小海リエックス・スキーバレー◆八ヶ岳エリア最大規模のゲレンデ! 2.5kmのダイナミックなダウンヒルが楽しめる

特派員現地レポート

八ヶ岳連峰の北東エリア。わかさぎの穴釣りで知られる松原湖にほど近い、オールシーズン対応型の高原スキーリゾートです。積雪は人工降雪機が主体ながら、八ヶ岳エリアのスキー場の中では最大のゲレンデ規模。約2,5kmのロンダウンヒルが楽しめ、変化に富んだコースレイアウトはエキスパートクラスのスキーヤー&スノーボーダーに人気です。また冬場の晴天率が80%と高いため、標高1,780mのゲレンデトップからの眺めも最高。メニュー豊富なカフェテリアやステーキハウスなどの施設が充実し、贅沢なスノーライフが満喫できるスキー場です。

ゲレンデ中腹のリゾートセンターからすぐに滑走可能

小海リエックス・スキーバレーは「シャトレーゼスキーリゾート八ヶ岳」と同じく、ケーキやお菓子を全国展開するシャトレーゼが運営しているスキー場です。オリオンツアーのバスの到着はリゾートセンターのすぐ近く。更衣室やレンタルコーナーはすべてリゾートセンターに整っており、しかもここはゲレンデの中腹にあるので、準備ができたら即座に滑り出すことが可能です。

「小海リエックス・スキーバレー」のお楽しみのスタートはここから
更衣室やレンタルコーナー、売店、休憩室などが完備されている
売店ではグローブやゴーグルなどの小物類も販売。忘れ物をしても安心?

ワイドで緩やかなブライトホーンは初級者が安心して滑れるコース

リゾートセンターのすぐ横には、「メンヒ」というコースに向かう第5ペアリフト(641m)が設置されています。でも、まずはゲレンデボトムに向かい、第2ペアリフト(497m)を利用して「ブライトホーン」での足慣らしがオススメです。このコースはとてもワイドで緩やかなので、初級者や子ども連れのファミリーも安心。また、リゾートセンター横にはキッズパークが用意されています。

標高1,780mのトップから1,400mのボトムまで、ワイド&ロングなコースが縦横に走る。コース名はスイスのグリンデルワルド周辺の山や地名に由来
第2ペアリフト降り場からブライトホーン全景。こんな感じでとても広々ゆったりしたコース
キッズパークはリゾートセンターとパトロールハウスの横。シャトレーゼらしく、ビニールハウスはお菓子の家がモチーフ?

超ロングな第1高速クワッドリフトを利用してガンガン滑ろう!

調子が出てきたら、このスキー場のメインリフトともいえる第1高速クワッドリフト(1,337m)に乗ってイッキにゲレンデ上部へ。リフトを降りると、右側に中級向きで最大斜度20度の「ラバーホーン」、左側に上級向きで最大斜度32度の「アイガー」という2本のコースが開かれています。ただ、アイガーは1月16日の段階でまだ積雪が十分ではなく、残念ながらクローズ。

一方、「ラバーホーン」は雪のコンディションがよく、適度な斜度変化もあって滑走はとても快適。途中コースは二手に分かれ、「ユングフラウ」と「ブライトホーン」の、それぞれのコースに滑り込むことができます。「ユングフラウ」は「ラバーホーン」の続きといった感じで、快適な中斜面。途中、レールパークやジャンプ台などが設置されています。

第1高速クワッドリフトの降り場
第1高速クワッドリフトを降りて、さらに標高1,780mのゲレンデ最上部へと向かう第3ペアリフト。ただし、1月16日現在は雪不足のため運行していなかった
「ラバーホーン」上部からの眺望。雲がなければ遠く富士山を望むことも
「ラバーホーン」はキツくなったりユルくなったりの斜度変化が楽しい
「ユングフラウ」の途中にはレールパークやエアー台など、プレイ設備が用意されている
「ユングフラウ」の最下部。コースがワイドになり、そのまま第1高速クワッドリフト乗り場に滑り込んでいける

モーグル好きやレーシング愛好者も楽しめる

第1高速クワッドリフトをくぐり抜け、「ラバーホーン」から「ブライトホーン」へと連絡するコースにはモーグルバーンが設置されていました。人工的に規則正しいリズムのコブがつくられているので、モーグル好きの人にはいいトレーニングになるのでは。

そのまま「ブライトホーン」を滑り降りていくと、コース途中から第5リフトで「メンヒ」に向かうことができます。「メンヒ」は最大斜度18度、600mほどの一枚バーンで、スピードに乗ったロングターンのクルージングが気持ちのいいコース。レーシングトレーニングなどにも好適で、GSのポールを張って練習しているチームも。

モーグルバーン
モーグル好きが果敢にチャレンジ。なかなかの足前!
正面のコースは「メンヒ」。GSトレーニングをしているチームがいた
「メンヒ」は中程度の斜度が続く快適なバーン

「エーデルワイス」はメニューが豊富な大型カフェテリア

「小海リエックス・スキーバレー」の食事施設は、ゲレンデボトムにある「エーデルワイス」とリゾートセンター横の「ステーキハウス・シェラ」(土・日のみの営業)の2カ所。

「エーデルワイス」は450席を備えた大型のカフェテリアで、天井が高く開放的な雰囲気。丼物や各種の洋食、もちろんシャトレーゼのケーキやアイスクリームも用意されるなどメニューバリエーションが豊富で、ラーメンコーナーも充実しています。

また、ゲレンデ内に食事施設はないけれど、リゾートセンターの2階が無料休憩所として開放されています。売店でスナックやドリンクを求め、ゆったりくつろいでみてはいかが?

「エーデルワイス」はゲレンデベースに位置する大型レストラン
「エーデルワイス」内部の天井は高く、とても開放的な雰囲気
メニューはさまざまなバリエーションが。スキー場ではなかなかお目にかかれない鉄板焼きコーナーも
ラーメンコーナーで「葱味噌キムチラーメン」をオーダー。唐辛子のカプサイシンが冷えた体を温めてくれる
リゾートセンターの2階は無料休憩所。誰でも気軽に利用できる

気軽にロングクルージングが楽しめるスキー場

オリオンツアーの「小海リエックス・スキーバレー」プランは朝発日帰りで、バスの出発はJR町田駅ターミナル口。現地滞在は約5時間30分ですが、ゲレンデの規模が大きくリフトの機動力も充実しているので、「ガンガン滑りたい派」の人も十分満足できるはず。志賀高原や白馬方面に足を運ばなくても、気軽にダイナミックなロングクルージングが楽しめるゲレンデです。

広大なスペースに変化に富んださまざまなコースが開かれている

 

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