタ貼りと呼ばれるタイプ
・台紙の上にブランドロゴなどの形状のシールが貼ってあり、その上に透明なフィルムが被せられている型抜きと呼ばれるタイプ

貼るときのコツ

ベタ貼りの場合は普通のステッカーと同じで気泡が入り込まないように徐々に貼っていきましょう。
型抜きの場合はそれに加えて透明フィルムを剥がす際にステッカーを傷つけないようにすることがコツです。

ステッカーの調達方法

スノボ ステッカー 購入

かっこいいステッカーを手に入れたいというのは多くの人が願うところでしょう。どのような場所でステッカーが手に入るのでしょうか。

通販サイト

まずスノボ関連メーカーのロゴ等なら、インターネット上の通販で手に入ります。様々なメーカーのステッカーを購入できますし、その通販サイトオリジナルのものも入手できます。

豊富な種類の中から選べるところが魅力です。

専門店

また、気に入ったボードに貼るのですから、実際に見て色合いやサイズなどを確認したいという方もいます。そういった方は、スノボの大型専門店やボードスポーツの専門店で実物を確かめることをおすすめします。
スノボ専門店などではショップオリジナルのロゴが入ったステッカーを制作していて、無料配布している場合もあるため、チェックしてみましょう。
そしてスキー場でもオリジナルのステッカーを制作、販売している場合があるので、スタッフの方に聞いてみると良いでしょう。よく通うスキー場ならステッカーが目印となり、常連同士で話に花が咲くこともあります。

かっこいいステッカーチューンを行うために守るべきポイント

貼り方 スノボ ステッカー

実際にプロの方のスノボの板にはかっこいいステッカーチューンが施されていますが、ポイントを押さえればかなり近づけることができます。

ブランドを統一する

まずいくら好きなメーカーやブランドだからと言っても、複数のブランドのものを貼るのはNGです。
デザインに統一感がありませんし、ロゴなどを統一した方がバランスよく仕上がります。
これはボードに限ったことだけでなく、ヘルメットやブーツにステッカーチューンを施すときも同様ですので注意しましょう。

かっこよく見せるための貼り方

《レイアウトを決める》
まず貼りたいステッカーを用意したら、ビンディングを外したボードの上にステッカーを配置して大体のレイアウトを決定します。この際に気をつける点は5つです。
・大きなステッカーからレイアウトを決めていくこと
・ステッカーを貼る位置はある程度まとめて空白の場所も作ること
・ステッカーの向きは一方向にせずにノーズとテールそれぞれに向けること
・斜めに貼るときは角度を揃えること
・こなれ感をアップさせるためにあえてはみ出して途中で切れているものを入れること
あと色合いについては板のメインカラーに合わせてバランスの合ったものを選びましょう。

《汚れの除去》
貼る場所を決めたらワックスや水分を除去するためにきれいに拭きます。このときにエタノールを使用するときれいに脱脂できます。ドラッグストアで販売しているエタノール使用のウェットティッシュがおすすめです。

《貼る》
そして実際に貼っていきますが、ドライヤーなどでステッカーを温めてから貼ると粘着力が上がり、剥がれにくくなります。
ベタ貼りの場合は中に空気が入ってしまわないように端からゆっくりと剥がして貼りつけましょう。
型抜きの場合は台紙から透明フィルムごと丁寧に剥離し、ボード等に貼り付けた後で、フィルムのみを剥がします。フィルムを剥がす前には丁寧に手でこすりつけてから、端からゆっくりとめくってゆきます。もしフィルムにステッカーが付いてきてしまったら、一旦戻してこすり直してください、慌てず丁寧に剥がしていくことがポイントです。
できてしまった気泡は小さな針でつついて除去します。これでステッカーチューンの完成です。

注意事項として板の裏側にステッカーを貼るのは禁止です。板の裏側は滑るために専用の素材で作られており、異物があると安全に滑走できません。また、滑っている最中は裏側が見えませんので無意味です。あくまでも滑走の邪魔にならない場所に貼ってください。

市販のステッカーに満足できなければオリジナルで

ステッカー 自作 スノボ

メーカーデザインで満足の行くかっこいいステッカーがない場合には、自分でオリジナルのステッカーを作ってみてもいいでしょう。

印刷会社に注文する

まずある程度量のあるチームステッカーを作成する場合は、印刷会社に発注するのが便利で簡単です。防水、屋外対応で強粘着性のステッカーであればスノボでも使用できます。
最近では専用のイラストデータ作成ソフトなしでも対応してくれる業者や、小ロットから対応してくれる業者もありますので注文しやすくなっています。インターネット上で素材や加工方法、サイズと画像データを送るだけで簡単に見積もりが取れます。

自宅で印刷する

1枚のみのステッカーを作成する場合、ベタ貼りのステッカーなら専用のシートにプリンターで印刷するという方法があります。まず専用シートを用意しますが、これは通販などで販売されているので簡単に入手できます。中身は印刷用のシートと保護用の透明シートから成っています。使用するソフトは何でも構いませんので普通の紙と同じ感覚でプリントアウトし、上から保護シートを貼り付けてから好きな形にカットすれば完成です。

カッティングシートを使用する

カッティングシートで型抜きのステッカーを作る場合はもう少し複雑になります。まず手で切る場合はロゴデータを紙に印刷して、カッティングシートに重ねます。それから境目を直線から始めて全ロゴラインに切れ込みを入れます。この工程はプロッターという機械があれば、パソコン上でロゴデータを作成すると自動でカットを行ってくれます。
台紙の部分まで切れている場合がありますので、裏面全体にマスキングテープを貼ってから不要な部分を剥がしていきます。剥がし終わったら転写用のリタックシート、なければ代用としてマスキングテープを上から貼り付け、台紙を剥がしてボードに貼り付ければ完成です。

まとめ

スキー場でかっこよく目立つことができ、簡単で安く行えるステッカーチューンはもはや定番になりつつあります。自分のセンス次第では既製品のボードを何倍にも輝かせることができるので、ぜひ存分に腕をふるって、世界に一つだけのオリジナルボードを作成してみてください。

RELATED COLUMN のスキー場コラム